レポート|ライブ配信・「腫瘍科」
こんにちは!RE-STUDYコミュニティマネージャーのオギノです。
12月14日(水)に「ライブ配信講座」を実施しました!
当日の様子を簡単にレポートしていきます!
今回の講座は、橋本直幸先生による「腫瘍科・基礎/応用編」でした。
タイトルは「腫瘍の基礎の話〜なんで腫瘍ができるのか〜」
もしも愛犬を動物病院へ連れて行ったとき、獣医師さんから「腫瘍があります」と告げられたら......みなさんはどう思いますか?
「腫瘍」という言葉を聞いて、命が脅かされる怖い病気だと不安になったり、「癌(悪性腫瘍)」を思い浮かべ、悲観的な気持ちになったりしてしまう方は多いかもしれませんね。
しかし、腫瘍の中にも良いもの・悪いものがあります。
それらはいったいどこで区別されているのでしょうか?
動物の腫瘍に詳しい橋本先生によれば、「腫瘍の性質を理解できると、腫瘍の名前を聞くだけでおおよそどんなものか想像できるようになる」とのことです。
今回の講座では橋本先生から、基礎編で「腫瘍の分類」について学び、応用編では受講者からの質問に対して詳しく解説していただきました。
図や写真、動画でわかりやすく解説をしてくださいましたが、「生物学は高校時代に習ったきりですっかり忘れてしまっていた……」という方にとっては、少し難しく思える内容だったかもしれません💦
そんな方は橋本先生が用意してくださったレジュメをゲットして、後日公開予定の動画講座と一緒に見ながら復習するのをおすすめいたします!(レジュメの購入はRE-SUTDYのアプリから「コンテンツ>基礎編>レジュメの購入はこちら」をご確認くださいね。)
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ライブ配信講座ならではの「質問コーナー」では、トリマーさんたちから「トリミング現場で出会う腫瘍」についてさまざまな質問が飛び交いました。
トリマーさんはワンちゃんたちの皮膚に直接触れ、飼い主さんよりも皮膚の異常を早期発見する機会が多い立場です。本記事を読んでいるトリマーさんの中にも、トリミング時にワンちゃんの腫瘍を見つけたり、飼い主さんから相談を受けたりした経験のある方はたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、腫瘍について専門学校で詳しく学んできたという方はそれほど多くないでしょう。腫瘍について知る機会がないまま、現場で腫瘍に関する対応を求められているという場合がほとんどなのではないでしょうか。
飼い主さんも専門的な勉強をする機会は滅多にないので、ワンちゃんの腫瘍についてわからないことが多く、誤ったイメージを持ってみえる方は少なくないかもしれません。
理解があいまいなままだと、万が一ワンちゃんの腫瘍を見つけたとき過度に怖がってしまったり、不確かな情報を信じたり、ワンちゃんにとって適切ではない判断や選択をしてしまったりする可能性が高くなります。
腫瘍に関する科学的な知識と理解をトリマーさんが持つことで、不安に思う飼い主さんへ適切な言葉をかけて動物病院の受診を勧めることができたり、非科学的な療法や製品の訴求に惑わされず、ワンちゃんにとって良い選択を提案できたりするはずです。
ワンちゃんと暮らすみなさんの中で腫瘍について不安な思いをされた経験のある方は多いと思います。知らないままだと盲目的に恐れてしまいがちですが、「腫瘍科」を勉強しておけば、いざというとき獣医師さんからの説明を理解しやすく、治療へ前向きな気持ちで取り組めることもあるかもしれません。これからRE-STUDYで腫瘍についての知見をぜひ深めていきましょう。
今回ライブ配信に参加した方は、レジュメや当日とったノートを見返して復習を忘れずにしておきましょう! 参加できなかった方も、動画講座の公開後にレジュメと一緒に講座を観るのがおすすめです。わからないことがあれば、アプリ内の「質問掲示板」へご投稿をよろしくお願いいたします(※スタンダード会員以上の方限定)。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!