思い出深いチェン飯
「お耳に合いましたら」というドラマにハマっている。
主人公がポッドキャストを通して自分が好きなチェーン店の食べ物(チェン飯)を紹介する。そしてそのチェン飯から自分の過去の出来事を振り返り、懐かしくなったり、悩んで成長したりする物語だ。
チェン飯は誰もが気軽に食べることが出来るが、誰かにとってはその店やメニューに強い思い入れがあることもある。
先日放送された回に銀だこが登場し、それと同時に私の高校時代の記憶が鮮明に蘇ってきた。
私の高校の最寄りには銀だこがあり、高校生でも手の届く価格帯であるため、ちょっとした贅沢をしたい時に何かと食べに行っていたのだ。
銀だこにはクロワッサンたい焼きという知る人ぞ知る超マイナーメニューがある。
高校時代何故か話題になっていて、入部してまもない頃、同期みんなでその噂のクロワッサンたい焼きを食べに行った。
同期のまとめ役のような子が「みんなで仲深めるためにクロワッサンたい焼き食べいこー!」って言ってくれて、
20人弱いる同期みんなで食べに行った。
今考えると路上迷惑では?笑、、と思うけど同期のみんなでたわいもない話をしながら食べたクロワッサンたい焼きは心底美味かったしいい思い出。
テスト終わりにはお疲れ様会として部活で1番仲良くしていた友達と初めて銀だこでたこ焼きを食べに行った。
その友達とは大学生になってから全然会わなくなってしまって今では疎遠になってしまったけど、銀だこ見るたびにその子のことをふと思い出す。
パートの先輩たちは新歓として銀だこを奢ってくれた。
銀だこ店内だと長居出来ないからテイクアウトして近くのイオンで食べた。
親以外の人に奢ってもらうのが初めてで1年しか変わらない先輩たちだったのに当時はものすごく大人に見えた。
部活に慣れはじめた頃にパートの同期3人でも食べに行った。
初めてバラエティパックを頼んで、24個のたこ焼きの上に豪快にソースとマヨネーズをかけたのは最高にいい思い出。
銀だこを食べるたびに、大好きな部活の同期、疎遠になっしまった友人、尊敬してた先輩、、、いろんな人との記憶が蘇ってくる。
私の高校時代は銀だこ無しでは語れないと思う。
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