業務効率1.5倍への道 ~キッカケ編~
仕事ができていると「錯覚」
にて、社長の言葉で「人口が減少を考えると、今後労働人口は減る。それを見越して業務効率を上げて1.5倍にしなければ今と同じ業務は達成できない」に感銘を受けたという話を書きました。
「同じグレードの同僚が辞めたら俺もやめたろ」と思っていたのですが、仮に転職できたとしても大なり小なり同じ問題にぶつかる可能性、つまり転職先が人手不足になる可能性は非常に高いことに気づいたわけです。
転職して年収を100万UPさせた元先輩や、転職を繰り返しスキルアップしている元同期と比べると、非常にチンケで潰しの効かない退職理由だな、と思いました。(自分が忙殺されて潰されないためには大事だと思いますが)
また、10年以上会社にいてある程度の愛着はありますし、これまでで得られた知識やノウハウを高確率で捨てることになるのはもったいないな、とも感じました。
話は変わりますが、私は現在投資を行っております。
オーディブルや読書のような自己投資ではなく、金融投資です。
ご存じの方も多いかと思いますが、投資には「複利」という概念があります。
例えば年利5%の利回り(おおざっぱに1年で投資金額の5%キャッシュバックがあるの意)がある場合、1年たつと、100(元資本)→105(資本が1.05倍)となります。
次の年にキャッシュバックを投資に回していた場合、105に5%がかかります。
よって105×1.05=110.25となります。
5%を再投資しなかった場合、110%なのですが、ここに0.25の差が出ます。
そんなに大きくない差ですが、これが、5年、10年、20年と続くと大きな差につながります。
20年間利回りを再投資しなかった場合→5%×20=+100%(元本が2倍になる)
20年間利回りを再投資した場合→1.05^20=+265%(元本が3.65倍になる)
と、恐ろしいほどの差になります。
なぜ、突然複利の話をしたかと申しますと、これが業務効率1.5倍と私の中でつながったからです。
1.07倍、要するに前年比107%(前年差+7%)を6年繰り返すと1.5倍になるのです。
1.07×1.07×1.07×1.07×1.07×1.07≒1.50
さらに、1年1.07倍を達成しようとするには、12カ月の時間がありますので、前月比100.57倍(100.57%)を12カ月連続で達成すれば1.07倍になるのです。
日々の仕事を効率化して前月比+0.56%にする、となるとなんかできそうな気がしてきませんか?
仮に残業込みで9時間働いていれば、1.0056倍の成果を出すか、9÷1.0056≒8.95 8.95時間で今と同じ成果を出せばよいのです。
後者がわかりやすいので例にとると、1か月目は1日の業務時間を3分短縮すればよいのです。
そして12か月後には、1日35分業務時間が短縮できていればよいのです。
これを思いついた時、「これはいける!!!」と私の中には電撃が走りました。
と同時に、
過去の失敗|23 (note.com)
を思い出したわけです。
「どう考えても自分が正しいのに、意見が受け入れてもらえない」
苦い思い出です。
二度とあんな思いをしたくない、でもこの案は絶対に部内で通したい、そう考えた私は自分の中の知識ではなく、外部に情報を求めたのです。
それが
「アウトプット読書」であり「オーディブル学習」という自己投資だったのです。
今考えれば、最初に1.5倍を思いついた時に、部内に提案するチャンスがなくて良かったと思ってます。
それだけ、最初に思いついた時の案の内容も、部内へ通すための手法も稚拙でした。
次回以降は、思考の変遷などに触れつつ、実際に準備したことなどに触れていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様の仕事の一助になれば幸いです。