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着ぐるみに会えるイベント(首都圏編)

先々月先月と、コスプレイベントに行ってきた話を書きました。

以前、着ぐるみに会えるイベントは多くないということを書きました。「着ぐるみはもともと普通のコスプレに比べて趣味人口が少ないうえ、コスプレイベントの中には着ぐるみでの参加を禁止または制限しているところも多いなど、着ぐるみの側から見ると、着ぐるみを出すこと自体がけっこう大変なこと」、ではあるのです。

でも、着ぐるみの側からすると、一念発起して手に入れた「子」です。いろんなところに連れて行きたいと思うもの。誰もが、というわけではありませんが、多くの着ぐるみはイベントでいろんな人に見てもらいたいし、人と交流したいと思っています。ですから、着ぐるみにとって「着ぐるみで参加できるイベント」がいつどこで行われるか、その情報は大事です。

ところで、「着ぐるみで参加できるイベント」は、言い換えれば「着ぐるみに会えるイベント」でもあります。そして、コスプレイベントはコスプレイヤーや着ぐるみだけの場所ではなく、カメラマンも参加する場所です。

「確かにカメラマンチケットはあるけど、そんなしっかりしたカメラを持っているわけじゃないよ、っていうかスマホしか持ってないよ」という人もいるでしょう。でも、気にする必要はあるのでしょうか? 公開する写真を撮りたいわけではなく、好きな着ぐるみをこの目で見て、いつでも思い出したい……そのための写真でもいいのではないでしょうか?

もちろん、着ぐるみをしっかりしたカメラで撮ってもらえるのはうれしいものです。でも、着ぐるみの楽しさは、それに限ったことではありません。「うわぁ……目の前に……あのキャラクターがいる!!」というときの、あなたの大好きを、否定する必要はないのです!!

……朝香果林推しなのに優木せつ菜みたいなことを申しました。失礼しました。

着ぐるみの撮影は、スマホでも写ルンですでも、いいんです。なんならカメラがなくたっていい……着ぐるみはサポートしてくれる人が大事、ちょっとした段差を教えてくれるだけでも、とても助かるのですから。

というわけで、今回は、私自身が参加したイベントのほか、Twitterなどで着ぐるみが参加したことがあると分かっているイベントを「着ぐるみに会えるイベント」として紹介していきます。私の行動範囲がほぼ首都圏に限られているので、今回は「首都圏編」とします。

情報は執筆当時のものであり、今後変更になることも十分考えられます。イベントに行く前には、行く予定のイベントの規約そのものを必ずご確認ください。また、以下の情報が正確であることを私は保証できません。何卒ご了承ください。

着ぐるみに会えるコスプレイベント(首都圏編)

JCF in ビッグホップ

千葉県印西市のショッピングモール「ビッグホップ」で年数回開催されているコスプレイベントです。会場自体が広いことに加え更衣室も広く、ビッグホップ内で使える500円の商品券が付いてきます。着ぐるみだと当日参加でも商品券プレゼントの対象になるので、着ぐるみを着た後のお食事が助かってしまうというメリットもあります。別途料金が必要なものの、観覧車にも乗ることができるので、着ぐるみとデート気分が味わえるのも魅力です。

実際、着ぐるみの参加実績も多く、ショッピングモールの一般客とふれあう機会として、「グリーティング」が行われることもあるようです。

写真=あやと・場所=ビッグホップ ガーデンモール印西(「JCF in ビッグホップ」)

こすぷれピューロ

先々月先月の記事にしましたが、サンリオピューロランドで年2回開催されるコスプレイベントです。人気もあるのでコスプレチケットの完売も早く、着ぐるみで参加するのは大変ですが、カメラマンでの参加は直前でもおおむね可能なようです。

レディキティハウスのコンパクト形ソファに座る朝香果林
(着ぐるみ、虹ヶ咲学園冬服×クロミカチューシャ)
場所=サンリオピューロランド(「こすぷれピューロ」)

となりでコスプレ博

通称「となコス」。何の「となり」かというとコミックマーケット(コミケ)のとなりです。コミケは毎年夏・冬に虹ヶ咲学園東京ビッグサイトで開催されますが、その「となり」であるTFTホールで開催されるコスプレイベントです。会場に入るにはチケットが必要ですが、屋外に出ることもできるので、いろいろなシチュエーションが楽しめます。

スマートフォンの道案内を見ながら歩く朝香果林(着ぐるみ、虹ヶ咲学園冬服)
写真=アクアット・場所=TFTホール前(「となりでコスプレ博 2022夏」)

COSSAN

東京タワーや高田馬場などで年数回行われているコスプレイベントです。

私が参加したことがあるのは東京タワーの方です。東京タワーからの絶景が楽しめますし、一般の方と混ざって楽しめるのも魅力的です。体力を消耗するものの階段での撮影も絵になります。

写真=アクアット・場所=東京タワー(「COSSAN at 東京タワー」)

なお、着ぐるみの場合は割と何度も更衣室に戻ることになるので、1DAYパス変更チケットを持っておいた方がいいでしょう。

作品のイベント

作品によっては、着ぐるみでキャラクターを再現している人が多いものもあり、そのような作品のイベントに着ぐるみがいることもあります。hololive SUPER EXPOや『邪神ちゃんドロップキック』の「邪フェス」、『ラブライブ!』シリーズの同人イベント『僕らのラブライブ!』などがその例です。

ただし、会場というか、コスプレエリアの広さ次第というところがあります。事前に様子を調べておいたほうがいいかなというふうには思います。

ワンダーフェスティバル・コミックマーケット

どちらも年2回行われる日本最大級の即売会で、場所が広いこと・着ぐるみを売り子にしているサークルもいます。ですから、事前にあたりをつけておけば、着ぐるみに会うことができます。また、コスプレエリアもかなり広いので、着ぐるみを出す人たちも多いようです。私は残念ながらまだ行ったことがないのですが、朝香果林で行ってみたい気持ちもあります。

着ぐるみに会えるイベントに行ってみよう

ここまで読んだあなたはきっと、着ぐるみが好きなのだと思います。

もし、あなたがまだ着ぐるみを持ってはいないけれど、着ぐるみをこの目で見たいと思っていたとしましょう。フォローしている着ぐるみが、今度いつどこそこのイベントに行きます、ということをSNSでお知らせしていたら、会いに行ってみてはいかがでしょうか。着ぐるみは、着るのが好きという人ばかりではありません。見るのが好きという人もいます。

そして、最初に書いた通り、「着ぐるみに会えるイベント」というのは「着ぐるみで参加できるイベント」ですから、着ぐるみもあなたに会いたがっている、はずなのです。

いつか、イベントでお会いしましょう。