ママさんバレー、1日体験!
私は、とっても単純な人間で、TVで、テニスをしているのを見れば、テニスをやりたくなり、卓球をしているのを見れば、卓球がしたくなりします。
そんな私は、昨年の夏、Amazonプライムで「ハイキュー」を見ていたら、なんだか、バレーボールがしたくなってしまったのです。
そして、すぐにできる所ないかな~と思っていたところ、娘の小学校でやっている”ママさんバレー”があるではないか!と気づき、4月にもらってきたチラシを探し出し、早速、代表の方に連絡して、バレーボール体験をすることになりました。
体育館では、バレーボールの格好をしたママさんやパパさんが、8名ほどいました。
代表の方が、私に尋ねます。
「バレーボールやってた?」と。
「一応、大学時代は、”バレーボールサークル”には、入っていました」とだけ伝えました。
代表者の方とのウォーミングアップが始まってすぐ、私は気づいてしまいました。
トスの仕方、レシーブの仕方、基礎が全くなっていない。
私は「初心者」なのだと。
もう、絶対に、「経験者とは言ってはならない」と強く決意しました。
そして、その後も、サーブやレシーブ練習、実践をイメージした、マジな練習が続いていきます。
時々、体育館の扉が開き、「こんばんは!」と、サポーターを付けて、めっちゃ、やる気満点のママさんが次々と入ってきます。
近くの優しそうなママさんに聞くと「あの方は、もうお子さんは、卒業されたんだけど、来ている方で、OGよ」と。
「そんなに、ハマるんだな〜(感心)」(心の声)
そして、数分の休憩をはさんで、次は、何やら、大学生風の若い男性が、体育館に入ってきた瞬間、ママさんたちが皆、そろって「こんばんはっ!」とお辞儀。
「いやいや、体育会系やん!」(心の声)
実は、この方は、体育大学のバレーボールを教えているコーチとのことでした。
「いやいや、マジやん!」(心の声)
「ソーレ!とかって、軽いノリでやるやつではないだな~」(心の声)
私は、今まで、スポーツは楽しんでいきまっしょい!&上下関係のない部活ばかりを選んできたのもあり、ビクビク。
でも、残念なことに、私は、ジャージを着ただけで、「なんか、運動してました?バレー部でした?」と聞かれたりするほど、スポーツウーマン的体型です。
コーチにも、私は、初心者ではないと勝手に判断されたようで、「よしっ!じゃあ、今日は、スパイクを打たれた後、相手に、チャンスボールを上げてしまい、もう一度打ち込まれたボールを取る練習だ!」と言って、コーチの放った強いボールが2本、腕にバシッ!バシッ!
その後も何度もその練習が続き、周りのママさん方も「ナイス!」「今の惜しいよ!」「もう少しこっちかな?」と、めっちゃ真剣に声をかけてくれます。
その声に答えなければ!という気持ちと、せっかく、来たからには、時間まで、やるんだ!
子どもたちも見ているし!
途中で投げ出すなんて、できない!
と思って、時間まで、とにかく必死に取り組みました。
そして、終了。
「ありがとうございましたっ!」と言って、その場は、笑顔で帰宅。
帰宅後、夕食の準備の為、台所に立つものの、
先ほどのバレーボール体験で、”突き指”と”内出血"で、手と腕を痛めてしまい、家事ができず…
そんな日に限って、娘が言います「カボチャの天ぷらが食べたい」
「今日は、ちょっと、手が痛いから、、ちょっと難しいかも」と伝えてみましたが、娘の気持ちは変わらず、「"お母さんの"カボチャの天ぷらが食べたい」と。
さらに、強調して言われて、私も「そんなに、私の料理を欲しているなら~」なんて、期待に応えたくて、かったーいカボチャを切って、天ぷらを作りました。
一生懸命作ったのに、娘は、無言でモグモグ。
あんまり、こだわりないやんけ~!と思いつつ。
私は、娘に感謝しました。
内出血で、おかしな色をしている右手を左手で押さえ、全体重をかけて、かったーいカボチャを切りながら、、
私が今、求めているのは、「日々の生活を成立させながら、健康を維持できる程度の運動である」いうことに気づかせてくれたからです。
数日後、私は、代表の方に連絡し、今後は続けていく事は難しいと伝えました。
それでも、久しぶりに思い切り汗をかき、声を出し、強打のボールに立ち向かい、トスが綺麗に上がったときには達成感がありました。
また、「楽しかった!」という気持ちの余韻だけで、数日間、心地良い日々を過ごす事ができ、なんだか、素敵な思い出ができました。
そして、ママさん・パパさんになっても、熱中できることがある大人がいらっしゃることを目の当たりにして、とても元気をもらえました。
今回、挑戦したことによって、何かに打ち込む真剣な大人の姿を見られたこと、私が今望んでいることは何かに気づくことができました。
ママさんバレー体験、行ってみて、本当に良かったです!
最後まで、読んでくださって、ありがとうございました。