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捨てられないモノと思い出

捨てないとモノは増えていく一方である。
人よりモノは多いと自負しているため、洋服は一着買ったら一着処分するようにしている。普段から、しばらく使ってないモノは捨て時を検討するし、断捨離週間をもうけてキュンとしなくなったものは積極的に捨てるよう心がけている。

そんな私にも捨てられないものがある。
それは歴代のスマホである。ガジェット好きということもあるが、なんだか踏み切れない。使えないのに捨てられないお気に入りを引っ張り出してみた。

お気に入りのガジェットたち

私のファーストスマホは①iPhone3G。iPhone第二世代、2009年発売で、ソフトバンク独占販売だった。手にすっぽりおさまるサイズ、丸まった背中が可愛いかった。スマホを触るのは初めて、何もかもが新鮮。初めては愛おしい。

②はiPhone5s。薄くて軽い。指紋認証が登場。ゴールドが登場したのはこの機種が最初、今見ても可愛い。イラストレーターの小鳥遊しほさんにこまりくまのイラスト描いてもらった。思い出の一台となった。

③はdocomoのBlack Berry、マニアックかもしれない。ローマ字入力なのが新鮮で、両手で打つスタイル。使いこなせていたかわからないけど、今見ても可愛いフォルムである。

④auのINFOBAR2。初代に憧れて手に入れた2007年発売、二代目NISIKIGOI。とにかく可愛くて無駄のないデザイン。壊れてしまった、、、悲しい。

振り返って気づいたことがある。スマホは最初の頃、新しいモデル出るたび驚きの変化があった。だからそのたびに新しいのに変えなきゃ!という思いにさせられた。変えて試すことがとても楽しかった。

私が、使えないスマホたちを捨てられずにいるのは、あの頃のワクワクドキドキ感が、歴代のスマホを見るたび今だに思い起こさせられるからなのかもしれない。

モノには思い出が、そして思い出のなかに渦まく感情が生きている。私はまだ、あの時の高揚感を忘れていないし、忘れたくないのかもしれない。 



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mint
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