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Change Management

"Change Management(チェンジマネジメント)"とは

変化が苦手な人
現状維持を希望する人

を含めた社員全員が変革に適応できるよう促し、変革を効率良く進める方法。

その人にとって、無意識だったり、経営の方針と個々人の緊急性や必要性が異なるなど、"今ではない"とか"自分はそこまで必要性がない"と意識的または無意識に判断したり、捉え方次第では一概に"苦手"とか"現状維持"とは言えないとは私は思っている。
チェンジマネジメントの使い方を間違えると、経営側や変えたい側のエゴですぎないとも感じる時はあります。

とはいえ、月並みですが、ダーウィンの以下の言葉は私は好きである。

最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一、生き残るのは変化できる者である。

チェンジマネジメントは、1990年代のアメリカでブームとなったBPR(Business Process Re-engineering:業務プロセス改革)を成功させるためのメソッドとして実践されたのが始まりとされています。

チェンジマネジメントの考え方や方法は正解は無いと思っていて、部下を育成し、目標を達成させる「1on1」だったり、評価を適切にしたり、全体でやったり、誰か第三者に言われて気づいて行動に移したり、多層的、戦略的、情熱的であり、とはいえ作為的ではいけない、そんなものなのではないかと。

組織や個人の変化には、以下どれか、だったり、全てなのかもしれないし、疎結合であり密結合でもあると思う。

  • 緊急性の明確化

  • 強い変革推進チームの結成

  • 変革ビジョンを決める

  • 社内全員で共有

  • 社員が動きやすいよう環境を整備

  • 短期的目標の設定と達成

  • さらなる変革の推進

  • 新しいアプローチを定着

先日、嬉しい一言が部内でほのかに聞けた。

Excelをきっちり活用するチームから

「他のチームみたいにダッシュボードでスムーズにサクサクとやりたいんですよね、なんかかっこいいし、わかりやすい。それと、Excelで作業や準備するの大変ですし」

ジェンダーや年齢を区切るのは好きではないが、平均年齢は50代後半のメンバー構成のチームで、けしてITやツール活用バリバリ得意なわけではないメンバーからの一言。けど、仕事に対しての情熱や責任感がとてもある頼り甲斐のある方。

最近私の部は徐々にですがメンバーがダッシュボードを当たり前のように使い、各自や各チームのパフォーマンスや活動をダッシュボードを共有しながら、週次の全体会議で、他チームへ共有したり議論している。
実は上述の一チームだけExcelを使うのがメインなチームである。別にExcelが悪いと言っているわけではないが、けどExcelだと準備にも時間がかかるし、透明性やコラボレーションに欠けるところもある。

こういった発言を聞く瞬間をチェンジマネジメントと言うのではないかと感じる。

私は、
「おぉ、そうですか、ぜひやりましょうよ。私でやれることは支援しますよ。来期はダッシュボードで報告したらどおですか?😊」

くらいのトーンで反応しましたが、

正直、心の底では、溢れんばかりに嬉しかった。

昨年春から特定のチームで数名のメンバーにはデータ活用やダッシュボードを当たり前のように使うオペレーションを推進したり、文化というほどまではいきませんがそのような雰囲気感を作ったり、ひとまずhands onで粛々と進めてきました。それが、他のチームにもどんどん伝播してきている。そしてこのような言葉が自然と出てくるようになった。

手前味噌ながら変化しているチームやメンバーは抜群に生産性が上がっていて、成果も上がっている。

経営のビジョンや方向性も大事だが、社員一人一人の想いや実行レベルが変わらなければ根本として変革は実現できないと思っている。

よく、「DXのやり方は?」とこの2年で多方から聞かれることがあるが、質問側の気持ちもわからなくないし、私はDXしてるつもりもないし、そんなこと一言では語れないし、やってることはとことん地道だし、戦略性も必要だが、狙ってできるものでもないところもある。

組織変革の根本はチェンジマネジメントだと前々職の頃から体感している。

スキルややり方ももちろん大事ですが、心のチェンジマネジメントのスイッチが押されること、そのスイッチが自発的かつ継続的に押されること、が大切だと思ってます。

それが組織が永続的に元気であり続ける秘訣かと。

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