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ポチ袋って知ってますか?

 私は知りませんでした。

 お客様から頂いたチップが突風で飛ばされた時初めて知りました。
 ポチ袋は心付けや祝儀、お年玉などを入れる小さな紙袋です。
関西地方の方言で「これっぽっち」「少しばかり」を意味する「ぽっちと」から由来し漢字では点(ぽち)袋と表記されます。

 ポチ袋の「ポチ」ってどこから来た言葉?

 ポチは関西弁だった‼
ポチ袋のポチを漢字にしようにも思いつかないですよね?ということは、外国語?と思いきや、実は関西発祥の言葉で少しばかりを意味する「ぽちっと」からきているそうです。漢字ではあてじで点(ぽち)袋。
 
ポチ袋はお年玉袋や祝儀袋とも呼ばれお年玉だけでなく、お小遣いやチップを入れることもあります。忘年会の会費などお金の授受がある時もポチ袋に入れて渡すとスマートですよね

 ポチ袋の渡し方にはマナーがあります。

★これっぽっちですが、どうぞという気持ちで、ほんの少しのお金を入れます。
★入れる金額は1万円程度までを目安とします。
★新札を入れる場合は、印刷された顔の重ねが、右上になるように、左から三つ折りにして入れます。
※袋の大きさによっては4つ折りにしたいときもありますが、4は死を連想するのでNGです。
★昔は芸妓さんなどに心付けを渡す際に お金をそのままでははしたしたないと考えられたことから半紙にくるんで渡していたものが袋状になり現在のポチ袋になりました。
★封はのりづけしない
※封をするときはシールやテープでとじるのがいいいですね。

 一人ぼっちも同じポチ?

 ところでポチから連想して一人ぽっち(ひとりぼっち)という言葉が思いついた方、いらっしゃるのではないでしょうか一人ぽっちも同じポチなのでしょうか?
ニュアンスとしては合っていそうですね。
しかし実は一人ぼっちは一人ぼうし(独り法師)が変化した言葉なんです。
 独り法師は宗派に属さない一人放浪する僧のことを示しそこから身寄りや仲間がなく孤独な状態を示すようになりました。

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