アメリカ民主主義、インド系候補

アメリカの民主主義は興味深い

米国大統領戦予備選を聞いていたら
共和党のニューハンプシャー(NH)州の結果では
トランプ候補が51%、ニッキー・ヘイリー候補が43%で
トランプがかろうじて2連勝。
米国選挙で一番初めに行われた
アイオワ州では、圧勝したトランプ候補に対し
2位はデサンティス候補、3位にニッキー・ヘイリー候補であったことはすでに報道された。
それから考えると、
緒戦3位にかろうじて入ったニッキー・ヘイリーがNH州では
トランプに肉薄した背景を考えることは興味深い。

アメリカでは歴史的に、各州の力(権限)が連邦政府以上に大きいことを
考える必要がある。
聞けばNH州では、共和党候補の予備選なのに、共和党員ではない民主党員でも投票できるのだという。投票場に来た人なら誰でも投票資格がある。
そういう民主党系と独立系が(誰の指示かしらねども)反トランプ票に回り、
ニッキ―候補43%を作り上げた。

はてニッキー候補は、共和党員なのか民主党員なのか
そこには政策上、大きな違いはあるだろうに、金をくれるものに従うようでは大事な政策は二の次なのかい?と聞いてみたい。
私の認識上は、共和党とトランプ候補は戦争停戦;ウクライナ即停戦で、
バイデン民主党はウクライナを何とか生かして
ロシアの最終的な弱体化実現まで際限なく代理戦争継続の政策にある。
どちらをとるかは明らかだろうに。

金融資本家たち動向を見てみよう。
これまで反トランプに固まっていたが国民(共和党)の選択がトランプで固いと思われたアイオワ州結果を見てトランプ支持に変更してきた。
JPモルガン・チェース銀行のダイモンCEOの最近の言動はその代表。
残るのはアメリカ国政に巣くうイスラエル・ロビー層だろう。
イスラエルを支えるのは唯一米国だけだとして、
イスラエルによるパレスチナ人の埃及追放を継続する
現ネタニヤフ極右政権。
それを支えるイスラエル原理主義者たちのマネーで、米国を
「世界の自由と民主主義のガーディアン」からイスラエル為の米国に隷属させる力に屈するのかい、
ニッキ―候補は金をくれる者たちの為ではなく、世界を見据えた政治家としての判断を求められている。
個人的なことを言えば
東洋人、印度人の血を継ぐニッキ―候補。
印度にはヒンズー教のモディ政権がグローバルサウスの盟主国の一人として浮上中であるが、印度の長い歴史ではヒンズー・イスラム(細かく言えば、これにキリスト教、仏教、シーク、ジャイナ等多様性世界そのもの)共存システムを作り上げてきた偉大な民族である。
そのことを忘れずに
世界の為には何が必要かをもう一度基本に返って自分の為すべきことを考えて欲しい。

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