読書記録R6-82『浄土の歩き方』
英月著
春秋社2024年3月第1刷
英月
京都市生まれ。真宗佛光寺派大行寺住職。情報報道番組でコメンテーターを務めるほか、バラエティ番組、ラジオ番組などに出演。
『お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました』は台湾で翻訳刊行されたとか。
ー行きたいと思ったときに来てくれるのが阿弥陀の国ーという副題がある。
新聞の読書欄で知り、予約した。
読んでみた。
思ったのと違っていた。
あんまり、新聞の読書欄を丸飲みに信用するのはやめようと思う。
今回も私とはあまり相性が良くなかった。
一応「阿弥陀経」についての解説書。
ツアー形式になっている。
参加者同士は見えないし、話せない。
ツアコンの役目を英月さんがする。
英月さんは参加者と会話する。
そのやりとりが鬱陶しい。
また、実生活でツアコンをしている離婚歴のある女性が時々顔を出す。
これも邪魔だが、この本の設定だから仕方ない。
嫌なら、本を閉じればいいだけである。
私は閉じなかった。
そうは言っても何か得るかもしれない…
といつもの未練がましい気持ちで最後まで読んだ。
最初期待したほどではなかった。
が、まあこういうものだろう。
結局、阿弥陀経の教えというか、根本的な事は変わらない。それをどう取っ付き易くするかということでこの本は書かれいるのだ。
それが却って私には煩わしく感じてしまったということか…。
それにしても最近、感が鈍った。
自分にしっくりくるものを見分けられていない。
修業が足りないなぁと思う。