新章の始まり
大晴くんがいなくなってから、もう1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月、Aぇgroupは5人で前へ前へと進んでいたような気がします。
雑誌は5人で載るようになった。
ラヴィットはまさやが1人で出てたな。
この前の歌番組、6人で歌っていた曲を5人で歌ってた。
あなたのパートは親友が歌ってくれてたよ。
あなたのいない、5人のAぇ! groupに、
いつか慣れる時が来るのでしょうか。
今日は5回目のAぇ! groupの結成日。
去年の今日は友達とケーキを焼いて、
お皿にチョコペンで「祝 Aぇ4周年」って書いて、
たいちぇのオフショを並べて写真を撮って。
来年は動画を作ろうかなとか、今年よりもっと上手にケーキ作ろうとか、そんなことを思ったはず。
今年は祝えなかったよ。
祝う気持ちが無い訳じゃない。
もちろんめでたいことだし、グループが5年も続いて嬉しいし、これからも長く続いてほしいと願ってる。
でも気持ちの整理がつかなくて。
気づいたらこの日を迎えてた。
今日、あなたのいたグループは結成して5周年を迎えました。
彼らはファンのために生配信公演をしてくれました。
単独ドーム公演の発表もありました。
あれだけ「ドームに立ちたい」と言っていたあなたがいなくなって、5人でドームに立つことが決まりました。
何も無ければあなたもこの舞台に立っていたはずなのに、そう思えてなりません。
「名刺代わり」の舞台。
あなたが弾いてたベースはメンバーが引き継いでくれたよ。
ストラップも継いでくれたように見えた。
舞台の締めに「ワイパー」をやったんだよ。
最後のコメント、5人の横にある空白にスポットライトが当たった。
横山くんは6人全員にメッセージを送ってくれた。
今まで名前を出すことも憚られていた彼の名前を、横山くんは堂々と呼んでくれた。
「ここにいないことが悔しい」と。
正直、「あ、名前出していいんだ。」と思った。
「悔しい」と言っていいんだ。
「寂しい」と思っていいんだ。
泣いていいんだ。
そう思ったのは私だけじゃないと思う。
そしてあなたへのコメントが読まれた時、5人は涙を流しながらまっすぐ前を見つめていて。
納得できない気持ちも、メンバーが突然6人から5人になった悲しさや寂しさ、悔しさも、これからの決意も、全てが綯い交ぜになったような表情で。
そうだよね。
1番納得いかなくて、寂しくて、悔しくて、泣きたいのはあなた達なのに。
立ち止まってしまわないように、ファンに「ついてきて」と言えるように。
あの日から今まで、前を向こうと頑張ってきてくれたんだよね。
でも多分、5人が彼を思って涙を流すのはこれが最初で最後なんじゃないかと思う。
公演中に彼の名前を出してくれたこと、
5人が涙を流したこと、この舞台をやったこと。
全てが1つの区切りのような気がして。
彼らの決意の現れのような。
新章の始まりだと、5人で新たなスタートを切ったんだと、そう思った。
大晴とはここでお別れなんだ。
6人のAぇはここまでなんだって。
5人は覚悟を決めて、前に進んでる。
6人のために作られた曲を、6人のために振り付けられたダンスを、これからは5人で歌っていくことになる。
彼のパートを補い、彼のポジションを埋めて。
6人の曲が5人の曲になっていく。
そのうち大晴くんのことを知らないファンが増えて、5人のAぇを好きになる人が増えていく。
それを寂しいと思ってしまう私はきっと、大晴がいないことをまだ受け入れられてない。
そして私みたいなファンの存在はこれからの、
5人のAぇの邪魔になるかもしれない。
どうして画面の中にあなたはいないのかな。
悔しいけど、寂しいけど、終わりにします。
もう大晴くんについてnoteを書くことは無いと思います。
たまに呟くくらいは許してほしいけど。
大晴くん。
あなたが健康でありますように。
私の知らないどこかで、幸せでありますように。
あなたを好きだった者として、それだけを祈ってます。
最後に、Aぇ! group へ。
あなたたちの進む道に幸多からんことを。
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