まずは、日々の生活環境の整備

乳がん再発からの生活環境

約5年前に、母の再発がわかって、正直私は、戸惑っていました。
何をしてあげられるだろう。
何をしたらいいんだろう。

でも、とりあえず私のやり方で母を笑顔にすることだけを考えて接することにしました。
自虐でもいいから笑わせてあげたかった。
母の笑顔を見たかった。

再発してから2年くらいたったくらいかな。。
歩くのがしんどくなって、杖を購入。
ちょっと遠出しただけで、だいたい杖を忘れてくる母。
そこが母の可愛いところ(笑)
折り畳み式で高さも変えられる便利な杖を最後まで使っていました。
今も、写真とともに添えています。

杖を使うほどになったので、家の中の環境もいろいろ家族で考えるようになりました。

我が家は3階建てで、母の部屋は3階にあります。
最後まで、入院してても、退院した時は、3階の自分の部屋に帰りたいと言っていました。
それだけ、居心地よくなったのは、あたしのおかげかな?(笑)

居心地よくなるまでも、それなりに大変でした。

最初は夫婦の寝室

私が中学のときに引越しを経験してから、現在23年が経とうとしています。
あれからいろいろあって、数年前に、私が整理収納アドバイザーを勉強するようになってから、両親もわりと協力的になったのが嬉しかった。

両親は一緒に寝るのを想定した一部屋、そしてその隣に私の部屋がありました。
私は大人になって、3階から1階へ家庭内引越しをしました。
それから数年、私の部屋は物置部屋化していました。
整理収納を意識してからは、その部屋を見るたびにため息が出ていました。

しかも、父と母は生活リズムが少し違っていました。
夜遅くに帰ってくる父は、ベッドで寝ている母を気遣ってそーろっとドアを開けて寝室に入っていたそうです。
それを、ずっと知っていた私は、ハッと気が付きました。

40年以上ぶりの1人部屋

私の提案で、3階の二部屋を使って、父と母の独立した各自の部屋を作ることに成功しました!
両親ともに、喜んでいました。
自分のモノは、自分の部屋に置くことで自分が持っているモノの全体像が見えたのです。
それによって、スペースの使いやすさや気兼ねなく自分の部屋に戻れるようになりました。

これによって、母の「どんだけ!?」な所有物の多さにビックリしてしまったのです。

でも、一番のねらいである、「自分のモノは自分の部屋で管理する」ということが改めて、私自身、考えさせられました。
管理する大変さのデメリットはあるかもしれませんが、ほとんどメリットが多いと感じます。
自分のモノの量を把握したうえで、自分にとって良い環境、良い生活導線を確保することができるのです。

それが家族にとって、良い分岐点になったのではないかと今でも感じています。

自分の気づきの到達点

さて、次の課題は、自分が思う快適な部屋とは・・・?

最後に、みなさんに質問です。
自分のモノの量、把握していますか?
他の家族の部屋に、自分のモノがあることはないですか?

片づけや整理収納するときに、みなさん口をそろえて言うことがあります。
「これ、こんなところにあった!」
「あれ!こんなものあったんや!」
という気づきです。
これは、とても面白いですが、しょっちゅうこんなことがあってはしんどいですよね。
なので、モノの把握をすることによって、減らしていきましょう。
この発言の最終地点は、「これ探してたんや~!」となります(笑)
こちらとしては、「よかったね(笑)」としか言えません。。。

面白いエピソードもいいですが、「今、私はこれだけ持ってるよ」と少し説明できるくらいがちょうどいいかもしれません。
友人との会話の中で、「あ、それならここに・・・」とすぐに思い出せると、会話も途切れず、もっと楽しい話題が続きそうです♩

今日はこれくらいにしておきます。
次回をお楽しみに♪

整理収納アドバイザー かおりん♪


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