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母乳は一切あげません

日本周産期メンタルヘルス学会が、妊娠中の不安障害や産後うつ病といった周産期のメンタルヘルスについて、医療者向けのガイドを公表した。

妊婦の抑うつや不安に関しては、「児の死産、早産、低体重出生、子供の知的発達障害などのリスクとなる」と指摘。

妊娠中のうつ病に対しては、疾病のリスクを評価するスクリーニングツールを使用するよう勧めている。

私が一番、共感したのは、向精神薬に関する留意事項の記載。

「向精神薬の多くは授乳可能だが、母乳育児を行うか否かは授乳婦自身の決定を尊重し、医療者はそれを支援する」という点。

私は、妊娠中、医師に飲んでいる薬について相談し、RID(乳児相対摂取量)が10%以下だから、産後、同じ薬を服薬しながら授乳してもよいとの意見を頂いた上で、母乳育児を行わないことを決めた。

今日はその理由を熱く語りたい。

一人目のときに、陣痛よりも辛かったのが、産後の胸の痛みだった。

その時はまだ、病気になる前で結局、4ヶ月いっぱいまで母乳をあげたが、もう二人目は絶対にいいと思うくらい、母乳に悩まされた。

私の場合、退院した日の夜に、胸がカチカチにはって固くなり、痛くなった。

寝返りもうてない。

わずかな振動をあたえようもんなら激痛で、何をするにも痛い。

胸に爆弾をかかえているようだった。

救急車を呼ぼうと人生で初めて思った。

知識がなかったので、どうしていいかわからず、父にネットで調べてもらって、有名な~式マッサージのところに行った。

先生に施術してもらって、初めて、作られた母乳の出口ができた感じだった。

ピューピュー噴水のように出る母乳がにくたらしかった。

「双子を育てられるくらい出てる」とのこと。

その後、出産した病院でも、マッサージをしてくださることがわかり、予約がとれれば病院に行き、とれなかったときは、~式に通った。

2週間は毎日通ったと思う。

1回2500円~5000円くらい。

とにかく新生児のお世話で眠れていないのに、胸の痛みに苦しめられ、通院に時間をとられ、散々だった。

その後も、母乳での悩みは多かった。(今後、また記述したい)

二人目の妊娠・出産は服薬しながらだったので、妊娠がわかってすぐに母乳についても考えないといけなかった。

というよりは、母乳が大きな心配事の一つだった。

とにかく「母乳をあげたくない」というのが私の思いだった。

しかしながら、たいてい、母乳の相談をすると、産婦人科医や精神科医や薬剤師の人たちは、「授乳中でも飲める薬はある」とか「初乳はあげたらどうか」とか言ってくれた。

でも、私は、母乳を一切あげたくないの。

痛い思いもしたくないし、母乳にこだわる理由がわからない。

わざわざ、たとえわずかでも、向精神薬の入った母乳をあげる必要はないと私は思う。

結局、出産する病院は、マッサージをしてくれるところにした。

そして、分娩を担当してくれる医師に「相談があるんです」と打ち明けて、産後、母乳を止める薬を出してくれる約束をとりつけた。

本当に、打ち明けるのは勇気がいった。

もし、初乳は飲ませろって言われたらどうしようとか、母乳を止める薬とか嫌いな人だったらどうしようって。

でも、出してくれるって言ってくれて、本当に救われた。

一安心して出産に臨むことができた。

会話は和やかで、「今の時代、母乳止める薬飲みたいなんていったら、すごい叩かれますよね(笑)」「そうだなあー(笑)」というやりとりもあった。

私は、出産したその日に、母乳を止める薬を飲んだ。

よって、一回も胸をくわえさせることなく、ここまできた。

でも、今のところ元気に育っている。

8kgもこえた。

決して、服薬している人は授乳を控えるべきとか、母乳を止める薬の使用を推奨したいわけではない。

ただ、母乳信仰のあつい今の世の中で、母乳をあげたくない人もいるんだということを、そして、母乳育児以外の選択肢もあり、決定権は母にもあるということを伝えたい。

上の子のときは授乳のことを「ちゅちゅパイ」と呼んで

下の子にミルクをあげることは「ちゅちゅミル」と呼んでいる。




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