【最高レート1636】 シータヴァルキリアス・ チューターエクスver
皆さんは、《鬼丸「覇」》で強化されたデッキといえば何を思い浮かべるだろうか?
僕は勿論《ヴァルキリアス》一択です。
・デッキ解説
カラーリングは「Nエクス基盤」ならぬ「吸い込みリュウセイ基盤」を存分に活かすシータ。
いつも8枚分確保していた有効トリガーの枠すらも割いてヴァルキリアスに特化した。
コンセプトの《超竜ヴァルキリアス》と《覇》。
《覇》の実装により、
《ヴァルキリアス》を出す=勝利(できるかも)
という方程式が成り立つようになった。
速攻対面にノートリでも《覇》が間に合うのは間違いなく《ヴァルキリアス》の特権。
またよくある「エクス覇」や「大地覇」のムーブには存在し得ない打点圧で押していくことで、完全に差別化が完了した。
存分に、暴れてくれ。
採用カード
《フェアリー・ライフ》 《霞み妖精ジャスミン》
初動。
ただ枠がカツカツなので気合の8枚。
「大丈夫、ヴァルキリアスなら引ける」なーんて信頼しきっている。感覚的には別のデッキで10枚初動を積んだ時よりも引けた。
「信じる者は救われる」というやつだろうか…?
速攻、ライゾウ対面でなければ3ターン目に撃っても間に合うので8枚でいい、というのが結論。
《戦攻妖精クルメル》
ヴァルキリアスフル投により比率の小さくなる青緑を補完する最強ブースト&チャンプブロッカー。
また速攻を黙らせる「ライフクルメルリュウセイホール」ムーブの主犯格。
こいつが強すぎて《ライプラ》が抜けた。多分4確。
《ドンドン吸い込むナウ》
基盤であり確定したトリガー枠というのは勿論だが、一応《ヴァルキリアス》適性の高いカード。
《ヴァルキリアス》は、本体、進化元、踏み倒し先の3枚のカードを「8マナ貯めた後」に要求する中々のワガママカードで、最速ムーブは本当に難しい。
しかしこの《ドンドン吸い込むナウ》、ライフから繋いでパーツ探しに使っても「ブーストホール+四ツ牙」の動きを通せば最速ムーブを可能にできる。
またトリガーとして撃った時には足りないパーツを探すことができ、関連パーツは見事にサポートの
範囲内!
まさか、《ヴァルキリアス》のためのカードだったのでは…?(違う)
超次元フェアリー・ホール
5コストでブーストしながら進化元の《勝利のガイアール・カイザー》を召喚だ!4確!
残りのサイキックはこのカードから出せることを一つの基準として決めた。
《四ツ牙》による5→8ムーブも欠かせないが、シータNエクスに刺さる《セツダン》やマナ回収の
《ジオ・ザ・マン》もそれなりに出す。起死回生の
《プリンプリン》も忘れないように。
《超次元リュウセイ・ホール》
このデッキがシータになった理由。ブーストしながらドラゴンを出せるホール、というだけでもうヴァルキリアス的には脳死4確しなければならない(前期は持っていなかったので3枚だったが)。
時々《勝利のリュウセイ・カイザー》や火力除去+《勝利のガイアール・カイザー》が必要な対面があるので気合で引く。
それと、たとえダブっていてもチャージするかは熟考が必要。リソースを回復できるカードが本当に少ないのと、先述の通りこのカードが必須な対面がしょっちゅうあるので「本当にチャージするの?」ともう一度よく考えてからマナに置くこと(n敗)。
《ストリーミング・チューター》
「いや、そこは《N・ワールド》じゃないのかよ」と思った皆さん、一回冷静になって。
まず、《N》とはどんなカードかを今一度考えてみよう。《N》は、
・相手にも引かせてしまう
・手札を保持できない
といった明確なデメリットを持つカードだ。
とくに2番目の「手札を保持できない」は、進化クリーチャーである《ヴァルキリアス》には致命的。
また、何故みんなでこぞって《N》を採用していたかを思い出せば
1,《MRC》対策
2,本体の打点目当て
3,使ったカードの再利用
4,マリガン(引き直し)したい
5,《N》と肩を並べるドローソースがないから
こんな理由からだったはず。
ただ、ADの現状を鑑みると1の理由の《MRC》はかなり珍しい対面。
それはもう、考えなくてもいいほどに。
2の「本体の打点」も、《ヴァルキリアス》を使う上ではそこまで重要視しなくていい。
3の「再利用」も、ロングゲームを放棄して特攻する《ヴァルキリアス》にはあまり関係ない。
4の「マリガン」はむしろデメリット。
そして残った課題は一つ。
5,「《N》と肩を並べるドローソース」の存在。
そして見つかったのが、《チューター》というわけだ。
さて、ここでもう一度デッキを見直してみよう。
《チューター》で拾えないカードはたった8/40枚。つまり期待値4ドロー※となった《チューター》は、もはや《N》に勝るとも劣らないドローソースへと
昇華した! ※ざっっっくり計算。
でもドロソ撃ってる時間も惜しいから2枚。
発想は良かったんだけどね…
《アクア・サーファー》
1枚で速攻を粉砕し、サイキックを返し、打点になってかつ青でトリガー。昔は4積みしていたのだが、今は《チューター》に枠を譲って2枚になっている。
《チューター》で喋り過ぎてショボく見えるな…
《ボルバルザーク・エクス》
《ヴァルキリアス》を「進化」から「手札進化」に緩和してくれたカード。《ヴァルキリアス》《覇》に並ぶ重要度を誇る…が、実は一枚くらい減らしても回るのかもしれない。
でもやはり《エクス》→《ヴァルキリアス》の強襲ムーブが強いのと、《ヴァルキリアス》から《エクス》を踏み倒すのも強いので4確でいいはず。
《永遠のリュウセイ・カイザー》
4枚入ることはない…が、あらゆる対面で無二の役割を持つ必須枠。またこのデッキにおいては《ヴァルキリアス》の踏み倒し対象でもあり、13000のボディーを活かしてタップインするクリーチャーに睨みを効かせることができる。
サイキック構成
よし、終わっ…て、ない!まだ7枚もあるの!?
頑張ってサクサク行きます(自己暗示)
・《フェアリーホール》組
《勝利のガイアール・カイザー》
ブーストホール2種から出て、出したターンに仕事をし、場に残っていても「私の仕事はもう終わった!」って顔をして盤面に居座る
「「「ドラゴン」」」。
つまるところ、《ヴァルキリアス》の進化元にピッタリなのである。※1
盤面に維持している時にも使えるように2枚。
《巨人の覚醒者セツダン》
《時空の喧嘩屋キル》は使わないので割愛。
《四ツ牙》を立ててもバウンスで返されそうな対面でとりあえず出したり、早期着地に成功して生き残った《勝利のリュウセイ・カイザー》の保護、殴りかかるときのお守りといった役割での1枚採用。
迷ったらコイツ。
《魂の大番長 「四ツ牙」》
5→8ルートの開拓者。
それだけ。それだけなのだがそれが強い。
リュウセイホールからも出せる。
あと、ファンクで溶けない。
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》
《フェアホ》のブーストで8マナに到達するときに出すことが多く、要求値の高い《ヴァルキリアス》コンボを「マナ伸ばしとけばなんとかなる!」と思わせてくれる存在。
互いのリソースが尽きているときに立てられればマナから《チューター》《リュウホ》を回収して優位に立てるときもある…かな…?
《勝利のプリンプリン》
実は半分ブラフ。「黒緑速攻」に《バインド・シャドウ》を立てられて《ガイアール》が盤面に触れない時や《唯我独尊》へのリンク時など、使わないこともないが…余った超次元の枠で普通の「Nエクス」を演じる意味合いが大きい。
《リュウセイホール》組
《勝利のリュウセイ・カイザー》
《バルガライゾウ》や《スノーフェアリー》対面を一気に有利にしてくれるカード。
それでいてブーストしながら出せる「ドラゴン」。
相手が手間取っている間に《ヴァルキリアス》を決めて、一気に決着をつけるべし。
《アクア・アタック 〈BAGOOON・パンツァー〉》
《リュウホ》を明確に壊れに押し上げたカード。
リソースの厳しいこのデッキでは《リュウホ》にこの択が存在するだけで懐の暖かみが段違いである。
不採用カード
間延びしてきたな…
《エナジー・ホール》《ミランダ》などのサイキック関連カード
一言で終わらせます。
「ヴァルキリアス出す気ある?」
《ヴァルキリアス》のネックである重めのコストをカバーできないホールに用はないっ!
…と言いつつ《勝利リュウセイ》やリソースが欲しい対面が割と多いので《エナジー・ホール》《キラーメガネ・ホール》採用は全然アリだったかも。
でも多分ヴァルキリアス出さなくなるんだよなぁ…
《武装竜鬼アカギガルムス》 《無双竜鬼ミツルギブースト》
その他ドラゴン・クリーチャー
すっっごい入れたかった。でも探索がっ…!
《エクス》《永遠》《覇》の3択を濁したくないので泣く泣く不採用。《アカギ》の条件を達成しにくいという裏事情もある。
というか《ヴァルキリアス》の探索を変えてくれれば済む話なんじゃないですかねぇ?運営さん?
・各対面解説
・速攻(黒緑orブリザード)
・カモ。
《ライフ》→《クルメル》→《リュウセイ・ホール》の流れで動ければまず負けない。
追い詰められても《ヴァルキリ覇》で殴れば高確率でEXターンを得て※2 殴り切って勝てるので、《ドンドン吸い込むナウ》がトリガーしたら揃えに行きたい。
《バルガライゾウ》
・微有利。またかなりの先攻ゲー。
ブーストを急ぎ、勝利・永遠の《リュウセイ》で妨害。《ヴァルキリアス》で《永遠》を出すこともよくある。
最後はアカギで止まらぬ打点を揃えてGO。《エクス》の打点が活きてくる。
《覇》のEXターンを非常に通しにくい対面だが、時々通さねば勝てないので祈れ!
・天門
・無理。勝ったら割と奇跡
一応2つの攻略ルートがある。
・相手の手が整わない内に特攻
・《チューター》を利用して《唯我独尊》や《ヴァルキリ》+《覇》+《永遠》をセットで成立させる
どちらも【ネロ天門】に搭載されたハンデスがキツく、前者は厚めのトリガーが、後者は《ガガアルカ》の呪文封じや手打ち《天門》が非常に重い。
《悠久のフォーエバー・プリンセス》を採用すればマシになりそうなものだがメタに割く枠などなく、そもそもそんなにマナを伸ばさせてもらえない。
つまるところ捨て対面なのだが、《永遠》を立てて《天門》から出るブロッカーをタップインさせると《エル・ドラード》が出てきてもダイレクトアタックが通ったり通らなかったり。
「足掻く価値はある」といったところか…?
・Nエクス亜種(シータ型、4Cメンチ等)
・普通。初見殺しを決めていけ
というかこのデッキもNエクス亜種だし。
ただしこちらのドロソは《N》でなく《チューター》。リソースを枯らす展開になれば有利だが、
逆に《N》と違って打点にならない上、構築時点で
盾が薄いため、打点が並んでくると一転して不利。
《BAGOOON》を確実に《吸い込む》等で返したり、
しっかり《ヴァルキリアス》を決めてダブルアクションじみたマネをするのが大事になってくる。
おわりに
ここなら好きなだけ語ってもいいよね!って事で。
今まで《ヴァルキリアス》を使ってマスターに行ったことは何度かあったんですけど、毎回サブプランを用意して回してたんですよね。でもそうするとあんまり《ヴァルキリアス》投げられないんです。
要求値たっかいから。
じゃあ全振りしてみようぜ、って事でこんな感じのデッキになったんですがコレがもう強くて強くて。
一戦一戦が楽しくて、《エクス》の演出の間に飛ばす「俺のクリーチャーで、君を倒す!」のエモートが自分の気持ちとシンクロして。
気付いたらマスターに着いてました。あんまりにも強かったものですから、「レジェタッチ行けるんじゃね?」なんて舞い上がってたらマスター帯でもしっかり勝てて、1600とか行けちゃいまして。
最高に楽しかったよ。
ありがとう、ヴァルキリアス。
…でも探索なしの君も見てみたいかな!
ウソウソ冗談…それ込みで組むのもまた楽しいしさ…
※1紙の《ヴァルキリアス》は「進化−アーマード・ドラゴン」だったため《勝ガ》の上には乗らなかった
※2黒緑速攻との対戦で一度だけGJで《ライフ》vs《キリンソーヤ》で負けた。何やってんだ
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