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「ユーガットメール」映画の備忘録#7
こんにちは、今回は「ユーガットメール」という映画を観たのでレビューします。
この映画は、若かりし頃のトムハンクスとメグライアンが主役というのがまず見どころです。以前も共演していた2人(めぐり逢えたら)がまた見られます。
ニューヨークの片隅で老舗の絵本専門店を経営しているキャスリーン(メグライアン)。最初は軽い気持ちで始めたインターネットで知り合ったハンドルネーム「NY152」の彼とのメールに夢中になっていきます。
また、カフェを併設した値引き商法の大型書店の経営をするジョー(トムハンクス)。恋人が居ながらもインターネットで知り合った「Shopgilr」とのメールに楽しみを感じます。
今とは違って、スマートフォンがない時代です。
メールのチェックは家に帰ってパソコンを立ち上げてからしか確認できません。
メールが届いているかどうかワクワク、ドキドキしながらこの言葉を待つのです。
「ユーガットメール」。
そしてあの人からのメールが届いている嬉しさ、読む楽しみがとても共感できます。
他にもスターバックスでコーヒーを買うシーンがとても多いです。
大きなコーヒーを片手に出勤する場面が私はとても好きです。
クリスマスシーズンがメインの映画なのでとてもキラキラしていて日本とは違う本格的なクリスマスを観られるのもこの映画のおすすめポイントです。
私はこの映画で、世の中の流れや変化には勝てないものがありますが、その中にも変わらないものがあることを学びました。
安くて、サービスが良い方が絶対に売れるし人気は出ます。
でも昔ながらのサービスや長年の知識には勝てません。
最終的にキャスリーンの絵本専門店は店を閉めることになってしまいましたが、それでも今までの経験と知識があるので新たな人生へ進んでいきました。
ジョーの大型書店に一度足を運んだ時に絵本を探している女性が店員に尋ねた時その店員は何も答えられませんでした。
それを聞いていたキャスリーンが泣きそうな声で教えてあげたシーンがとても印象に残っています。
もう一つこの映画で感じたことは大切な人、一緒に居て落ち着く人は案外側に居るんだなと思いました。
最初はいがみ合っていた2人ですがまさか毎日の楽しみにして人生の生きがいになりつつあったメールの相手だったとは、、、。
出会ったタイミングは最悪だったかもしれませんが、本当はお互いの最良の人かも知れません。
違う出会い方をしていれば、許せないこともあるが、それでもだんだんと惹かれ合っていく2人。
意地を張らず自分の気持ちに素直になれば案外自分も楽になるのかもしれないと思いました。
私はこの映画によって、まずは単純に本を良く読むようになりました。
私はとっても映画の主人公に影響されやすいタイプです。
元々、小説が好きだったので寝る前や電車の通勤時間に読んでいましたがさらに読む頻度が増えました。
Eメールで出会ったことはないですが恋愛をしたくなりました。
顔も知らないたまたまEメールをネット上で交換し、その相手が近くにいる人だったなんて映画のような話はなかなかありませんが運命的な出会いをしたいなと思いました。
いがみ合い、嫌いで苦手なタイプの人もいますが、違う目線で相手を見たら実は違うこともあります。
この映画のように最終的に惹かれ合い付き合うことは無いかも知れませんが人との関わり合い、見方が少し変わったように思います。
また、キャスリーンのように仕事を愛し、自分の仕事に誇りを持っている姿にとても憧れを抱きました。
自分にはないものを持っていて羨ましくも思いました。働くということはお金を稼ぐことかも知れません。
しかし、自分が大切にしているもの、守りたいもの、誇りに思っている気持ちを忘れず働いている姿がカッコよく素敵だなと思いました。
時代の流れからは少し置いていかれるかも知れませんが周りに流されず自分を持って、芯の強い人になりたいと思います。
この映画は、少し古いのでフアッションや街並みを観るだけでも楽しいです。
あとはクリスマス映画として寒い時期に好きな人と観ることをオススメします。
恋愛映画が好きという人はもちろん、普段はあまり恋愛映画を観ない、苦手という人でもこの映画は楽しめると思います。
恋愛映画と言ってもそこまでコテコテの恋愛ではなく、働く男女の悩み、心の変化、またビジネスという少し厄介なことが日常に入り込んできます。
ビジネスの最先端をいく男性、母から受け継いだ大切な老舗を守ろうとする女性。
全く違う人生を歩みこれからも全く違う人生だったであろう2人。
最悪な出会い方をしてライバルでありながらもどこか惹かれ合っていく2人。
なかなか素直な気持ちになれず私生活もうまく行かなくなっていく2人をリアルに細かく描いています。
なので今、人生で悩んでいる人、恋愛で悩んでいる人は是非観て頂きたいです。また、ジョーがキャスリーンにアドバイスする際に「ゴッドファーザー」のセリフを良く例えに使います。
この映画を観ると男性がゴッドファーザーをとてもリスペクトしていることが分かるのでそこにも要注意して観て頂けたら楽しいと思います。