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ゴロ寝PC環境を作りたかった

 Amazonのブラックフライデー、とにかく何かを買いたい。お金を払うためにお金を払いたい。ついでにちょっと得した気分になりたい。そういうどうしようもない人間にはうってつけの散財チャンス。

 今年は前々からやってみたかったゴロ寝PC環境というのを作るべく、モバイルモニターとモニターアームを買ってみた。先に結論を書くと私の方法は失敗だった。

ゴロ寝用と言いつつタブレットを買わなかった理由は3つ。
・高い
・ちいこいモニターが欲しかった
・オートスクロールが欲しい

候補としては格安タブレット、有名ブランドのミドルスペックタブレット、iPad、Fireタブレット、モバイルモニターあたり。

格安タブレットは品質が怖かったのと寿命も短そうなので却下。
ミドルスペックのタブレットは中途半端な感じ。5万とか学生にはまあまあ払いづらい金額でまあまあな物買うのも微妙なので却下。
iPadは高い、AppStoreに好みのスクロールアプリがないので却下。
Fireタブレットも好みのスクロールアプリが無いので却下。

モバイルモニターだとwindowsが使えるのでスクロールはクリア、値段も手頃、ついでにメインモニターのサブでちいこいモニターあったら可愛い。

で、ここからが実際にやってみた感想。
 まずモバイルモニターではゴロ寝環境での操作性が壊滅的。これは想像通り。タッチできないんだから当然。
 案外寝転び状態でもマウスはそれなりに使えるが、問題は文字入力。windowsには画面内キーボード機能があるのでマウスで頑張って操作すればええやろと思っていたが普通に使いづらい。


 一応↑のようなリモコンを使えば多少マシそうではあるがこれも使いづらそうだしな~
ちなみにこういうリモコンを買う場合、ホイール付きがおすすめ。トラックパッドが小さすぎるので。

 2つ目にコード。今回買ったモニターは「タイプcで給電+画面出力」 or 「タイプcで給電+mini HDMI」に対応している。タイプc1本で繋げれば便利そうだが、私のグラボにはタイプc端子が無い。増設もできそうだが+1.5万の痛い出費になる。流石に嫌なのでケーブルは2本使うとしてAmazon Basicのdp to c双方向対応のケーブルを購入するも動作せず。これに関しては意味がわからない。不良品なのか相性問題なのか。
 そうなってくると映像出力はmini HDMIを使うしか無いわけである。しかしこいつが中々の曲者で、まずdp to mini HDMIやHDMI to mini HDMIは需要がニッチで殆ど見つからない。書き忘れていたが、ベッドからpcまで3mくらいあるので長いケーブルが必要なのである。色々と悩んだ結果「dp to hdmi変換ケーブル+3mのhdmi+hdmi to mini hdmi変換ケーブル」で決着。これで動作はするようになったがタイプcと長いhdmiが2本くっついているというのは中々の取り回しの悪さである。

 そして3つ目、これを言うと全部終わってしまう話だがゴロ寝は全然楽じゃない。そもそも人間の身体は姿勢を固定されることに苦痛を覚えるものである。寝転んでりゃ楽というわけではない。スマホもってゴロゴロする時だって結構姿勢変えるでしょ。そういうことだよ。アームは腕の疲れは軽減してくれるがその代償として頭の向きを固定する。都度アームを動かせば解決するが面倒である。手に持ってりゃ1秒で終わることがアームに取り付けると10秒かかる。

 まあそういう訳で私はゴロ寝pc環境は推奨しません。タブレット使えばだいぶ楽だろうけど3つ目の問題は解決できないし。

 
 ちなみに買ったモバイルモニターはサブモニターとしてかなり便利。安い割に外装の質感もモニターの発色も良く、軽量で取り回しがしやすい。本格的な作業をするならもう少し大きいほうが便利だろうが、作業中に動画や音楽プレイヤーを表示させておいたり、エクスプローラーを表示させておくとかなり良い。ゲーム中にdiscordとかも。グレアは画面は嫌われがちだが、かなり綺麗に見えるので割と感動した。あと可愛い。
ただmini HDMIはちょっと…

 アームは微妙。素材が頑丈そうで台座がついているものを選んだ。確かに頑丈そうではあるがネジ部分が摩耗しやすそう。1年持つか怪しい。


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