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「軽井沢のセンセ」からの暗号(14)〜諏訪大社さまからのお導き?勝海舟と物部氏のご縁☆

長野県大鹿村と諏訪

 中央構造線が何らかの鍵になっているのでは、と直感しつつ、より一層理解したいと、ついにひろこは長野県の「大鹿村中央構造線博物館」にやってきた。

 信州は北信、東信、中信、南信と4つの地域に分けられるが、こちらは南信だ。

 この大鹿村は、まさに中央構造線の上にある村という。

 バスの停留所から歩いて博物館に向かう間、山なのか岩盤なのか、まるで秘境のような雰囲気と、パノラマの風景に圧倒された。

 博物館のパネルに、例のフォッサマグナの西端の断層が、糸魚川― 静岡構造線とあり、また、中央構造線と糸魚川― 静岡構造線とは、諏訪湖で交差すると書かれていた。

 ひろこの家系に縁があるらしい真田家の親戚かつ家臣の矢沢家のルーツは、諏訪方面という話も聞いていたから、交差する、というトクベツな響きに、嬉しくなってしまう。

 諏訪湖周辺に鎮座する信濃國一之宮の諏訪大社さまといえば、

 タケミナカタノミコトさま。

 父上はあの出雲のオオクニヌシノミコトさま(当時はヤチホコノカミと呼ばれていた)、

 母上は糸魚川のヒスイの女神、ヌナカワヒメさまといわれる。関連の地に、何回か訪れている。

 思い返せば、ひろこはここ数年、中央構造線あたりの場所を行き来していた気がする。

 そういった土地に偶然行ったにすぎないのか、それとも、何らかのご縁の糸と絡み合っているのか。

 それぞれの土地は、ご縁が深い場所であった。

 日本列島を走る中央構造線、一層眼がはなせない。

 中央構造線もさることながら、ひろこがここ数年学んでいる歴史は、

 奈良や飛鳥のあたりの関西が舞台で、物部氏、中臣氏(のちに藤原氏)などの氏族名を、よく耳にするようになった。

 教科書に書かれてはいないものの、大変なことがあった氏族の方々もいらしたそうで、なんとも言えない気持ちになった。

 また、歴史書が必ずしも本当にあった出来事が書かれているわけではなく、勝者側に都合の良いように書かれていることも多いそうで、実際のところ、何があったのかは、想像するしかない。

 そうそう、一連の学びで、例の勝海舟さまは、物部氏の子孫であると、どこかで聞いたことを思い出していた。

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たきのさくら
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