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読み聞かせ初心者にも楽しめる!小学校1年生におすすめ絵本3選

私の子どもが通う小学校には、毎月一度朝の時間に子どもたちに絵本を読むというボランティアがあります。

そのボランティアには在校生・卒業生の保護者が中心に参加されています。

そんな「読み聞かせ」に参加することになり戸惑いました。

同じように、戸惑ってしまった方も多いのではないでしょうか?

初めての「読み聞かせ」のコツって?小学1年生ってどんな本を読んであげたらいい?と悩んでしまう方もいますよね。

この記事では読み聞かせのコツや初心者にも楽しめるおすすめの絵本3選を紹介していきますのでぜひ参考にしてしてくださいね!

読み聞かせのコツ

自分の子どもに読み聞かせはしているけれど、人前での経験はないという方が多いのではないでしょうか?

ここでは、読み聞かせのコツやメリット、絵本の選び方を紹介していきます紹介していきます。

子どもが喜ぶ読み方のコツ

初めて人前で絵本を読むとなると、緊張してしまいますよね。
まずは次のことから心掛けるようにしてみましょう。

  • 絵本はなるべく動かさない

  • 子どもが見やすい位置で絵本を持つ

  • 余裕をもって読めるように練習しておく

  • 子どもの表情を観察して、読み方を変える

  • 読み聞かせの終わり方は、「面白かったね、おしまい」と簡潔に締める。

子ども達が絵本に集中できるようにすることが大きなポイントになります。

声の出し方

次に声の出し方です。
低学年の読み聞かせでは、子どもたちが本の世界に入りやすいように、声でサポートする気持ちで読み聞かせるとよいでしょう。

  • 聞き取りやすいスピードと声量で読む

  • 抑揚をつけてもOK

  • 低めの声で読むと効果的な場面がある

  • 登場人物の年齢や性格などに合わせた読み方をする

迫力を出したい場面や凄みを聞かせたい台詞などは低めの声で読むとより効果的です。

登場人物によって声の高さやスピード・大きさを分けるだけでも印象が変わり物語に入り込むことができますよ。

読み聞かせのメリット

読み聞かせは子どもたちにどんなメリットがあるのでしょうか?
以下のことが言われています。

  • 想像力をふくらませる時間になる

  • 知的好奇心が広がる

  • 集中力がアップする

  • 語彙力が増える

  • 気持ちが安定する

引用元:ベネッセ教育情報

読み聞かせをすることにより、「絵」を見ることでストーリーに集中し、「文字」を読むだけで難しかったイメージをすることができるようになります。

また読んでもらうという経験は安心感を得ることができ、保護者からの愛情を感じられる時間でもあります。

読み聞かせは物語を伝えることだけでなく、子どもたちの心や体にとてもいい影響を与えてくれます。

絵本の選び方

楽しい時間を過ごしてもらうためにはどんな絵本がいいのだろう?

たくさんある絵本から選ぶとなるととても大変ですよね。

次のことを参考にして選んでみましょう。

  • 子どもの興味関心を持っていることをに応じた本

  • 勇気やユーモア、思いやりなど、物語を通じて主人公の感情を疑似体験できるような内容。

  • 写真に迫力がある絵本やクイズ形式のような科学絵本。

  • 20年以上読み継がれている作品。

小学1年生になると幼児のころに比べ、感じ方も変わり少し長めのお話が聞けるようになり、絵本を存分に楽しめるようになる年齢になります。

そのため、少し長めの物語やユーモアや笑いがある絵本が人気があり盛り上がります。

15分の読み聞かせの中でだいたい2~3冊の本を読むのですが、初めの1冊に笑いのある作品で場の雰囲気を温めておくと、次の絵本に繋げやすくなりますよ。

オススメの絵本

ここでは、子どもたちに人気の絵本を紹介していきます。

どの絵本も盛り上がること間違いない絵本ばかりなので、読み聞かせで選ぶ絵本の参考にしてみてくださいね!

ねこいる! 作:たなかひかる

第6回未来屋えほん大賞第3位、キノベス!キッズ2023第4位、第15回MOE絵本屋さん大賞2022第5位、第3回TSUTAYAえほん大賞第7位、と数々の絵本賞に軒並みランクインしている「ねこいる!」

作者はお笑い芸人でギャグ漫画家、絵本作家のたなかひかるさん。

あらすじ

ねこがいるのか、いないのか。ただそれだけ!ナンセンスな展開と言葉の繰り返しが、子どもたちの笑いのツボを刺激します。

引用元:ねこいる! - 創作絵本(国内)-ポプラ社

思いも寄らないところからの、ねこ!ねこ!ねこ!

神出鬼没なねこに、子どもたちも大爆笑!

「ねこいる?」「ねこいる!」の流れにワクワクします。

子どもたちの「ねこさがし」に大盛り上がりまちがいなし!

パンどろぼう 作:柴田ケイコ

20万部突破の大ヒット絵本「パンどろぼう」

2020年4月に発売して以来、シュールなキャラクターと盗んだパンがまずいと言う意表を突くストーリーが大人気。

あらすじ

まちのパン屋からサササッと飛び出すひとつのかげ。

パンがパンをかついでにげていきます。

「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめるおおどろぼうさ」パンに包まれた、その正体とはーー!?

引用元:KADOKAWA

かわいらしいキャラクターにも心奪われますが、パンがまずいと言うインパクトのあるシーンに、子どもたちの笑いを取れるはず!

そして、パンどろぼうの正体にも注目です!

りんごかもしれない 作:ヨシタケシンスケ

2013年に発売の「りんごかもしれない」はヨシタケシンスケさんの絵本作家デビュー作で、「第6回MOE絵本屋さん大賞1位」を受賞。

あらすじ

ある日、男の子が学校から帰ってくるとテーブルの上にリンゴが一つ置いてありました。

そして、リンゴを見かけた瞬間、ふと思うことがありました。

「……でも……もしかしたらこれはりんごじゃないかもしれない」

男の子の「かもしれない」の妄想が膨らみだす!?

引用元:ブロンズ新社

たった一つのリンゴに男の子の壮大な妄想?想像力がつまっていて、リンゴが家になったり宇宙人だったりと驚かされ笑わされます!

子どもたちと一緒に想像していくのも楽しいですね!

読み方を工夫すると、子どもたちはとっても喜びます。

上手い読み手になるための練習

読み聞かせの講座で技術を得られる

読み聞かせを上手くしたいという方には次のような講座もおすすめです。

  • 読み聞かせ検定:一般社団法人日本朗読検定協会が実施する検定。

 絵本の読み方や取扱い方を学ぶことができる。

 初級・中級・上級の3段階があり、上級に合格す  
 ると「読み聞かせ講師」の認定を受けることができ
 る。

  • JPIC読み聞かせサポーター講習会:JPIC(一般財団法人出版文化産業振興財団)が実施する講習会で、読み聞かせの基本を学ぶことができる。

 絵本作家さんによる講習や読み聞かせの実演、読  
 み聞かせのポイント解説、実践などがある。

※図書館やイベント、ボランティアグループによる講習などが各地域でも催されています。

まずは、地域の無料のイベントなどに参加してみてもよいですね。

読み聞かせは読み手の成長に効果がある

読み聞かせは子どもたちだけでなく読み手の成長にも効果があります。

  • 緊張や不安を抑制してリラックスできる

  • 子育てに関するストレスが低くなる

読み聞かせをゆったり読むことで心が落ち着き、リラックスすることができます。

また、読み聞かせによるコミュニケーションによって、子どもたちと触れ合うことで大人のストレスも軽減されます。

参考:速読情報館

読み聞かせボランティアの経験談

読み聞かせのボランティアには次のような感想があります。

  • 読み聞かせの会に参加することで、子どもが本を借りてくるようになった。

  • 子どもたちが熱心に聞いてくれてうれしい

  • 読み聞かせの会に参加することで、保護者と子どもがお互いの気持ちをはなせるようになった。

  • 子どもの学校の様子などを知ることができてよかった。

読み聞かせは、普段なかなか見ることがない学校の様子を知ることが出来るとても良い機会です。

きらきらと目を輝かせ、真剣にお話を聞いてくれる姿はとてもかわいらしく、うれしく思います。

静かにするように声掛けしたり、集中して聞く姿勢には感動してしまいますよ。

まとめ

読み聞かせをすることで、子どもたちや読み手のお母さんたちにもリラックス効果やストレス解消に繋がり、お互いに楽しむことができます。

絵本を選ぶことでたくさんの素敵な絵本にも出会うことができます。

オススメの絵本の3冊も大人も子どもも楽しんで読めることまちがいなし!

まずは考えすぎずに、楽しく読み聞かせをしてみましょう。

小学校1年生はまだまだお母さんが学校に来て読み聞かせしてくれることをとっても喜んでくれる時です。

読み手もとっても楽しいので一度は参加してみることをおすすめします。

大人も子どもも楽しく読むことで、子どもたちが成長してからも良い思い出になりますよ。


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