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『頼る』と『依存』の違い?


※約2年前、2023年5月15日にkaikan写メ日記に書いたものです。kaikanはもう見れなくなってしまいましたが、リクエストいただいたので少しだけ手を加えてnoteで再掲します


すごくいい質問を頂きました
『頼る』と『依存』の違いですよね


女風セラピストをしていて
大切かつ重要なテーマだったのですが、当時は綺麗にまとめられませんでした


頼ると依存について、具体的な線引きや言語化ができておらず、感覚的にしているところが大きかったのかなと思います



当時、写メ日記に書いてアウトプットしながら整理したみたいですね笑 その初々しさのまま再掲しますね^^ニコニコ





頼ると依存。
似ているようで、恐らく違うんですよね

ただ自分の中ではっきりと境界線がなかったり、理解して行動できている人も少なかったり、曖昧な方も多いのかなと思います



雰囲気的にセラピストに『頼る』のはいいけど
セラピストに『依存』するのはあまり良くなさそうですよね



ではその違いは?



怒られるかもしれないんですけど、
僕ね、お客様によって接客を変えているんです(変えていました)
※2023年の時にも書いていました



えっ?選別だ!ひいきだ!ずるい!最低クズピめ!って思われるかもしれないですし、わざわざ言う必要もないのかなと思いますが




以下、かなり感覚的ですが
○すごい共感して肯定してる時
○大丈夫だよ!平気だよ!大丈夫だって!と肯定しつつ、背中を押す時
○どうして?なんでそう思ったの?と深掘り質問してる時
○そうだよね!うんうん。でもさぁ…と、使う時
○絶対違う!それは違う!って強く否定する時
○えーもったい!すごい○○なのに!って自分の意見や価値観を押し付ける時笑
○サインを出してるのに気付かないフリをする時
○『みんなにも言ってるんだけどね』って〝みんな〟とか〝他の人〟を強調する時
etc...



それを人によって変えたり、使い分けたり、
同じ人にもシーンやシチュエーションによって変えたり、これを全部したり…



その変える基準や使い分けの明確な理由もすべて感覚的なんですけど、共通しているのは



『その人の可能性を奪わないこと(=その人の可能性を信じること)』だと思うんです



僕がそこで
何か言ってしまったり、やってしまったり、助けてしまったり、サインに気付いて反応したり、過度に支え過ぎてしまうと『依存』が始まってしまうと思うんです



もちろん、心も身体も全体重を預けて、もたれ掛かって、受け止めてほしい時ってありますよね?赤ちゃんになりたい、人間以下になりたいみたいな



そういう時は無条件で、理由を聞かずに、ただただ受け止めてあげて、受け容れてあげて、包んであげて、全肯定しています。



けど“どんな時も”“いつも”“ずっと”はしないんです。



お客様側の
☑︎調子がいい時
☑︎エネルギーがある時
☑︎いい雰囲気やいい空気を纏(まと)っている時
☑︎自分で気付けそうな時
☑︎変化や成長しそうな時
☑︎自立できそうな時
etc...
あとなんだろ?んー感覚です笑



そういう時は無条件に全肯定ってよりは、真横にいたり、うんうんって聞いてるだけだったり、後ろから少しだけ支えてるイメージです←ついにイメージって言い出した笑




自転車で言うとね…えっ自転車!?



自転車に乗って漕ぐのがお客様だとしたら、
僕は補助輪だったり、ギアになったり、チェーンになったり、後ろから押す人になったりするんです


もちろん基本は僕が前に乗って自転車を漕ぐんですよ


ん?


基本的に僕が前で漕いで、お客様が2ケツ(自転車の後ろに座ったり、立ったりする2人乗りを2ケツって言います※違法ですので良い子は真似したらダメだよ)して、後ろに乗って(立って)お話ししたり、遠くへ行ったり、時々自転車から降りて、ベンチに座ってお話ししたり、自転車から降りて、一緒に押しながら歩いたり



調子がいい時は、お客様が前で漕いでもらって、2ケツで僕が後ろにいてお話したり、僕が自転車を後ろから走って押してあげたり、転けないように補助輪役になったり




あれ?伝わるかな?



僕がね、どんな時も、ずっと、ずっとですよ?
前で漕いでたらダメだと思うんです


その方が早いし、進む、お客様も楽だし、いやいやその為にお金払ってるだから!ってなると思うのですが…



例えばね←おいおいイメージとか例え話ばっかりじゃん笑



例えばね!笑
坂道の時は、お客様が前だと漕がなくても前に進むから楽ですよね。
その時に僕が前で漕いだらダメなんです。


つまりお客様の可能性(自立、成長、気付き、自信、楽しさ、感動、変化、幸福、充実etc...)を奪ってしまうから



依存って〝それ〟がないと不安だったり、怖かったり、やめたいのにやめられなかったり、できないと(無いと)不安になったり、イライラしたり、1人じゃ何もできない(出来なくなる)状態を指すと思うんです


アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存…
人への依存、彼氏や恋愛依存…


そして女風依存もあるのかもしれませんね



その依存している状態、依存している関係性って
常にどんな時も、いつでもセラピストが前で自転車を漕いでいる時だと思うんですね



いやいやそれが仕事だろ!
その為にこっちはお金を払ってるだよ!



もちろんその通りなんです。
その通りなんですが、じゃあセラピストがもし自転車を漕ぐのをやめたら?

そう、進まないんです。



「セラピストなしでは進まない状態」「お客様も漕ぐ気が一切ない」「誰かがいないと1人では自転車を乗れない人(乗れなくなった人)」を僕は依存だと思うんです



そしてね、一番怖いのが
お客様が漕ごうとしてるのに、漕ぐことができるのに
セラピストが“それ”を奪って、常に漕いでしまうことなんです



いやいやそれが仕事じゃん!
いいじゃん、それでお客は楽なんだから!
その為に女風を使ってるんだから!



もちろんそうなんですが
問題はセラピストが漕ぐ理由なんですよね


☑︎お客様から必要とされたい
☑︎お客様に褒められたい
☑︎自分が漕げばお客様は漕ぎ方を忘れて、僕が漕がないと進めなくなるから
☑︎漕ぐのが下手だね、遅いねと自信を無くさせる
☑︎漕がなくていいんだよ、何もしなくていいんだよ、全部僕がやるからねと漕ぐ機会を奪う
☑︎漕ぎ方を忘れて依存させたい、お金を使わせたい
☑︎坂道の時、本当はお客様は漕げるし、漕ぎたいけど、セラピストが〝僕が漕ぐよ〟と知ってて機会を奪う
etc...



つまりセラピスト自身がお客様の可能性※を奪ったり、セラピスト自身がお客様に依存(お客様を利用して、自身の自尊心を満たそうと)している状態が一番怖いと僕は思うんです
※可能性は上記を見てね




頼るっていうのは
普段自転車を漕いでいる人、漕げる人、漕ぐ意思がある人だけど“一時的”“部分的に”“ある一定の期間(時間)だけ”セラピストや誰かに漕いでもらうことー
だとしたら



依存っていうのは
☑︎元々漕げたけど、誰かが漕いでくれないと乗りたくなくなった人
☑︎そもそも自転車の乗り方を覚えようとしない人
☑︎誰かに漕いでもらわないと進めない人、進みたくない人
☑︎自転車がないと、乗ってないと不安な人
だと思うんです




毎日自転車漕いでいて、疲れたから、たまには漕いでよ!もう休みたい、代わりに誰か漕いでよ!はいいと思うんですね


自転車を漕いでて、壊れたから直してくれない?その間に休むから直ったらまた漕ぐね。けどちょっと疲れたから、上り坂や直線は漕いでくれない?下り坂になったら教えて?私が漕ぐから^^


最近自転車乗ってないから乗り方教えてよ!忘れちゃってさ…

あと2ケツ(2人乗り)してみたかったんだよね!坂道で2ケツしたら気持ちいいだろうからやってみたい!でも坂を下ったら湖があるから、そこからは私が前で乗りたいから後ろから支えてて?



これが頼るってことだと思うんです




既に依存している人や依存傾向にある人、依存を求めている人は

○自転車最近乗ってる?って毎日連絡がほしい人。その連絡がないと気に掛けてくれないと乗りたくない、不安になってしまう人

○最近新しい自転車発売されたんだけど、○○ちゃんに似合うと思うし、俺と乗ったら楽しいよって連絡が嬉しくてつい何台も自転車を買ってしまう人

○自転車に乗るのは月1でいいのに相手に流されて毎週、週○日乗ってしまってる人

○1人で乗れるのに『俺が漕ぐから!』と漕がせてくれない。結果、乗り方を忘れてしまい、その人がいないと乗れない人

○自転車に乗りたい気分じゃないのに、乗ろうよ?漕ぐよ?と言われて流されてしまう人

○ずっと後ろに座ってるだけでいいからね、俺がずっと前で漕ぐよと言われ、誰かに漕いでもらわないと漕ぐのが面倒になってしまった人

○自分で自転車を漕いでいるのに、後ろから支えて、押す力が強いから、相手に押してもらってる、相手がいないと一人では乗れない、転けてしまうと思い込んでいる人

○毎週、毎日自転車乗ってないと、乗らないとダメだよと煽(あお)られ、自転車に乗っていないと不安になってしまった人
etc...


だいぶ違うかもしれないし、そろそろ自転車の例えもうやめて!ってなってる頃だと思うから笑
そろそろまとめますね!


〝その人〟がいないと進まない、もしくは〝自転車がないと進めない人〟 〝自分で一切漕ぎたくない人(漕げなくなってしまった人)〟〝1人では自転車に乗れない、1人だと不安な人〟が依存してる人だと思います




自転…
いやだから自転車の例えはいいよ!
『女風で例えろよ』と声が聞こえてきそうなので




つまりね、
お客様が【頼る】と【依存】を明確にしていたり、線を引いたりしている事も大切だと思うのですが、セラピスト自身が見極めたり、適度に距離を取ったり、お客様との距離や言葉、関係性の調整が出来る、またはそれを試みていることが大切だと思うんです。



じゃあそのセラピストの見極め方は?
難しいですね(´・ω・`)



正直僕だって手探りですし、正解がわかっていたり、意図的に変えたり、調整が出来ているわけではありません。



そもそもこれが正しいのかすら…

でも、ただ一つ言えることは〝お客様の可能性を信じていて、それを奪わないように〟僕は心掛けています





人には自然治癒力ってあるんですね。


皮膚に傷が出来たら治ったり
骨が折れたら、くっ付いたり
口内炎が出来たら治ったり…



本来、人って自由で、無邪気で、好奇心旺盛で、明るくて、優しくて、エネルギッシュで、魅力的で…



でも挫折や度重なる失敗、トラウマ、暴力、異性トラブル、言葉のナイフ、失恋、裏切りetc...で自信を失ったり、自分が嫌いになったり、上手に笑えなくなったり、人や自分を信じられなくなったりしますよね。




僕は、女風利用やセラピストとの関わりの中で
思い出したり、気付いたり、新しい発見があったり、出来ない事が出来るようになったり、取り戻せたり、手放せたり…




そんな可能性がたくさん秘めていると思っています


お客様のそんな可能性(成長、伸び代、自信、気付きetc)を出来る限り奪いたくないんですね



自分で、自分の力で、自分の足で、自力で勝ち取った、見つけたり、発見したと思ってほしいんです。




そんなの理想論だよとか
私はぜーんぶセラピストにやってほしいの
お姫様扱いしてほしいの
成長とか変化とか望んでないの
難しい事はいいから全部全部全部やって!
いつも全肯定して、一回も否定しないで!
って方もいると思います。



思いますが、僕との時間や出逢いによって転機(きっかけ)になってほしいと思っています。



だから
気付いてても気付かないフリをしたり
代替え案を一緒に考えたり
ワガママ言うように練習したしたり
質問を投げ掛けて深掘りしたり
妥協点を一緒に探したり
無条件に全肯定したり
絶対にそれは違う!って否定したり
価値観を押し付けたり笑


色々しています。
それが正解なのか、正しいのか正直わからないのですが…


とりあえず僕がいなくても、いなくなっても自分で、自分の足で自転車を漕げるように、乗れる楽しさを、乗れたらどんな可能性があるのか、どんな景色が見れるのか、一人で遠くまでどこまで行けるのか、自転車の素晴らしさを、自転車がなくても進む方法を今一緒にいる時にあーでもない、こーでもないって〝エロいこと〟をしながらしている(していた)のが斗真です。




あれ?質問なんでしたっけ?



まぁとりあえず、難しいことは考えず、自転車屋さん(女風じゃなくなってる笑)に来て相談してみて下さいって事です。




とりあえず自転車置いて、まずお酒飲みましょっか!



ってなるのが女風ですし、お酒飲めなくてもセラピストが上手にリードしてくれます^^




自転車、自転車言ってたら、なんだか自転車に乗りたくなってきましたね雨ですけど( ´艸`)笑




青春時代にしていた、または出来なかった

     『自転車の2人乗り』

僕と、しませんか?チャリンチャリン〜♪
※今はもう2人乗りはできないですけどね^^
1人で自転車に乗れるか見ていたり、自転車の上手な乗り方をお伝えすることは出来ると思いますよ

それでは☺︎


斗真

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