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僕が言葉の意味にこだわる理由
いつもお読みいただきありがとうございます。
薬剤師でありながら、ITストラテジストを目指して日々勉強中のmassaです。(薬剤師をやめるわけではないよ。)
いやあ、今日も全く持って勉強時間の捻出はできませんでした。
この時期の薬局って、1年通していっっち番忙しい時期なんですが、それでも昨日まではなんとかやりくりして勉強時間を捻出できてたんです。
でも、今日の勉強時間、今のところゼロー、です。
この記事さえ、仕事の合間合間に書いていて、まとまった時間は全く取れそうにありません。
今日は、仕事が終わってから夜勉だけ頑張るしかないかな。
さて、今日は、以前僕がまだペーペー薬剤師として結構大きめの薬局で働いていた時に、先輩薬剤師さんたちと話題に上がった話について書こうと思います。
その話題はというと、
『患者さんにはできるだけ難しい専門用語は使わないほうがいいよね。』
ってことです。
当たり前っちゃー当たり前で、どこでもよく言われることです。例えば、小学5年生の子が理解できるように話さないと伝わんないよ、とか、日本語を覚えたての外国人が理解できるような優しい言葉で話しましょう、とか。
ただですね。これが意外と難しい。
専門用語を使わないようにしようと思っていても、いざとなるとその専門用語に変わる言葉がなかなか出てこないことも多々あります。
特に、専門用語を覚えたてだと、どうしてもその専門用語を使った方が楽な気がしてしまいますし、実際、他になんて言えばいいのか分からない。
さすがに20年超も薬剤師の仕事をしていると、薬に関する専門用語はどう伝えれば伝わりやすいかは経験的に分かっていますが、例えば、今勉強しているIT関係のことを全く専門用語を使わずに、相手に伝えるのって、相当苦労するんじゃないかなと思っています。
実は、昨今の薬剤師界隈では、薬剤師のリテラシーあげていかないとヤバいよねっていう話になってきているのですが、正直それを受けての考えは二分していて、どんどん格差が生まれつつあるように思います。
そのうち、その格差は取り返しのつかないところまで広がってしまうだろうなと危惧していますが、それはそれで仕方がないことなのかもしれません。
ちょっと話は逸れましたが、結局、専門用語を知らない人に専門用語を使わずに伝えるのって本当に難しい。
で、これまた自分なりにちょっと考えてみました。
僕が、薬剤師になりたての頃から今にかけて、なぜ、専門用語をできるだけ使わずに相手に伝えることができるようになったのかということを。
すると、あることが見えてきました。
それは、専門用語の意味について、きちんと理解できているかどうか?ということです。
その言葉を知っているかどうかではなく、理解しているかどうかです。
僕が今、なぜ、人にITの専門用語をできるだけ使わずに伝えるのが難しいなと思っているのかというと、それは、自分自身が、その専門用語の意味を完全には理解できていないからだと思います。
逆にいうと、薬についての専門用語については、知っているだけでなく、完全に理解できているという自信があります。
まあ、そりゃそうですよね。
20年以上、のべ何万回と患者さんに薬について指導していれば、自ずと言葉の意味は理解できて当然です。
なので、専門用語を多用せずとも、ほぼ無意識に平易な言葉に言い換えることができているんだと思います。
つまり、専門用語を多用しないようにするためには、その専門用語の意味をきちんと理解することが近道なんじゃないかなって。
そういう風に思うようになってから、僕は、専門用語に限らず言葉の意味をきちんと理解することにこだわるようにしています。
英語の略語も本当は、リズムで覚えてしまえばいいし、なんとなく頭に入っていれば、その言葉を知っている人同士で話す時はすごく楽だと思います。試験でも多分そこまでは問われないでしょう。
でも、僕は、専門用語をできるだけ使わず、平易な言葉でわかりやすくIT関係のことについて説明できるようになりたいなと思っています。
それこそこれから、薬剤師のITに関して情報の非対称性が増すことが分かっているのに、専門用語を専門用語としてしか使えないまま知識を増やしてもあんまり意味がないのかなあって思ったりもします。
なので、とかく英語の略語もそうですが、他の専門用語や言葉についても、できる限りその意味まできちんと理解しながら勉強していきたいですねえ。
なんか取り留めのない文章になってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
では、また明日。