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「議長ーーッ」「望みまーす」若手衆議院議員の登竜門▪議事進行係とは?


なぜ語尾を伸ばしているのでしょうか?

国会の「議長ーー」「まーーす」は、なぜ伸ばすのでしょうか?
国会の開会や動議の提出など、時々「議長ーー」「求めまーーす」と、語尾を伸ばすのをテレビで見ますが、なぜ語尾を伸ばしているのでしょうか?

マイクがなかったから?

 日本で国会が始まったの が明治23年(1890年)当然マイクなんてものはないので、理事進行で議場全体に聞こえるように始めました。その習慣が、今に残ってるのが、あれ‼
あれを聞いてそういう昔からやっている国会の重みを国会議員が、感じてくれればいいのですけれどね。

 伝統芸能?

あの相撲の呼び出しみたいな言い方は、伝統芸能です?。係になると、教育係の先輩から指導を受けて、事前に練習します。
 国会の締めに一年生議員が「閉会を要請しまーーーーーす」と、 語尾を伸ばします。 年々長くなり、今みたいになったようです。

『 動議』というのですが、形式としては、「その日に予定されていること以外の議題を議員が提案すること」です。
まぁ、この議事進行係がやる動議は計画的な動議ですが…。
( 地方議会だと首長の不信任案や不祥事関係のマイナスなことで道義が起こりますね)

この妙な伸ばし方の始まりは、戦前の帝国会議にさかのぼります。
まぁ動議自体は別に普通に『議長‼』と言えばいいのですが、何しろ当時マイクというものはありません。その時の議場 はにぎやかで、ちょっと大声を上げたくらいでは周囲に聞こえません。
そこで、動議を起こす議員が大声で叫んだのが始まりとされています。
以来続いています。

大声で語尾を伸ばしてというのもあるせいか、この議事進行係は若手議員が選ばれます。

 参議院にもあったのですが、今は廃止されています。
また動議自体は別に地方議会でもあるのですが、衆議院のようにやっているところはないでしょうね!


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