僕たちは、”テクノロジーの民主化が加速する”世界の中で生きていく。
みなさん、こんにちは。
「テクノロジーで、飲食店の場を豊かに」をビジョンに掲げる
リディッシュ代表の松隈です。
飲食店向けのマーケティング・ファイナンス支援事業を展開するスタートアップ企業を経営しています。
今日のテーマは「”テクノロジーが民主化が加速する世界」について自分たちが「どうあるべきか」。
哲学めいた話が中心になるかもしれませんが、ぜひ読んで頂きたいです。
テクノロジーの民主化が組織と事業にもたらす示唆
リディッシュはテクノロジーの懸け橋になりたい。
私は、そう思っています。
その背景には「テクノロジーが世の中を豊かにしてきた」という認識があります。
テクノロジーには負の側面もありますが、ベストセラーになったFACTFULNESSにも記載がある通り、世界の貧困に代表されるような不幸は減少しており、人類はテクノロジーによって課題を解決してきており、人々の豊かさを促進してきたと思います。
そして、ここにきて「テクノロジーの民主化が加速していること」が挙げられます。
歴史を振り返ってみると、一部の国家や資本家が富や技術を独占してきた時代が長く続いていました。しかし、インターネット技術の登場により、情報格差が縮小し、更にハードウェアの革新によってスマホ等を通して誰でも最先端の技術に触れ、使うことができる時代になりました。
そして、ここにきてソフトウェアの領域では生成AIに代表されるように誰でもAIに触れることができるようになり、ハードウェアの領域ではいよいよ量子コンピューターが実用段階にきている状況にあります。
この状況は、従来にも増して、テクノロジーが行き渡る速度の加速を生むと思っており、それを称して「テクノロジーの民主化の加速」と言っています。
テクノロジーの民主化を、私なりの言葉にすると
「これまで当たり前でなかったテクノロジーが、日常の生活インフラに溶け込む」ということです。
今後は従来にも増して、最先端のテクノロジーと共存する「民主化」が必ず起きると思います。
生成AIや量子コンピューターなどの最先端の技術が意識されない状況で裏で動いている、生活のインフラになっている状況が生まれると思います。
そして、私はこの「テクノロジーの民主化」が進むと、一見矛盾しますが、それを使いこなせる人と、使えない人、もしくは使わない人の極端な2極化が起きるのではないかと思っています。
ビジネスを手掛ける上では、私たちはそんな世界に置いていかれないようにしないといけない。
そのためには「テクノロジー」に対してのインプットや、学習し、使いこなせる側の組織・人材になることが重要です。
ここから、テクノロジーが民主化する世界で、リディッシュはどういう未来を描いているのか。
そんなお話を少しさせてください。
一言で言うと、リディッシュは「媒介者」になりたいと思っています。
媒介者、つまり。
テクノロジーを使える人とそうでない人のブリッジになって、テクノロジーを行き渡らせる役割です。
これこそが、リディッシュの使命であると考えています。
この「媒介者」という定義の補足を「事業・組織」に分けてお話します。
事業と組織から「媒介者」としての未来を描く
事業面から考える
リディッシュは中小ベンチャー企業の人にテクノロジーを届けていきたいと思っています。テクノロジーが民主化する時代に、使いこなせるようにテクノロジーを誰もが使いやすい状態で世の中に届けるということをやっていきます。
現在のリディッシュの事業ドメインは飲食と会計です。
まずはこの2つの領域に対して、テクノロジーを活用したソリューションを提供していきます。
テクノロジーを使いこなせる人とそうでない人を分断するのではなく、
誰もがテクノロジーをうまく活用し、自分の魅力を最大限発揮できる世界をつくりたいです。
例えばですが、財務・会計領域の仕事に、いち早く最先端のテクノロジー活用することで、
テクノロジーを活用できるCFOに全ての中小事業者が支援を受けることが可能な世界=「CFO民主化」、つまりテクノロジーに力によって限られた人しか一流の財務の専門知識を受けることができなかったものを、全ての事業者に届けるということも可能ではと思っています。
事業と資金というのは両輪で考えるべきものですが、中小事業者では事業についてはその道のプロであっても財務・お金周りは得意でない人が散見されます。
CFOが民主化されると、事業の魅力がより引き出され、成長を実現する可能性が高くなります。
このように、リディッシュが「媒介者」としてブリッジになることで、
新しい形の「テクノロジー×民主化」を世の中に生み出していきたいです。
組織面から考える
次に、媒介者となる組織をつくる上で大事にすることについて3つお伝えします。
①テクノロジーを吸収できる人材で組織をつくること
先ほども少し書きましたが、まずはテクノロジーを”知る”ことが大事です。
社内ではよく「知らないことを知る」という言葉を伝えたりします。 まずは自分がテクノロジーについて知らないことを認識し、常に知ろうとすること。
民主化する世界の中で、まずはそれを”知る”ことが全ての始まり。
そして、ただ知るだけではなく、自分自身が使いこなせるようになることが重要だと考えています。
②スケールするために仕組み化すること
仕組み化できる人材を育てていきたいと思っています。
私は仕組み化には創造性が必要だと考えていますし、
仕組み化においては、他の仕組みを転用できないかと思考することが大事です。
例えば製造業でトップのトヨタは素晴らしい仕組みを持っています。 トヨタの「自働化と自働化」という考え方は知っている方が多いと思います。
「自動化」・・・人の”作業”を機械に置き換える事を指す。
「自働化」・・・人の”働き”を機械に置き換える事を指す。
自分たちがやっている作業と、働き(=仕事)の中で、仕組み化できることはないか?
機械(=テクノロジー)に置き換えることで、生産性が上がらないだろうか?
そんなことを考えながら、仕組み化を意識できる人材で組織をつくりたいと思っています。
③価値を届けること
3つ目は、リディッシュの仕事・サービスに共感してくれる人に寄り添い、テクノロジーの媒介者として、わかりやすくかつ成果が出るように
価値を届けることです。
顧客志向を極めながら、
顧客が活用できる形で価値となるテクノロジーを届ける。
そのためには、「知」を吸収し、仕組み化し、
事業を創造するという流れが大切です。
そして、最後は顧客に”泥臭く届ける”姿勢を持つことを大事にしてほしいなと思います。
必ず、テクノロジーが民主化する時代になります。
私たちはその世界線を生きていかねばなりません。
繰り返しになりますが、その時に大事なことは、
テクノロジーを使いこなせる人になることです。
そのために必要な考え、思想を今回のnoteで言葉にしてみました。
新しい時代が始まります。
テクノロジーが民主化する世界を楽しんでいきましょう。