心の病のカミングアウト
夫がさきほど20年以上付き合いのある友人にLineで心の病をカミングアウトした。
夫が、病状がよくなく、仕事を休んでいて、吐き出す相手がいないと嘆いていたので、私のすすめがあった。
月に1、2回サッカー観戦に行くほど仲がいい友人だ。
まだそのLineにはまだ既読もついていない。
だが、もうすでに大きな後悔をしている。
夫は、一般の人は、心の病をもつ人に、とても冷たく、心の中では、自分の子どもを会わせたいと思いはしないという。
きっと、Lineで友人は、言葉では、その場をとりつくろい、心の中では大きな溝を感じて、これまでの関係性は大きく変わってしまうだろうと。
私自身は、仲のいい友人に心の病を完全にカミングアウトしている。
子どもにも会わせてもらっているし、かなり遠方に住んでいるが、コロナ前は、年に4度は会っていた。
そう夫に伝えても、それは遠方に住んでいるからだ、とか、独身で子どもがいないからだ、とか、いう。
心の病がその人のすべてを形づくっているわけではないから、カミングアウトは必要でないだろうと私も思う。
また、だからこそ、私は心の病を友人にカミングアウトしてきた。
夫は、人は冷徹だという。
私は、人は少しあたたかいと思う。
夫は、もうすでに、大切な友人をひとりなくしたと落ち込んでいる。
私のせいだと私に静かに怒っている。
さて、どうしたものか。
ここまで打っていると夫にLineの返信がきた。
「これからも一緒にサッカー応援にいきましょ。」
で締めくくられていた。
これが本心か夫の言う通り、その場を取り繕うだけの苦し紛れの言葉なのか。
それは神様しかわからないのだ。