見出し画像

契り

ここ数日新しくお世話になる会社からの連絡を待っている。
内定を貰ったのは遥か前、入社は数週間後にする予定だ。

入社までのカウントダウンが近づくにつれ、何も連絡がないことに一抹じゃ掬いきれない、百抹くらいの不安を感じて過ごしていたらいきなり連絡がきた。

いや、いきなりってのも怖い。我儘かもしれないが。

今の会社に入ったときと重ねてみると、こんな感じだったかよく覚えていない。初めての会社所属、新卒という新社会人フィルターを通してでしか見れていなかったからかもしれないし、その後の研修が濃かったので消し去られた可能性もあると思う。

今の会社で得た情報の責任を破棄することなく、新たな会社とも責任を負うことになる。転職する人なら皆そうだ。
まだ背負わされてしかいないけれど、今は新天地に向かう前。言わば「ステップ」の段階で、ここまでの段階で怯えているのも我ながら情けない話ではあるが、先行きが見えない状況なら誰もがそんな気持ちを抱えていると信じている。

頑張れるかすら実際わからない。不器用だから尚更。

言われたことをとりあえずやってみる。
わからなかったら聞く。
目の前のことに全力で。

あの時は覚えてなくとも、あの時の心を大切に前に進んでいれば、いずれ会社も自分の何かを背負ってくれることがあるだろうことを信じて。

お金に余裕が生まれたら読んでみたい…

いいなと思ったら応援しよう!

清水青庸
サポートいただけたらnoteのネタとして使わせていただきます。 サポートしてくださる気持ちだけでも歓迎です!