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左手に不調を抱えながら、達人に返り咲いた話。
ありがたいことに、前回の自分語りにかなりの反響を頂けた為、執筆させていただきます。
どうやって2023達人に合格したのか、どのような工夫をしたのか、を主に語らせていただく回になると思います。
※ノート初心者につき、誤字脱字等目立つと思いますが、ご容赦ください。
※もう以前の本垢を持っていないので、僕がサブカードなどを所持していなかった為共有垢にするつもりだった余りのカードを今の本垢としています。2022はそもそも達人取ってないです。
・2023達人を目指した経緯
正直諦めてました。左手に不調を感じてからもう二度と達人を狙うことは無いと思いましたし、ましては取得することも夢のまた夢だと思っていました。
しかし、MB(身内のチーム)のメンバーの後押しもあり、もう少し足掻いてみようと決意しました。
・プレリュードへの挑戦
まず、挑戦にあたってとんでもない壁にぶつかりました。
みなさんもご存知、23時54分、陽の旅路へのプレリュード(裏)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1723825300291-XEVyPliJVs.jpg?width=1200)
この頃はちょうど帰省しており、東京に戻ってくるまでの電車で全ての運手(2021の全盛期であれば可能な)を組み、意気揚々とゲームセンターに向かった記録です。
打ちのめされました。今までやってきた一切が通用しませんでした。
憎悪と醜悪の花束(裏)に関しては、収録から2日目で可4と好成績(?)を出していたので、慢心していた部分もありましたが、完全に左手が足を引っ張っていました。それでもとりあえずは可3桁を切ろうと1ヶ月ほど奮闘します。
・課題①
・圧倒的なプレイ回数不足
そもそも左手がおかしくなってから最上位のプレイ回数が落ちていたので、最上位に対して2年ほどのブランクがありました(神竜に関しては奇跡の噛み合いで全良したのですが、そこから800回ほどやっても再全良が出ませんでした)
・左手の持つ位置、振り方がおかしい
全盛期は未全良が上位の譜面であったことで結果的にほぼ指で押せるようになっていたので、指を満足に動かせない現状、どこか手首や肘を庇うような振り方になってしまっていました。従って以前撮っていた動画に比べて左手の持つ位置がズレていました。
・単色のロール処理ができない
プレリュードのいわゆる"第1高速"と呼ばれる箇所の安定感が皆無でした。2度以上連続でロール処理をすると肘が硬直してしまい、反発が完全に殺されてしまう、という感じで抜けが多発しました。以前は逆八の字でロール処理をすることが出来ていたのに、それをする度大振りになってしまい抜けていることにも気づきました。
・施した対策①
・バチのグリップを上側にする
重心を上にすることによって、不安定な手元の改善を試みました。
少しロール処理がマシになった程度で、反発が重くなるデメリットの方が強かったかな、と感じます。
・指ではなく、手首で振る
もう以前の叩き方は確実にできなくなってしまっていたので、根本的改善として指を使うことをやめて、極力手首で固定して叩くことを意識しました。
それでもかなり肘が硬直してしまい満足なプレイをすることはできませんでしたが、以前に比べてはそれなりに制御が効くようになりました(おそらく30%ぐらいは効いていたと思います….)
・ロール処理で力を抜く
グリーンや2020の時では、かなりメンテに左右されていたので押し込み癖が付いていました。2021以降にはかなりロール処理の入力が改善されたので、基礎練習の見直しとしてまずはちゃんと2打跳ねさせられるように空打ちで練習しました。
メトロノームなども駆使してしっかりと音の粒が綺麗になるように調整しようと試みましたが、やはり2.3回以上綺麗に反発させることは難しくなっていました。
・回数をかけることに対して恐れない
もうしょうがないです。回数に関しては本当にどうしようもありませんでした。
テンプレ☆9ですら運ゲーが絡んでしまうので、正直全箇所運ゲーのような感じでした。
ひたすら噛み合い待ちです。
・進展
![](https://assets.st-note.com/img/1723827726226-NcKhkJSxsp.jpg?width=1200)
幸いわら得る2000と疾風怒濤(裏)に関しては全良済みで、この時点で理論値は0-0-3(1)と合格圏内には押し込めました。この日は腕の調子が割と良かったので出た記録です(このあと600回やって未だに更新できなくなりました、それどころか今は1桁すら出なくなりました😭)
前二曲も前述の通りありえないほど安定せず、疾風怒濤(裏)に関してはグリーン達人の時に全良していたはずなのに影も形もありませんでした。
この2曲に関して記載するとあまりにも長くなってしまうので、今回は割愛させていただきます。
課題②
・第1高速があまりにも安定しない
結局最後まで安定することはありませんでした。あのフレーズ自体がそれなりに長いことも相まって、通過率3割ぐらいでした。どこかで絶対腕が固まったり、反発が殺されたりと本当に悪魔の地帯でした。
・逆ポセイドン地帯が抜けられない
本来2-2で通せる箇所なのですが、左手で細かいロール処理をすることが現実的ではない今1-2で誤魔化すしかなく、その1-2で誤魔化した先には1の部分が叩けない(縁と面の狭間を叩いたり、もはや面でも縁でもない"無"に手が吹っ飛ぶ)ことが多発し、安定感皆無でした。
・施した対策②
・第1高速の際に仰け反り、体を少し左斜めにする
苦肉の策でした。意思に反して手首を立ててしまったりするので極力面と平行に、そして自分的には真上を叩いてるつもりでもしっかりと縁を逆八の字で反発が逃げないように叩くために左斜めに偏り強制的にポジションを獲得しました。どこか1箇所で違和感が強くなると一気に崩れてしまいますが、もうそれはしょうがないので諦めていました。
段位を受ける際にある種一撃必殺のような形で採用しました。前回のノートの通り、行くたびに身体が失敗経験を覚えできなくなってしまうパターンを恐れての行動です。
・靴を脱ぐ
身長を少しでも減らして自分に対する面と縁のサイズを擬似的に広くしました。しゃがむと緊張で足が震えてプレイに支障をきたすので、正直靴を脱いで大股でやるのが手っ取り早かったです。これは割と効果があって、第1高速や第2高速の少し複雑なフレーズも割と通りやすくなったかな、と思います。欠点としては、dk処理を入れる箇所に意識のリソースを割かなければならないことですかね….
・筋肉の力の入れ方に着目する
前腕に力を入れると肘に反動が来てしまうので、手首の負担の考慮を取っ払って左手は手首に力を入れ、かつ右手の前腕に力を入れることの方に意識のリソースを割くということをしていました。
とにかく左手を意識することを避けるためでした(両手ちゃんと動く人は絶対に絶対に脱力した方がいいです)が、これが決定打となって合格への道筋が開かれたと思います。
・諦めない
これが一番でした。
実力的には確実に足りている。絶対に受かるから焦らなくていい。後は数打って当たるまで試行錯誤すればいい。とにかく時間さえあれば色んな方の新しい運手を、手元を参考にして取り入れる。絶対に負けない。
今までと違うベクトルの挑戦で、戸惑うことや打ちのめされること、泣きそうになること、ただでさえ電車に乗るのが苦手なのに意識のし過ぎで電車に乗る時フラフラになりつつ、それでも次こそはと絶対に諦めませんでした。
努力は必ず報われる、そう信じてやり続けることが一番大事だったのかなあ と少し思います
![](https://assets.st-note.com/img/1723829481687-DP8GKAAgRM.jpg?width=1200)
長い長い自分語りにお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
何とか受かることができました。
内訳は0-1(1)-6(1) 初めて逆ポセイドン地帯を抜けてそのままギリギリ決め切りました。
正直かなり運に偏った、でも今自分に出来る精一杯の結果だったと思います。
2023達人合格した時の動画です、良ければ…
・2023達人を踏まえて、簡易的な対処
正直対処らしい対処はなかったです。
一応思いつく限りの対処を並べておきますが、かなり個人差があるので参考程度になれば幸いです。
・脱力する
結果的に達人合格のための苦肉の策として力を入れていましたが、僕自身昔からかなり力を入れてプレイしていたことも相まって手首や腕の負担がとんでもないことになっていたと思います。そこに心身のストレスやプレッシャーが重なって違和感を感じるようになったのも1つの原因だと推察できるので、とにかく力を抜くこと。力を抜いても精度が取れるようにすること。今ではこれを意識しています。
先日とける(裏)に挑戦し、一応全良することができたのですが、この脱力がかなり活きたかな、と思いました。
・焦らないこと
言わずもがなですが違和感を感じるとめちゃくちゃ焦ります。プレイ中を通して1箇所でも違和感を感じると総崩れ、ましてや全良中だと次いつ通せるんだよ…となってしまいがちですが、やればやるほど曲全体の安定感はつくと思うので、焦らずそのうち1発全良できるようになるための練習や!ぐらいに思いましょう。
きっと力になります。
・考えすぎないこと
太鼓以外の趣味もある人はそれなりに多いと思うので、太鼓以外のことを考えながら少しお休みするのが1番効くと思います。
旅行、アニメ、他のゲーム、なんでもいいです。ゆっくり休んで、またできるようになった時にやりましょう。今その時点の実力は腕が復活してからプレイすることですぐ取り返せますし、更に上も目指すことができます。とにかく休息が大事だと思います。大丈夫。
ジストニアもイップスも、かなり"病は気から"という側面が強いので、あまり気にしすぎないことが1番だと思います。
現代の譜面は腕を酷使するような譜面も多いので、手首や指に不調を感じたら少しゆっくり休むというのがベストだと思います。
具体的なアドバイスや改善策を書くことができなくてすみません。かなり多種多様な症例が多く、一概にこう!ということもできないし、自分自身もまだこの苦しみから脱出できているわけじゃないので、少しふわっとした形にはなってしまいますが、良ければ合格までの流れや、上記の対処を参考にしてみてください。
長文失礼しました。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
いつか治るといいな、と思いつつ、多分今作の達人もゆっくり狙おうと思います。
気になることとかがあれば、フォローを頂ければフォロバもしますしDMも返させていただくので、お気軽によろしくお願いします。
それではまた….