短い映画感想文:渇水
渇水(2023:日)
アマプラで視聴。
白石和彌監督の映画が好きなんだけど、こちらはその白石氏プロデュース作品ということで観てみた。
経済的な貧困、精神的な貧困、その両方を描き出した作品だった。
精神的な貧困を抱えたまま大人になった主人公と、門脇麦演じるシングルマザー。
きっと2人とも本当に一生懸命生きているのだろう。でも上手くいかない。
とてもとても喉が渇いているけれど、何をどうすればこの渇きが癒やされるのか分からないのだと思う。そしてもがく。
大小はあれど、生きるってそういうことかな、とも思う。
最後は事態が少しだけ好転しそうな雰囲気を醸し出しているけれど、正直そこがあまり好みではなかったです。
山崎七海さんについては「誰も知らない」の柳楽優弥的なインパクトがあったぜよ。