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向いていないアルバイトを4年間続けて学んだこと
こんにちは。私は大学生のとき、向いていないと思っていた接客のアルバイトを、約4年間続けていました。
そのとき感じていたことや、今振り返って考えたことについて、お話ししていこうと思います。
話すことが苦手なのに、接客のアルバイト
高校時代までを振り返ると、私は、「おとなしい性格」「静か」と言われることが多く、人前で積極的に発言することは少なかったと思います。
大学生になり、そのような自分を恥ずかしく思い、人と話すことが苦手なのを克服するために、飲食店で接客・販売のアルバイトを始めることにしました。
アルバイトを始めてみて
少しずつ慣れてくるようになった
主にレジ業務を担当していました。
アルバイトを始めてすぐは、緊張して声が震えたり、かすれたりして、お客様に聞き返されてしまうこともしばしば。他の従業員の方に注意されることもありました。
しかし数ヶ月経つと、レジ業務に慣れてきました。話す内容が自分の中でテンプレート化されていき、以前よりもスラスラ話せるようになっていました。また、自信がついたのか、声が大きくなっているのが自分でもわかりました。
苦手なままの業務もあった
ただしこれは、話す内容が決まっている場合に限ります。今までされたことのない質問をされるなど、イレギュラーな対応を求められると、頭が真っ白になり、うまく話せなくなってしまいました。
そのたびに、次にその質問をされたときのために対応をテンプレート化していました。しかし、それでもまた新しい質問をされたときには、スムーズにいかないことを繰り返していました。
業務の一つに食器洗浄があるのですが、食器の汚れを残さないように丁寧に洗うことのほうが接客よりも適性があったのか、私は食器洗浄の業務を任せられることのほうがレジよりも多くなっていきました。
従業員との雑談が苦手
また、他のアルバイトの方との雑談が苦手だということを自覚しました。業務内容に関する話はできるのですが、話す内容が決まっていないと、アルバイトの方相手でもぎこちなくなってしまいました。
こうして、人と話すことが得意になることはないまま、大学卒業を機にアルバイトを退職しました。
自分は何が苦手なのか、分かるようになった
以上のことから、約4年間のアルバイト経験を通して学んだことは、次の二つだと考えています。
「苦手なことは得意にならない」説
苦手なことでも、慣れていけば、始めてすぐよりも上達するのかもしれません。しかし、もともとの自分の強み以上にすることはとても難しいのだと思います。私には出来ませんでした。
私の場合、はじめよりは接客の業務がスムーズにできるようになりましたが、食器洗浄など一人でする仕事のほうが得意であることには変わりなかったと感じています。
「人と話すこと」の中でも…
「人と話すことが苦手」と一言で言っても、その中には「慣れればできるようになること」と「慣れても苦手なこと」があると分かりました。
つまり私の場合、「人と話すこと」の中でも、「雑談」や「イレギュラー対応」は苦手ですが、「ある程度テンプレート化されたコミュニケーション」や「情報伝達」については、苦手意識が比較的少なく、訓練で改善できると分かりました。
アルバイトを始める前は、「人と話すことが苦手だから、あまり人と関わらずに生きていきたい」とネガティブな考えを持っていたのですが、今では、「事実や情報を伝えるコミュニケーションなら出来るかもしれない」とポジティブに考えられるようになりました。
(もちろん、数年後の今振り返ってポジティブに考えられたわけであって、アルバイトをしていた当時は、うまく話せない自分を責めつらく感じていました。今、ネガティブな気持ちの方がいたら、今の気持ちを否定する必要はないと思います。)
まとめ:「苦手」だけに囚われない
アルバイトをしていた当時は、苦手を克服することに必死で、「得意なこと」になかなか目を向けられていませんでしたし、自信も失っていきました。
なので、「得意なこと」が活かせる他のアルバイト先を探すのもアリだったのではないかと今は思います。
一方で、苦手を克服したいという向上心を持ってアルバイトをしたことは、悪くない判断だと思います。
向いていないと思ったアルバイトを4年間も続けてよかったのかどうか、数年後の今振り返ってみてもよくわかりませんが、少なくとも自分なりの学びを得られたと前向きに捉えておこうと思います。
今回は、向いていないアルバイトを4年間続けた話をしてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。