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「冷やし中華はじめました」と「冷やし中華はじめます」問題。
※いつものように、最後の数行以外は全部無料で読めまーす。
僕はこれまで、だいたい「冷やし中華はじめました」で生きてきたけれど、ここにきて「冷やし中華はじめます」ってのもいいかもしれない。と思い始めている。
うん、見える。
みなさんのポッカリ空いた口が。
もちろん僕は定食屋でも中華料理屋でもないから、冷やし中華をはじめる気はないし、基本的に盛岡冷麺派なんで、たまに家で食べることはあっても、お店で外食してまで冷やし中華を食べようと思ったことがない。だから僕はここで冷やし中華の話をしたいのではない。わかってると思うけど。
これはつまり「やってから言うか」or「やる前に口にするか」という問題。僕はだいたい「Re:Sつくりました」「&bottleできました」で生きてきたけれど、「○○やりたいです」「○○やろうと思います」っていうのを増やしていった方がいいかもなあと思いはじめているという話。
これって「どうのこうの御託を並べる暇があったら、とりあえずまずやれよ!」的な男塾理論で、前者が正義みたいに語られがちだけど、決してそうじゃなくて、シンプルにやり方の問題だなと気づいた。
僕自身決して「こんなの作りました!」ドーン! どうだい! これが俺の美学だ! って思ってるわけじゃなくて、どうしても僕は、思い立ったが吉日派の代表みたいなところがあるので、考えもなくどんどん前進しちゃって、ふと気づいたらこのプロジェクトの効果的なリリースタイミングって、もはや完成しました! しかなくね? みたいな、どっちかっていうと消極的なやつ。
それを、四の五の言うような軟弱者は去れ!的な美学にしちゃうのはやっぱ違う。これは単純にやり方、もしくはそれぞれの性格の問題だ。
オールユアーズのきむにいが、クラファンの下書きを公開してブラッシュアップしていく姿や、Waseiの鳥井くんのオンラインサロンに対しての考え方なんかを見ていて、いよいよそう感じるどころか、そうかオイラは損してるかもな。とすら思い始めている。
完成したものを世の中に出すっていうやり方は、イコール「関わりしろ」を断つに等しい。それは実にもったいない。チームプロジェクトを進めていくにあたって最も大切なことは、誰か一人の満足のためのプロジェクトにしないことだ。より多くの人たちにとって自分ごとになる仕組みを内包したプロジェクトが、いまの時代、絶対望ましいと僕は思う。
だから、冷やし中華はじめました。じゃなくて、僕は、はじめます。と言いたい。
で、結局、藤本は何はじめるの? だよね。
それはまあ、まず「Re:S note」を定期購読してくださっている人たちから発表しますね。
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