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投票先をどうやって決めている?-Xのスペースを使って、選挙情報の集め方について友達と話してみた-

2024/10/27に投開票日を迎える今回の衆議院選挙。

僕は普段から政治に対する関心は強い方だと思っているけれど、実際のところ、選挙の際にはSNSで流れてくる情報だけで投票先を決めていることが多かった。

これでいいのか?あまりに受動的すぎないか?

とはいえ、投票先を決めるにあたって、どうやって各政党の公約や、立候補者のことを調べていくのがいいんだろう?

もっと皆と選挙の話をしてみたい。
単純に、他の人たちがどうやって情報を集めて、何を判断基準にして投票先を決めているのかを知りたい。

そう思って以下のような投稿をした。

こちらの投稿に対して友人が
「やろう!」
と手を挙げてくれたので、早速やってみたら、想像以上に楽しく、学びになる時間を作れた。

これは自分でも何度も開催したいと思ったし、ぜひ他の人にも真似してみてもらいたいので、開催する上でのポイントをまとめてみる。


どのように開催したか

まずは、実際に当日どのように進めたかについて。

いつやるかの告知は事前に行った上で、20:00からXでスペースを友人と開始。

①開催の趣旨と課題意識を話す。(冒頭書いたこと)

②今回は各党の政策の良し悪しを語るのではなく、あくまで「投票先を決めるにあたって、選挙の情報をどのように集めているか?」ということに焦点を当てるということを強調。

③参加者同士、どうやって情報を得ているか、また、その情報の中で何を判断基準にしているかについて話し合う。(今回は2人で1時間ほど)

④参加者同士でやってみての感想を話す。

⑤可能であればリスナーの方からも感想をいただく。


開催する上でのポイント

といっても一つだけ。
「投票先を決めるための情報をどのようにして集めているか?何を判断基準にしているか?」
ということについてだけ話すこと。

もっと言えば「特定の政党名を出さないこと」

個人的にはどの党を応援しているかなどもオープンに話せた方がいいとは思っているけれど、そこはそれぞれの主義主張がぶつかり合いやすい部分ではあると思うので、政治の話をすることに抵抗感がある人も参加しやすいよう、政党名を出さないというルールにしておいてもいいと思う。

実際、今回もほとんど政党名は出なかった。それでも深く、楽しく政治の話を出来るとわかったことはとても大きな学びだった。


どんな話が出たのか

・そもそも解散から選挙までの期間が短いので、全ての情報を追いかけるのは難しい。

・ボートマッチ(いくつかの質問項目に答えると、考えの近い政党がわかるもの)を活用する

・複数のボートマッチを使ってみる

・日常的に政治家のアカウントをフォローする

・テレビの政見放送を見る

・街宣を聞きに行ってみる

・討論会を見る

・友達と話してみる

など。

色々な人と継続的にやってみると面白いかも

冒頭の問題意識から試しにやってみたけれど、想像以上に楽しかった。
「若い政治家に投票したいけれど、それが支持政党とは違う政党から出ている場合に、どう考えるか?」
といった、皆はどう考えているんだろう?と思っていたことを話し合い、色んな人の考えを聞けた。

そもそも選挙や政治の話はもっとオープンに話されるべきことだと思いながらも、自分もなかなか人と話せていなかったので、「楽しい」と思いながら話す場を作れたのは貴重な経験になった。

今回、とても簡単にだけれど、開催の背景とやり方、やってみての感想をまとめたのは、ぜひ多くの人にやってみてもらいたいから。

正直、投票日までもう日がないので、今回の選挙までにはなかなか開催出来ないかもしれないけれど、選挙期間以外でもSNSを利用してこうした話し合いの場がたくさん開かれていたら、それはなんだかとても面白そうだなと思う。

一人一人がポツリポツリと開催しても面白そうだけど、何人かでチームを作ったりして、ハッシュタグを作ったり、交代交代で毎日開催したり、と少しずつ広げてもより面白そう。

と、ここで書き終えてもいいけれど、「自分もやってみよう」と思ってくれた人のために、開催するにあたってのポイントをもう少しだけ挙げてみる。

主催者のためのちょっとしたポイント(かも)

・終わりの時間を決めておく(1時間ぐらいにしておくと良さそう。)

終了間際に参加者が増え、スピーカーになってくださる方が増えて、想定していたよりだいぶ時間が長くなってしまったので、疲弊しないためにもきっちり終わることは大事。

実はスペースを使うのは初めてだったのだけれど、終了間際に参加してくれた方やスピーカーになってくださった方がいると「せっかくだから」という気持ちが働いてしまって延びてしまうなと思った。
ここは心を鬼にして、すぐ終わりにしてもいいと思う。

ついつい話が広がりがちなので、情報の集め方と判断基準に話を戻すことを意識する

政治に対して思うことが多すぎるとついつい話が脱線しがち、今回も「そもそもの選挙制度が与党に有利になっている〜」「日本の主権者教育が〜」となった。

もちろんこういった話も大事だし、脱線も楽しいけれど、ヒートアップしてしまうこともあるので、意識的に「まあ、そんな主権者教育とか全く受けていないなりに、どうやって判断してる?」など、話を戻すことを意識する。

録音に関してはどちらでも

もともとnoteを書くつもりもなかったので、録音しておけば、実際に聞いてもらえてわかりやすかったかもな〜と書きながら思ったけど、変に録音すると話しにくくなる可能性もあるので、慣れないうちはヘタに残さずその場限りの話にしてもいいかも。ここは参加者の好みで。

ひとまずパッと思いつくのはこんなところ。
他には、複数回開催していって、深掘りをしていくのも面白いかもしれない。

例えば今回、「国防に関する質問がやけに多いものがあるなど、会社ごとのボートマッチによって質問に偏りがある」という話が出たのだけれど、
「次回までに5社のボートマッチを試してみて、どう感じるかを話し合う」
などの場を設けると、より学びが深まっていくと思う。

一人ひとりに出来ることをコツコツと。
あー楽しかった。

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西村 征輝(にっしー)
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