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【小説】Recycle Mafia

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時代の変化に翻弄される若者がとある重大事件の犯人達と関係を持ってしまう 裏社会の人間との繋がりを持ちやがて「人間」のリサイクル業を営む話
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2024年5月の記事一覧

Recycle Mafia#2-8 approach

金曜日 この日も爽やかな秋晴れ。 こんな日は、彼女と手をつないで、紅葉狩りにでも行きたい…

goruge
3か月前
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Recycle Mafia #2-7 last plan

火曜日 澄み渡った青空。まさに秋晴れの朝を迎えた。 食欲の秋。運動の秋。読書の秋。芸…

goruge
4か月前
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Recycle Mafia #2-6 #third plan

秋の夜風を背中に受けながら、小走りで駅に向かう。 いつもなら電車とバスで移動なのだが、今…

goruge
4か月前

Recycle Mafia #2-5 second plan

人間の欲望は果てしない」 って誰かが言ってたっけ。 つまり生きるってことは、探求し続ける…

goruge
4か月前

Recycle Mafia #2-4 first plan

秋の夜の公園。 噴水前のベンチで、明はひととおり話終えると、安心したようで、ポロポロと涙…

goruge
4か月前
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Recycle Mafia #2-3 deep impact

人の悪口で盛り上がった経験は少なからず、誰にでもあると思う。 それは当たり前のことで、人…

goruge
4か月前

Recycle Mafia #2-2 second impact

十一月に入り、やっと暑かった夏も終わったと思ったら、急に肌寒くなってきた頃。 3人は、久しぶりに休日を満喫していた。 シンゴは錦糸町の例の居酒屋「富士山」で、ナチとサシで一杯やったあと、DVD屋さん帰りのイチと合流して、錦糸公園にやってきたのだ。 涼しくなってきたし、公園で呑もうというわけだ。実際寒いのだが。 この頃になると、シンゴたちも、例の少年「明」の件では、動くに動けず、姉の真美からも、その後、DVを受けたとの報告はないので安心していた。 ただ、1つ心配なのは、イチがこ