些細な記憶は伏線の宝庫
今より私が子どもだった頃の方が 大切な何かを知っていた気がする𓈒𓂂𓏸
それは 情景
それは 空想
それは 好きな物
それは 感情
それは 感覚
それは 仕方の無いもの
それは ..etc...
当時 小学生の私に嫌な出来事があった
怒りの感情や気持ちを消化できないまま1週間くらい経つか経たないか..尾を引いていた
通学路の公園の側を歩いていて
頭の中でモヤモヤした怒りの言葉を並べながら家に向かい歩いていた
帰る場所が そこしかなかったから仕方ない
帰っても 嫌だったことに まともに取り合ってもらえてない感じも悲しかった
ブランコを見る
ここにずっと居たらどうなるだろう..?
...いや、また変な注目は浴びたくない..
また歩みを進める
..あんなことが私の身に起きて 一体 何の意味があるんだ..
...何か意味あるなら 分かりやすく教えてよ..
何も分からないまま こんなままじゃ 私 不満しかないわ..
こんなに辛いんだもの 何かしら意味がなければ...私は...
頭の中 また怒りの言葉を並べる
あの子は私に何故あんなことをしたの..
私は おもちゃでも物でも実験台なんかでもない..
実験台になるのが意味なら私は拒否する..!!
ふざけるな..!!
もう嫌!!
..ふと担任からかテレビだかで聞いた言葉が頭を過ぎる
..生きるのに意味などない..
悲しくなった
じゃぁ...私...いなくても いいじゃん..
家に着きダルい足取りで部屋にランドセルを置き...両親の寝室に向かった
両親には「部屋に入らないこと!」と言われていたが..入りたくなるのが当時の私だった
両親の部屋の書棚には分厚い図鑑やPHPや聖書や その他にも色々本があった
暇つぶしで たまにこっそり見ていたから知っている ここにタロットカードがあることを...
夏休みに東京に住む母方の祖母の家で「持ち帰りたい!」と言ったら祖母は了承したが両親に却下され
意地になった私が こっそり自分のリュックに忍ばせて持ち帰ったものの帰宅してバレて没収されたタロットカードである
両親の寝室の書棚から 魔が差すように
その時 初めて箱を開けて触れたのだった.. .*・゚