袋川の桜に癒される朝の時間
家の近所に袋川という川があり、そこの土手沿いに桜が植えられている。
以前に鳥取に赴任されていた医師が、この土地にお世話になった御礼にということで、数千本の桜を寄贈されたそうだ。
今あるこうした桜並木も、そうした先人の思いの上に見ることができるのだなぁと思うと感慨深い。
私は毎朝この土手沿いをジョギングしている。
距離にすると大体2キロくらいになるかと思うが、ちょうどよい距離感で、桜を見ながら走っていると、あまり疲れを感じない。
毎日見ていると、少しづつ蕾が開いていって、今がちょうど満開、見頃となっている。
桜が満開に近づくと、本当に春が来たんだなぁという実感が湧いてくる。
関東に住んでいた頃は、これほど春の到来を鮮明に感じることはなかったように思う。今年の冬は暖冬とはいえ、雪も多かったせいか、春の訪れに対する感覚が、いつもより鋭くなっているのかもしれない。
朝のひと時に、桜を、そして春の訪れを感じることのできる時間は、本当に豊かだなと思う。
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