大好きな観光地「京都」
なぜ京都に行きたくなるのか
私が考える京都の魅力は古都から続く歴史、そしてそれを美しいと感じさせてくれることだと思います。
人気交通系YouTuberが動画で「日本らしいものを置けば京都っぽくなる」と仰っていましたが、京都には日本らしさがギュッと詰まっていると思っています。
様々な時代の日本を味わえ、そして「そうだ。京都へ行こう」と言えてしまうほどの交通アクセスの良さは最大の魅力だと思います。
ISCREAMがオススメする観光スポット
ここからは私がオススメする歴史を感じられる京都の観光スポットを紹介したいと思います。
※歴史家ではないので間違いがあると思いますのでご了承ください
1:宇治橋(飛鳥時代)
「え、橋?」と思われるかもしれません。
しかし、のんびりと観光したい方はぜひ宇治橋とそこに流れる宇治川を眺めていただきたいと思います。
最寄り駅はJR奈良線宇治駅、もしくは京阪宇治線宇治駅(こちらのほうが近い)になります。
宇治で有名なのは10円玉に描かれている平等院鳳凰堂になり、そのため、観光に来た人は「宇治橋を見に行こう」とは思わないでしょう。
しかし、この宇治橋は日本三古橋となっており、見ておくべき観光地だと思います。646年、今から1300年以上も前に道登または道昭という僧侶が架けたとされています。(今あるのは1996年のもの)
ここは滋賀の近江京と奈良の飛鳥京を結ぶ交通要所だったようです。また、古今和歌集や源氏物語にも登場する由緒ある橋です。
また、この橋には「三ノ間」という突き出した部分があり、「守護神を祀った名残り」や「豊臣秀吉が茶の湯用の水を汲ませた場所」という言われがあり、宇治の茶まつりで「名水汲み上げの儀」という儀式が行われていることでも有名です。
歴史に興味が無くても、抹茶ソフトを食べながら橋と川が合わさったこの美しい景色を見るだけでも観光になるのではと思いますので、ぜひご覧ください。
注意点として、時期によってはトビケラという虫が成虫となって飛び交い、体にべちべちと当たってきますので、虫が苦手な方は調べてから行くといいと思います。
2:二条城(江戸時代)
ここは徳川家康が天皇が住む京都御所の守護、将軍上洛時の宿泊施設として築城された建築物になります。
最寄り駅は地下鉄東西線二条城前駅、もしくは山陰本線二条駅です。京都駅からは電車よりもバスが便利だと思います。市バス二条城前バス停で降りるといいでしょう。
築城は1601年で、豊臣家が滅亡する前に築城が開始されました。その2年後の1603年に完成し、その後に大阪冬・夏の陣が起きて豊臣家が滅亡、徳川家の天下となります。
これは私の勝手な解釈ですが、天皇の守護とは建前で、この先起きる大阪城攻撃の拠点作り、そして東海道や中山道、甲州街道が集まる物流拠点を抑えるといった思惑があったのではと思います。
ここで行われた有名な出来事として「大政奉還」が行われた地でもあります。(幕府から朝廷へ政権を返すというもの)
入城にはチケットを買う必要があり(800円~)、WEBチケットもあるようですので活用してみてください。
中は思った以上に広く、十分に見るなら沢山歩くことになります。疲れたときは中にある茶屋で休めますので安心です。
春の桜まつりでは夜桜ライトアップも楽しめる素晴らしい場所ですので、是非ご覧ください。
3:蹴上インクライン(明治~昭和初期)
「琵琶湖の水止めるぞ」と言われるように、琵琶湖の水は京都へ水路を用いて流れています。それは飲料水だけではなく、水力発電や農業用の灌漑、また船による京都~滋賀県大津間の水運にも使われました。
蹴上インクラインはこの水運に使われた船を運ぶための傾斜鉄道になります。
最寄り駅は地下鉄東西線蹴上駅になります。
この水路は幾つか落差が大きく船の運航ができない区間がありました。その際、この傾斜鉄道を使用して解消しました。
インクラインとはレールを引き、台車に乗せた船をケーブルカーのようにケーブルによって上げ下げしていく方式のことです。
どうやら1930年代にはほとんど需要が無くなり、戦時中には再度需要が起きましたが、発展した鉄道や道路によって戦後まもなく廃止されたようです。
ここは桜の有名な撮影スポットで、春には人が多く訪れます。
また、この下には「ねじりまんぽ(蹴上トンネル)」というレンガ造りのトンネルもありますので、合わせて見ていただけたらと思います。(レンガ造りが明治時代を感じさせる)
まとめ
ご紹介させていただいた観光スポットいかがでしたでしょうか。
京都は沢山の観光雑誌やWEBサイトで紹介されていると思うのでありきたりと感じた方もいるかもしれません。
しかし、どれも京都の歴史を感じられる素晴らしい観光スポットですので、ぜひまた訪れてみてください。
そして、この記事をきっかけに行ってみようと思われた方がいれば幸いです。
歴史だけではなく、現代の京都を楽しむというのもとてもいい観光だと思いますので、今後はそういった記事も作りたいなと考えています。
では、次の記事で!
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