【ライブ参戦日記】街裏ぴんく-第15回街裏ぴんく漫談独演会「Little theateR」雷5656会館ときわホール
浅草観音堂裏にある雷5656会館。
老舗 常盤堂雷おこし本舗のこちらのビル。
だいぶ以前に親戚がこちらの会社でお世話になっていたこともあり、一斗缶に入った雷おこしがよく家に送られてきたっけ。あれ美味しくて、食べ始めると止まらないんだよな…そんなことに思いを馳せながら、到着。
雷門の店舗は訪れたことはあるが、こちらの会館に入るのは初めて。
昭和の雰囲気が漂う建物の5階にホールがある。
懐かしさも相まって、思わず2階の売り場で雷おこしをゲット。職場で仕事の合間のおやつにしよう。
さてそんなことはさておき。
ここのところ、何故か気になる存在の漫談芸人の街裏ぴんく。
まず名前がひらがなで、ぴんく。とは可愛らしいなと思いきや、風貌はなかなかイカツイ。
鬼気迫る表情を浮かべ、言葉を巧みに操り、観客を独特な漫談の世界に引き込むその姿から、目が離せなくなる。かと思えばそれとは裏腹に、ネタ中に可愛らしく思えるコミカルな動きを見せることもあれば、突然始まる歌ネタの素晴らしい歌唱力に驚く。
まさに変幻自在なのだ。
生で単独ライブを見てみたいと思ったのは、それを目の当たりにし、
体感してみたいという興味から。
コラボのライブは以前にいちど行ったことがあるが、街裏ぴんく単独ライブは初参戦の今回。
私は、テレビでお笑い番組をやっていればなんとなく観るくらいで、特に芸人さんの誰を推すでもなく、お笑いに詳しいわけではない。
そんなんなのがここに足を運んじゃって大丈夫かな…こういうライブって何か決まりごとはあるんだろうかなどと、今思えば、そんなことは杞憂に過ぎない少々不安な思いを抱えつつ、着席したのだった。
幕が開き、街裏ぴんくがステージに現れる。
挨拶をし、流れるように世間話を始めたと思いきや、あれ?これってもう漫談始まってる…?
嘘なのか本当の話なのか、境い目が曖昧なのがこの方の面白いところ。
そして次々と繰り広げられる、奇々怪々な話。
YouTubeで観るそれとは違い、目の前のステージに集中して観ていると、息遣いやちょっとした間、緊張感、観客に語りかける彼からの圧などがダイレクトに感じられる。
え、これはどういうことなの?と瞬時に考えたり、ただただ笑ったり。
あっという間の2時間20分。
見返すことの出来ない生のライブの醍醐味をたくさん味わえて、やはり画面越しに観るよりも数倍、数十倍面白さ倍増。
ライブっていいな。
《Little theateR 演目 仮タイトル》
1.大物と作曲家
2.あやや
3.水と即興劇
4.婚約者
5.タイランド
6.クロレッツ
ショート漫談 ①婆と爺 ②カラオケの幻 ③銀歯 ④イク ⑤元パトカー
〈 歌 〉
7.コインロッカー
8.サザエさん
9.爆弾処理班
10.あとひとおし
11.個展
第15回街裏ぴんく漫談独演会「Little theateR」2023.6.24(土)雷5656会館ときわホール