超激短小説7「limit」

1限が無い日は、少しゆっくり起きて、学校までのコンビニで朝食を買う。
学食で行き交う人を眺めながら、買ってきた朝食を頬張る。
僕は普通の日々を送れてる、そう思う。
なのに、何か足りないと感じるんだ。
見えない境界線があるように、世の中が制限されてるように
たどり着けない・・・今はまだ・・・

仲間と笑っていても、僕が立ってるこの場所が、上限なのか下限なのか、
どこに向かって進んでるのか
考えてしまうと立ち位置があやふやになる。

でも、超えることが出来ないなんて信じない
きっと何処かにいるんだろ?
端っこ同士が出会うのだ

君も手を伸ばしてると信じてる、だから僕も歩むんだ
いつか掴めるその瞬間まで

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