shohei大谷選手の曼荼羅はどこまで進化するのか(MR。ジューン六月男に捧ぐ)
メジャーリーグの開幕戦が、今年韓国でLAドジャースとSDパドレースが行われたのは記憶に新しい。
その時、大谷選手が15歳で作ったという
マンダラ・シートが韓国の中で教科書に載ったほどであり、韓国のスポーツフアンなら誰でも知っていたようだ。
頭書写真のようなイメージの図。
彼が高校卒業時に(日本)プロ野球の8球団から、ドラフト1位指名を目標にした、行動計画表。
ピッチャーで成功を収めるという前提で、ゴールに向かい方法ツールを8項目書き上げた、
右側にある、スピード、キレ、変化球、コントロールはまさにピッチャーの素質に関するもの、残りの4項目は考えさせるものがある。
まず基本の体力つくり。
続くメンタル、ここまでは誰でもわかる。トップアスリートの条件だ。
残りの2項目、「人間性と運」が普通人には
なかなか思い浮かばないところだ。
そして今、メジャーリーガーとして二刀流として評価されている。
野手・ホームラン王、走塁もトップランクを
走りながら
ピッチャーとしても成功し、ベーブルースの記録も変えるまでになった。
MVPまで上り詰めたSHOHEI大谷選手の
マンダラ・シートは、どこまで進化していくのだろうか?
誰でもわかることは、
マンダラシートの右側にある15歳の時には
ピッチャーを念頭にした成功へのツール
;スピード・キレ・変化球・コントロールの4項目は
それぞれ以下のように変わると考える。
打者TOPクラス・投手TOPクラス・走塁30-40が目標
真ん中の最終的ゴールのところには
野球人として大成する
(そのためリーグ三冠王
・ワールドシリーズで優勝は通過点にすぎない)
更に
若い世代の育成、
メジャー含む全世界の野球界に貢献
が続くことになるのではあるまいか?
日本の野球界・落合元三冠王はじめ多くの評論家たちのコメントには
大谷の評価の中で
やはり三冠王を目指すには云々xxといったコメントがみられるが
大谷の心の中は違うと思う。
野球人としての大成を見ているはずだ
所属チーム、今はドジャースだがこのチームが優勝するために
現在の大谷がいて
メジャーリーグで言う
WAR(WINS ABOVE REPLACEMENT)
すなわちチームが優勝するための貢献度の
WARランクでトップを
目指しているのは今。
皆さんご存じの通り
WARファクターは、
打者(攻撃)力・走塁力・守備力・守備位置補正
代替水準・投手力のチーム優勝への貢献度ポイントの総合計である。
わかりやすい例では、打者としての評価ポイントは
四球で0.7,ヒット0.9,
2・3塁打が1.5(5割増し)、
ホームランが2.0(2倍)で加算される
守備位置で補正とは
2塁手+4(高い),
3塁手ー5(低い),SS+10(かなり高い),
センター+4(外野では唯一高い),
レフトー12,ライト―5(ともに低い)、
そして
DH (大谷のケース)は―15と大幅に減点調整される
なかなかよくできた
全選手を公平に評価しようというメジャーリーグ苦心のツールである。
野球解説などでよくWARがどうなったかを言ってくれるので
皆さん聞いていれば耳に入ってくるでしょう。
これでWARを年間160試合全部で評価し、
その最も高いものがその年のMVPに一番近い
ということになる。
メジャーリーグ界のトップランクでは
バリーボンズや今や伝説のジョーディマジオ等
そうそうたるメンバーが並ぶ。
ちなみに、日本人メジャーリーガーの記録を並べてみる。
1・イチロー 通算WARは 57.8(年度最高は7.1-2004年)
2・ダルビッシュ有 通算 28.0(同 4.7-2012年)
3・野茂 通算 27.3(同5.2-1995年)
参考まで
松井秀喜は 通算13.3(同3.0-2003年)
上記データは2021年まで。
従い大谷のデータは、通算13.3(年度最高は8.1-2021年MVP)
年間WAR は、5.0でオールスター出場者
6.0以上でMVPクラスというから
太谷選手の現在がいかにすごいかが見て取れる。
MVP選考で重要視される指標でもあるWAR。
ここまで
ナ・リーグでは大谷が3.7で1位、
続いてベッツの3.5、
ダイヤモンドバックスのマルテが3.3、
フィリーズのハーパーが2.9と報道あり。
(6月20日現在)
大谷選手のマンダラシートにあるサブ項目は驚き、
ごみを拾う
感謝を忘れない
仲間を思いやる
などなど
15歳の時に彼なりに考えた曼荼羅の内容
それが今ドジャース球場はじめ全米の球場で繰り広げられている。
ドジャース仲間の家族たち、とくに子供たちが自分の父親以上に
大谷のフアンを公言していること、ライバルチームにも同じ現象が起きていることが、SHOHEIがメジャーリーグを変えてきていることの証左である。
昔
松井秀喜がヤンキース入りし、幸運にもワールドシリーズで優勝に貢献
MVPになった。これも大変なことである。
その松井がいつもアメリカ人チームメートを追い越して
憎まれることになることを避けていたと感じている。
(スポーツは数字がすべてであるにもかかわらずだ)
やはりアメリカ人ファーストの世界がそこにあった。
アジア人はアメリカ人以下であって
入っていけない世界がそこにはあった。
ヤンキースでは、松井ではなくアメリカンヒーロの
ジータ選手が常にトップでなければならない
アメリカ人ファンはそう思っていた。
2000年代初めのころのアメリカ野球のリアル。
それから見ると
SHOHEI大谷選手がドジャースのアメリカ人
ムーキ・ベッツ等のトップクラスを超えても
なおかつ
愛されるアジア人選手であることを思えば
メジャーリーグも変わりつつある。
大谷が自分でマンダラ・シートの左サイドの
サブ項目;特に「人間性」の魅力いっぱい現出させて
プレーしており
野球界を自分で変えてきたからだと、そう感じた次第。