トランプ時代が来たのか?
我らはいつの時代に生きているのか(トランプ2.0功罪)
1・トランプ新大統領が、EXECUTIVE ORDER(EO,大統領令)で、
何故に「言論の自由」を回復すると言わねばならないのか
1月20日の大統領就任式後、トランプ大統領が26のEO署名したことは知られている。
その中では7番目のもの、
Restoring Freedom of speech, ending Government censorship
「言論の自由」回復と「政府機関(権力側)による検閲の禁止」という
1790年初めの米国憲法修正1条に規定された通り、民主社会にあってはイロハである基本的権利が今この時代に改めて言われるとは何事ぞ。
直接の背景は、過去4年にわたる民主党バイデン政権による政敵つぶし、
そしてGAFAM情報大手によるアルゴリズムの改ざんによる情報統制が明らかになったこと。
米国議会におけるザッカ―バーグMETA社CEOによる発言
バイデン政権、司法省やFBIによる同社に対する脅しを受けて政権党の敵となるトランプ共和党に不利になるようなSNS 上のシステム改ざんを認めた。更に自分の部下がやったことと逃げを打った。
その後トランプにアプローチしたことは皆が知っている。
情報時代にあっては、認められないことだ。
これではロシア・プーチンがかつて政敵を暗殺させた事件が
あったが、米露どこが違うのか。同じ穴の狢と化した。
付け加えれば、大手報道機関CNN, NY TIMES、ワシントンポスト、
主要TV局 ABC, NBCなども同罪ならん。
少数意見や反対サイドの見解の同時記載がなければ主権者は判断を誤る。
そして、わが日本の大手報道、TV 局は 、NHK 朝日・日経までが、
米国CNN報道の英文和訳でアメリカ報道というからには笑うしかあるまい。
過去4年間、極左・社会主義者からセンターレフト迄ごちゃまぜ感の強いバイデン民主党政権にあっては、如何に過激すぎる大統領令を発布
実施してきたのか容易に知れる。それら多くの大統領令の取り消しもなされるはず。世界はコロナ禍の医療総司令官だったドクターFAUCIを、トランプそして厚生長官のRFケネデイJrがどのように扱うのかが気になっている。
これだけの災禍を出し、中国武漢研究所との闇の関係があぶりだされてきた以上、無傷では済まないのではないか?
2・イスラエル・パレスチナ問題-何故両民族共存が出来ないのか?
パレスチナ問題について、自由と民主主義の守護神であるはずの
アメリカでも、イスラエル説得が難しいとの最近報道。
聞けば妥協策でガザ難民をヨルダンやエジプトで収容できないかと
トランプが今後両国へ相談するとある。
論者のひとりは、
イランや中東イスラムサイドは、ガザ難民犠牲にしながら、ヨルダン・エジプトに新たに自分たちの勢力ムスリム同胞団の将来拡大(難民が押し寄せいずれ米国寄り現政権打倒の道につながる)を狙い、今回は口を閉ざすという見方もある。読みすぎの感!
はて、これでいいのかいな
アジア世界では、インド国内にヒンズー教徒とイスラム教徒が共存する世界が出来上がっている。
長年にわたるインドとパキスタン、バングラデッシュとの宗教上の確執を乗り越えてきた結果である。何故中東、アラブ世界で、同じことができないかが問題意識にある。
1920,30年代に、旧ソ連スターリン独裁者が、朝鮮民族を強制移住した事件を思い出す。人間を生まれ育った土地から切り離すなど許されることではあるまい。
3・北極海を巡る帝国主義の戦い、まだ続くのか?
トランプのグリーンランド購買、カナダ属州化、パナマ運河の中国支配排除は、米州主義に戻ることだという論者がいる。
地球儀を上から見れば、北極海圏にはロシア中国の戦艦が蝟集、
西側はカナダ、デンマーク、ノルウエーが接することになる。
中露とNATOが戦えないのであれば、米国がカナダを属州化、グリーンランドを購入、軍事基地を作る、パナマ運河は中国が入口・出口を香港企業経由支配下に置いているので排除。
まるで山川出版世界史の19世紀末(1870年の近代欧州外交史)以降の
帝国主義の力による戦い再現だ。
人類は進歩してないぞ。
米国が旧来の力をなくし、中露やBRICS+、グローバルサウス側と
対峙することになれば
仲介の労をとる外交上の日本の出番が出てくるはず。
日本にその気があれば十分外交力を発揮する時代が目の前にきている。
さあ、大和のお人達よ、如何に行動するか。
他国に手を差し出す前に、自分たちの国情を善くすることだ。
如何に自立した民主制国家、かつての経済規模を回復し
経済力で世界をリードする日本国2.0を如何に実現するのか、
もう戦後80年(昭和100年)時代の
覚悟が求められている。政治家のみならず
主権者国民の覚悟も新たにせねばなるまい。
人類がこういう問題を解決できないなど思いたくない。