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【会社ネタのタネ】謝リーマン。(仮)
ごきげんよう、りどもあ。です。
今日は金曜日、カレーの日!
あめ色玉ねぎ頑張って作ってのんびり相方を待とう。
じっくりコトコト煮込みながら、一週間の疲れを癒そう。
謝(あやま)リーマン。(仮)
◯登場人物◯
さえないサラリーマン
起
仕事のミスが多く、さえないサラリーマン。彼は「イエスマン」ならぬ「アヤマリーマン」(自称)。「申し訳ございません」と毎日あやまってばかりで嫌気がさしてきた。
でも、謝れば大抵のことはうまくいく。
承
いつものように謝り倒していると、不意に自殺したい気になった。するとどこからともなく手紙が降ってきた。
【これから一回謝る度にあなたは大切なものを失います】
サラリーマン「はぁ?」
転
まさかね、と思いつつビクビクしながら翌日。
初歩的なミスで上司に叱られる。
「申し訳ございません」
謝り倒して事なきを得たが、日常生活でなにか違和感を感じる。行きつけだったゲーセン、数少ない友達との飲み会…最近なにをしてても楽しくない。
彼は喜怒哀楽の楽を失った。
結
謝るまいとしても、社会人として謝罪しないわけにいかず人と接することをこわがるようになった。
サラリーマン(あと3回謝ったらすべての感情が消えてしまうのか)
怒哀も失って初めて彼は、会社をやめようと思った。もともと田舎育ちで東京暮らしにもいいかげんうんざりしていた。そうして田舎へ帰り、「喜」しか感じない身体で生涯幸せに暮らしましたとさ。
ブラックユーモアみたいになってしまった。
物は考えよう、というか。
失う順番が選べたらあなたは何の感情から捨てますか?そして何を残しますか?
わたしは怒りから捨てて楽を残すかなぁ。
とはいえ創作の原動力は悲しみなので、悲しみは捨てがたい。
りどもあ。