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「軽井沢のセンセ」からの暗号(25)〜桜のひろげるご縁の和♡

桜の花びらの結ぶ輪

 3月23日。内田先生のミステリー文学賞の授賞式だ。少しでもお近づきになりたいと、早速、参加申し込みをした。すぐに、北区からご案内の封書を頂いた。

 きれいなピンク色で桜の花びらを輪でつないだマークに目が行った。桜の名所あふれる北区のイニシャル「K」をかたどった、コミュニケーション・マークというそうだ。

 輪のつながりは、交通のネットワークや人々と区とのコミュニケーションや交流を表すそうで、JRの駅が都内最多の11駅で交通アクセス抜群の北区にピッタリだ。

 さくらの開花は春の息吹や「誕生」のイメージということで、発展的で、最近は、ご縁が深いという渋沢栄一翁で燃えている北区そのものだ。「たきのさくら」というペンネームも、有難い北区とのご縁からである。

 桜のマークの下に印刷されていた、北区の住所を見て、「あっ」と思った。

 郵便番号が、「114」からはじまっている!

 ネットで調べると、115からはじまる北区の郵便番号もあるものの、ほとんど114のようである。ふと昔、郵便番号が3桁(か5桁)だった時代を思い出した。

 北区の郵便局に電話すると、親切に教えて下さった。114といえば、やはりかつての北区の郵便番号で間違いなさそうだ。やはり、暗号「114」は間違いなく、北区を指している。

 東京都のJR王子駅を左に曲がり、少し行くと、シルバーの高い建物がそびえたっていた。ギラギラしたというよりは、品よく、かつ東京の北を堅固に守り、輝き続ける北区を象徴しているような建物だ。その名もさくらホール。授賞式の会場だ。

 いろいろな演出も素晴らしく、発表はなぜかドキドキした。休憩時にロビーに出ると、内田先生の貴重な特集パネルがあり、大いに学んだ。

 「浅見光彦シリーズは114冊」という記述を見つけた。いろいろと数え方があると思うが、ほっとした。

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たきのさくら
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