【悲観するな】シンギュラリティは来ない!AIとの正しい付き合い方
今回は昨今ずっとホットな話題である「シンギュラリティ」について僕の考えをお伝えします。
シンギュラリティとは技術的特異点のことで、自律的な人工知能(AI)が自己改良を繰り返すことで人間の知性を上回る知性が誕生するという仮説です。
これは人工知能の世界的権威であるレイ・カーツワイル氏が提供しました。
わかりやすく言うと、
「AIが頭よくなりすぎて人間を支配する時代が来る」
という話です。
まるでSFのような仮説ですが、昨今の生成AIの驚異的な進化スピードを考えると、現実味を帯びていますね。
しかし、僕の意見としては「シンギュラリティは訪れない」と考えています。
「なんでそう言えるの?」
と思われたかもしれませんので、理由を述べます。
それは人工知能そのものを生み出したのは人間だからです。
人間の脳を模範したモデルが人工知能になります。
そのため、そもそも人間が作った技術であるのなら最初の時点で、人間が臨界点を決めているのが普通です。
その臨界点を操れるのは人間なので、相当に悪意ある人が人為的に操作しない限りは人工知能が勝手に人類を支配するといったシナリオは現実的じゃないことがわかるのではないでしょうか。
あるいか誰かが人為的にAIを悪用して(これは可能)、悪い方向に使うのかなら仮説は立証されるかもしれませんが、AIが勝手に世界を滅ぼすといった仮説は立証されません。
また、人工知能の研究には世界的に見てもかなり政府が介入しており、道徳的ではない使い方には厳しく監視が行き届いている状態です。
もし悪意のある兵器を作れるようなAIを作ろうものなら重罪になります。
ただ、これはAI技術だけに限りませんよね。AIを使わなくても同じ話です。
話をまとめると、シンギュラリティ自体は仮説の域を出ないと考えて良いでしょう。
AI自体も人間が作り出し、人間が介入することで威力を発揮します。
仮に今より知能や技術がより優れたモデルが登場しても、人間が作り出している以上は人の監視下にあると考えるのが妥当です。
シンギュラリティとか、「AIが人類を滅ぼす」と言った話題は注目を集めるため、よく目にしますし、気になるところだと思います。
それを過剰に信じたり、盲信したりすることは現実的ではありません。
AIは悲観的というより希望に満ちているツールです。
正しい考え方を身につけてAIの進化を楽しみましょう。