悪者はいったい誰なのか
残業なんか嫌いだ、大嫌いだ。
と言っていても結局することになってしまう。
そんな会社にしか入れないのに、あれもこれもと安請け合いしてしまう自分も大概だが、なんでここまで身を砕こうとしてくるのだろうか。
システム上だとか、仕事の動きの上だとか、はたまた敢えてやっているだとか、理由はそれぞれの会社や人々に存在していて、少ないところは少ないけれども、多いところは多いままだ。
よく、残業なんてしてると生産性が低いからどうの、効率悪い仕事はこうのということを目にするが、そうじゃないのだ。
金だ。
敢えてやってる人なんかはそれで、仕事の流れ上やってしまってる人はそれがあるから仕方なく、というのもあるだろう。
ただ、一概にそうとも言えないのが悲しいところ。
みなし残業なんてまだマシ(実際マシではないだろうけど)で、中には表面上は残業が少ないなんて言っておいて、実は定時でタイムカードを打刻した後で…なんていう悪い意味でストロングスタイルな会社もあるのだから現状に目を覆いたくもなる。
お金の回りが少ないのは誰のせいなのか…
残業の少ない会社、多い会社の違いで言えるのは
というのがパッと浮かんできたところ。
ただ、前者も根元を探れば後者に行きつくだろう。
最近は「人材」じゃなくて「人財」なんて変換にして、いかにも社員は宝だから大切なんだ感を出している会社が多いが、中身が伴っていないとなんというか…クソダサいのである。
よく言えたものだと逆に関心するし、反面本当に大切にしてくれているような取り組みをしている会社さんに失礼だとも思う。
前書いた記事と似た着眼点になるとわかっていても書かずにいられないような日々を過ごしている。
いつになったら解放されるのだろう…と思っているのは個人的に思う、ブラック企業が生み出す「負のスパイラル」からだ。
これがまたしんどいになって陥るサイクル。
そんな風に呑み込まれていくうち、いつしか「自分で動かなければ現状は解決しない」という至極当然なことが抜けてしまうくらいの余裕が失われる。
いつの間に、この仕事しか無いという風に思ってしまって、不満は抱えつつも仕事の為に生きている惰性運転状態になってしまう…
がんじがらめにして抜け出しづらくさせるのがブラック企業のむごさ…
人をこんな風に蝕んでいくのは誰が悪いのか…
本当の悪者は、気付いたときにはもう遅いシーンによく現れる。明確にわかるのは逆に小悪党くらいだったりする。
真の悪者がすんなり分かれば爪弾きにするなり、対決するなり。
…というより相対せずに逃げてしまえばいい。
ただわからないから苦労させられる。
ただ、味方は最初からはっきりしている。
自分の味方は自分だ。
自分の思いに正直に向き合えば間違いはないはずだが、そう考えると真の悪者は自分を取り巻く社会そのものがもう、それなのかもしれない。
ちょいと世界を変えたら味方にもなりそうだが、そう甘くないのが社会でもある。
恭しく、丁寧に扱えとは言わない。
それとなく気遣ってくれる会社、なんてものはないのだろうか。
年収400万くらいで、週休2日はあって、残業しても今の半分くらいだけど日勤でも夜勤でもいい。
何より休日に連絡をよこさない、慣れれば楽しい感じの仕事なんてないものですかね〜