東京水族館
[東京水族館]
東京は、プールの匂いがする。
橙色の日差しが全世界を照らしている。ガラクタのような街並みの至るところに透き通り、色んなものを晒そうとしている。洗濯物、ゴミの山。放置自転車に衛星放送のアンテナ。全ては毎朝この橙色に消毒されて清々しい形に戻る。不動産会社の看板もガソリンスタンドも、中学校の校庭も、中央分離帯も。だけど、折角消毒されたのに、気がつくと直ぐにいつも通りに戻ってしまう。残念ながら。勿論、私も。こんなに清々しい気持ちでいるのに。
一つ一つのマンションの窓、公園の遊具たち、電信柱。東京は、プールの匂いがする。
―AM5:00、自室ベランダにて―
用子がどうしても公園に行きたいと言ってきかなかった。寒空に似つかわしくない、木々には若葉が生い茂っている。この子はどうしてこんな所が好きなんだろう?公園と言うよりごみ捨て場と言うべき。至るところに廃棄物が転がっている。タイヤの山。動かないトラック。用子は一人で跳び跳ねながら遊んでる。私は彼女の幼い勇姿を目で追いながら、ごみ捨て場の芝生に腰を下ろした。片方だけの黒い長靴。ブランコ。土だらけのビニール袋。登り棒。用子とごみ捨て場の風景越しに、朝の街並みが見える。遠くでは電車が、ガタンゴトン、ガタンゴトン、と音を立てて通りすぎていった。用子はドラム缶の蓋を踏みつけて遊んでいた。
「あんまり暴れて怪我しないでね!」
用子は聞く耳も持たずに暴れ回っている。その内疲れて戻ってくるだろう。私は仰向けに寝そべり、退屈をしのいだ。あの雲はいい形をしているなぁ、とか、あれとあれはどっちが早く流れるか、とか。形の変わり行く様を見ながらぼんやりとしていた。
「ようこちゃんきたないんだよー。そんなとこにねっころがったらどろんこまみれになるんだよー。」
駆け寄ってきて、私の雲鑑賞を頭で遮った用子は鼻水を垂らしながらそう言った。
「用子はあなたの名前でしょ?もう帰るの?」
用子は首を振った。この子は私の事をいつもようこちゃんと呼ぶ。どうしてだろう?
「あっち。」
「えっ?」
「あっちにオルガンがあるの。ようこちゃん。オルガンがあるの。」
思いっきり指を指して用子は私にオルガンの捨てられてる場所に連れて行こうとしている。しょうがなく体を起こして、用子に手を引かせてあげる。今時珍しい、ポンプ式のオルガンだ。こんなもの誰が捨てていくんだろう。でも仕方がない、ここはごみ捨て場なんだから。
「なにか弾けるの?」
私は用子に聞いた。用子は何も答えずに、私の顔も見ずに、何かに乗り移られたように、高速で゙ねこふんじゃっだを弾き出した。小さい指が器用に鍵盤を叩いている。ガツンガツンと音がするほど。右足を鍵盤の裏側にぶつけながら用子はポンプでオルガンに空気を送り続け、一曲終わったかと思うと、また次の゙ねこふんじゃっだが始まった。多分この子はしばらく止めないだろうな。私は憑依された用子の側に座り、遠くに行き過ぎる電車を眺めた。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
電車の中に、人びとはぎゅうぎゅうに押し込められて、パッケージされている。
ガツン!ガツン!ガツン!ガツン!
あんな所に閉じ込められて、同じ方向に運ばれて、何て不思議なのだろう。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ガタンゴトン。ガタンゴトン。
私は頬杖をつき、電車に見入ってしまったから――
ガツン!ガツン!ガツン!ガツン!
――巨匠の奏でる゙ねこふんじゃっだはもう耳には入ってこない。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
一台目の電車が行き過ぎても、ひっきりなしに次のが来て。一体いくつ出来上がるのだろう、ぎゅうぎゅうに押し込められた人びとのパッケージは。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ガタンゴトン、ガタンゴトン…
いつまでも飽きずに眺めていられると思う。できればもっと間近で見てみたい。駅のホームに入ってきた止まった電車なんかじゃなく、猛スピードで通りすぎる快速電車なんかじゃなく。ガラス窓越しに中身が見える、程好い速度のパッケージを。
知らない間に涎が出ていた。気付くと巨匠の演奏も既に終わっていた。今度は其処ら中に転がった空き缶を抱えて集め回っている。私はそろそろ帰りたい。帰って支度をしに行かなくてはいけない。用子、早く飽きてくれないかなぁ。
―AM8:30、曙町公園にて―
4月は窮屈。上京したての若者たちがこぞって電車を満員にしている。真新しい革靴で、真新しいスーツで、ポータブルプレーヤーのイヤホンで、携帯電話のアプリゲームで。わんさかと行列を成していたかと思うと、引き込まれるように、無意識的かのように車両の中へと吸い込まれて行く。よれたワイシャツで、寝癖のような無造作ヘアーで、お洒落とは程遠い定められた格好で。彼らは満ち満ちと詰め込まれ。ギリギリのところまで詰め込まれ。正しい格好をした若者は、そうして何時しか電車に、社会に、人びとに、パッケージされてゆく。段々と、自分でも気づかない内に。
私は満ち満ちとなったパンパンの箱を見て恍惚を覚える。何て不思議で難解なんだろう、と。それはきっと、何かに似ている。蟻の行列のような、梱包工場のベルトコンベアーのような、まだ誰にも手を付けられていない満ち満ちの洋菓子箱のような。人びとがまるで其れ等のように毎日規則正しい動きをしている。
駅のホームのベンチに座り、足を組み、ポケットに手を突っ込んでその一連の作業を見守る。時刻表が元通りに戻るまでずっと。また、何時も通りに戻るまで。
―AM10:00、JR山手線新宿駅3番ホームにて―
山手線に乗り、渋谷駅へ。東急東横線に乗り換えて、菊名方面へ。ビュンビュン流れる鉄柵やガード下の店の軒とは打って変わって、遠くの街並みはゆっくりと斜めに動く。早太は私のように靴を脱ぎ捨てて座席に膝を着き、外の景色を見て浮かれたりしない。黙ってドッシリと座席に腰を据えて、黒縁眼鏡で文庫本を読んでいる。何と言うか辛気くさい顔をして、只黙々と。面白いのだろうか?紙に書かれた文字の羅列は。チラリと早太の顔を横目で見ると窓枠の影が、電信柱の影が、彼の顔を通りすぎて行く。日に当たった埃。ポヤポヤと舞っていたり、早太の黒い髪の毛に止まっていたり。なのに彼は気にせずに文字の羅列に見入っている。
「見て見て、川原が見えるよ。次で降りて、あそこら辺で遊ばない?」
きっと今日は朝よりも大分暖かくなっているから、寝そべっているのに調度いい。電車の窓に手や顔を押し付けて、川原で過ごしている人びとを眺める。釣りをしてる人が見える。お母さんと女の子が手を繋いで歩いているのが見える。
「急行は次には止まらないよ。」
早太はポリエステルのジャケットをシャリシャリ言わして足を組み変える。また埃が楽しげに舞い始める。宙を飛んだり。黒縁眼鏡に止まっていたり、元居た場所を目指したり。
「なんだ、…つまんないの。」
ドサリと音を立てて座席に座り直すと、足で靴を探して履いた。反対側の窓には、緑と街並みのミスマッチな風景が切り取られていた。
「こっちも素敵だなぁ。」
窓に切り取られた風景を、ワイパーの用に左から右へ電信柱が押し流して行く。流れて行く川原やミスマッチな其れを名残惜しく優先席後ろの窓まで、隣の車両を隔てるドアーのガラスまで見送った。
「菊名に着いたら直ぐに乗り換えないで、ご飯食べようか。」
早太は言った。
「うん。」
私は早太の肩に頭をもたげた。
目的地は大口東総合病院。
早太の母は、もう、余り元気じゃない。彼も知ってるし、私も知っている、勿論、彼女自身も。
「駅の近くの八百屋さんで、林檎とか買っていこう?」
埃が楽しげにまた舞い始める。私も埃のようにできるだけ楽しげに、彼の黒い髪の毛を撫でてみる。
何て暖かで、名残惜しいんだろう。目の前の窓からはもう楽しげな川原を見ることが出来ない。
「次は、菊名、菊名。終点、です。」
―AM11:37、東急東横線急行菊名行き―
此処に来るのは三度目だけど、いつ来ても此処ん家は汚い。
コンビニの弁当箱。プリンの容器とプラスチックスプーン。ポテトチップスの袋。食べ終わった姿のまま部屋の至るところに置かれている。ところ構わず。自由自在に。
用子はいつもこんなものばかり食べているのだろうか?床に転がったアルミの空き缶。テレビの上の蜜柑の皮。下駄箱に置かれた、綺麗にすくいきれずに縞々に残ってしまったチョコレート味のカップアイス。
自由自在に散らかったゴミたちの中で用子は仕切りに何かを探しているようだった。片手間に、粉砂糖のいっぱいついたフルーツグミを食べながら。用子はいつもこんなものばかり食べているのだろうか?
16インチ位の小さなテレビの横には、カラカラに干からびだ幸福の樹゙があった。私は道を選びながら近づいて、干からびきった葉に触れてみた。乾上がった土。乾上がった水受け。
「んー!あったー!」
用子はゴミの中から砂のペットボトルを探しだしていた。残念ながら、私にはそれとゴミの区別がつかない。
「ようこちゃんみてこれー!これねー、まえにわたしがつくったんだよー。」
用子は嬉しそうに跳び跳ねながら私にそれを見せてくれた。ゴミの中にあった、用子にとって大切な、ゴミを。
「凄いねぇ。何これ?マラカス?」
私は手渡されたペットボトルを振ってみた。カラカラと乾いた音がした。゙幸福の樹゙のような、乾ききった音が。
「だめ!だめぇ!そんなことしたらしんじゃうよー!」
私は用子に、勢い良くペットボトルを取り上げられてしまった。どうして良いのか解らずに困惑した。用子は顔の前でペットボトルを持って、片手で軽く突つきながら「おーい」とか「だいじょうぶー」とか話しかけていた。目を凝らすと、黒くて小さい砂以外のものが、幾つか入っているのが見えた。蟻だ。
「それ、もしかして蟻の巣を作ったの?」
「うん。でもみんなしんじゃった。」
「ごめん。知らなかったの。」
用子はがっかりしていた。だけどあまり不機嫌では無かった。
カラカラに乾いたペットボトルの中で、蟻はいつまで生きていたのだろう?
乾き切っだ幸福の樹゙。乾ききった蟻の死骸。用子。ゴミ。
「公園に埋めてあげよっか。」
キッチンのテーブルにはファーストフードの紙袋が置かれている。きっと今日の分。
用子はいつもこんなものばかり食べさせられているのだろうか?
PM2:45―用子の家にて―
地下街のショーウィンドーはとても魅力的。でも飾られてる物を見ることよりも、飾っている最中を見ることの方が良い。動きがあって。設計図通りに組み立てられていくのに、その完成形を私は知らない。其れは見ていてとてもワクワクする、魅力的なもの。行きずりに片目で見流すのも良いかもしれない。でも私は地下街の真ん中辺りに体育座りして、真剣にまじまじと見るのが良い。華奢で壊れそうなマネキンを、雄々しい男達が頭にタオルを巻いて扱う。人の流れを憚らず、外側からああじゃないこうじゃない、と指示を出すテキパキとした女の人。
今まで、完成された空間が其処には有ったのだけれど。時が過ぎるとその空間は、適応しない物に成ってしまうみたい。どんなに私が好きな空間でも、不変的な物を飾っていても、適応しない物に成ってしまう時がやがて訪れる。
だけど、それは悲しいことでも、辛いことでも全くなく、壊されてまた新たな完成された空間が出来上がる喜ばしいことのよう。
設置された三体のマネキン。S、P、R、I、N、G、と各々印字された赤い紙の箱。花の模様の薄手のワンピース。照明の位置を変える男達に、そうじゃなくて、と指示を出す女の人。作業は難航しそうだ。これは、スナック菓子か軽食が必要かもしれない。
行き過ぎる人の流れを憚らず、女の人が指示を出し続ける。とても魅力的な光景だ。
―PM3:50、東京メトロ池袋駅西口改札前―
ほの暗い建物の中で、それぞれの水槽だけがエメラルドグリーンやターコイズ色に光を放つ。少しずつ翳る外の陽とは関係なく何時でも此処は、そうで在り続ける。
暴れだしたいような気持ちでいても、居たたまれない気持ちでいても、哀しくても、苛々していても。この場所は、関係なく、そうで在り続ける。
すぐ其処に泳いでいそうな位良く見えているのに、私と水槽の中身は、信じられない程分厚い硝子で仕切られている。お互いに安全で、害の無いように。
此方の意思とは関係なく、水槽の中の世界は優雅で。時間の進み方が此方とは全く違う。焦っていない、ぎすぎすしていない、ゆっくりとした時間の進み具合。
足元にある1m四方位の水槽に、私達は手のひらを当てて覗き込んでみる。名前も知らない綺麗な魚達が、ゆっくりと進む時間を過ごしている。此方の意思とは関係なく、若しくは彼方の意思とも関係なく。
ターコイズ色に照らされて、私も水槽の中身の一員に成った気がしてくる。外の陽の翳りには全く関係ない物に、私も成ってしまえたような。
「ずっと考えていたんだ。」館内にはヒーリングミュージックが低い音量で響いている。
「ずっと?」
私は、早太に促した。
「世界がこの水槽みたいに仕切られている空間だったなら、他の物に煩わされたり、目移りしたりしなかったんじゃないかって。」
ガラス越しに手のひら同士が重ね合わさる。
「決められた生活の中だけで満足して、其で良いんだって。生きている価値なんて模索しなくても、暮らしていけるってずっと考えていたんだ。」
水槽の中には私が映っていた。1m四方位の水槽の中に私が仕舞われてしまったような気がしてくる。
「貴方は魚に成りたかったの?」
いつの間にか、彼方の世界の一員に成ってしまえたような、そんな気が。
「そういう意味じゃないよ。ただ、この世界ごと、水槽のようだったらって。」
ゴポゴポと気泡の上がる音がする。彼方の世界はゆっくりとした時間が流れている。喧騒や歪み合いの無い、ただエメラルドグリーンのような四角い世界。
「そう…。」
「うん…。」
重ね合わせた手のひら同士。だけど、熱は伝わってこない。
「でも、此方の世界から水槽の中身が見えるように、彼方の世界からも外が見渡せる。」
私は早太の手の甲に自分の手のひらを重ねた。
「此方からも、他の水槽が見渡せるように、彼方からも、他の水槽は見渡せる。」
私は早太に言った。肌と肌を合わせても、私にはこの人の考えを計ることは出来ない。
「絶望的だね。」
どうして?こんなにも近くに居ると言うのに。
「じゃあ、もし他の水槽が見えないような所に居たとしたら、其で満足できるの?」
この人と私の間には何の隔たりもない筈なのに。どうしてかしら?
「与えられたことを全うしてさえ居れば報われると言うならば、どんなに簡単で単純だろうと、そう思うよ。」
他の入館者達の足音や話し声が段々と消えて行く。広い建物の中に、私と早太しかいないような気がしてくる。其れなのに。
「数在る答えの中から一つを選ばなくてはいけないと言うことは、とてつもなく不確かで虚しいことだもんね。」
其れなのに、私には早太の考えを計ることも、上手い言葉で慰めることも出来ない。どうして?
「うん、とても…とても怖い。」
でも私は何となく理解していた。其れで良いんだって。此方と彼方の間だけじゃない、此方側に在る私たちにも、分厚い硝子は存在するんだから。と、何となく。
だから私は早太に言った。
「でも、私から見ると、此方側も、そう見える。」
と、そう言った。エメラルドグリーンに光る水槽に映る私に向かって早太は尋ねた。
「そう見える?一体どうやって?」
とても優雅な水槽の中に、名前も知らない魚達と私と、早太が映っている。早太が私のように理解するにはもう少し、時間が要るのかもしれない。
「そうね、此方側の世界も、十二分に仕切られていて、規則正しくて、決して掴めなくて、簡単で単純で。退屈で、其で居て楽しげな。そんな風に私には見える。」
私は手のひらを硝子から離して立ち上がる。何時までも1m四方の空間には居られない。
「退屈か。」
そうよ、と言い残して私は順路を逆走する。ほの暗い建物の中を入り口にむかって。
「そうよ。とても退屈。」
独り言を呟きながら。
走り着いた大きな硝子窓のテラス。ビルの中から翳りきった街並みが見渡せる。
「でもね、退屈と楽しいと言うのは、決して反対語じゃない。」
車のテールランプや居酒屋のネオンがゆっくりと蠢く虫のように見える。
「決して反対語じゃない。誰かの意思の中で生きる魚じゃないもの。」
折角消毒されたのに、街はまたすっかり元通りに戻ってしまった。
「魚じゃないもの、私は。貴方も、用子も。」
水族館の魚じゃないもの。
―PM6:15、サンシャイン水族館―
小さい頃から、箱の中に収まったものを見るのが好きだった。
オタマジャクシ、金魚、クッキー、マリーチョコレート、色とりどりのキャンディ。
カブトムシに、それから標本。檻や籠ではない。密閉された、仕切られた空間にうっとりとしてきた。
いつの間にか、大人になり、私の周りの人々は次々に恍惚の対象へと様変わりした。
電車の中、オフィスビルの中、テレビの中やパソコン。それはまるで終わりの無い水族館のよう。
でも私は何時までも、その中にはコミットされない。楽観的で、客観的な。何時まで経っても見る側の立場で居続けている。
其れは私が、誰かの意思の中で生きる実態を持たない存在だからなんだろうと、最近気づき始めた。
空想上の何か。
用子の為の友達で在り、早太の心の拠り所で在り、また、悩みを抱える全ての人間達の良き理解者で良心でもある。
こんな小さな街の中で、雑踏の一部に成る事が出来た素晴らしい人間達の為の何か。
私を知らない人は沢山居るかもしれない。でも私は、彼らを知っている。
私の中に彼らの意思があり、また、彼らの意思の中に私が居るから。
淋しいとき、悲しいとき。嬉しいとき、楽しいとき。私はいつでも彼らと一緒に居られる。
何時だって。彼らが望めば、何時だって。
あのエメラルドグリーンの中に私を映すことが出来れば。心の水槽に私を映す事が出来たならば。
そこは彼らだけの水族館。
東京はプールの匂いがする。
―AM1:23―
おわり。
あとがき。
20代に書いた短編小説。
さっき読み返してまぁまぁ良い出来?と思ったので思い切ってうpした。
色々言いたいことあるけど、7000字以上だからめちゃくちゃ重くて…
やめときます笑
30代で書きたい話が脳内でまとまったので、上手く出力できたら、その内またうpします。
ここまで読んでくれた人いるかな?
いてくれたらいいな。
ありがとう。