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すごい上昇!トランプラリーは続くのか!?急騰銘柄チェック!

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=qEkFCRJoAhA

あるころうのNISA投資チャンネルです。

今週はすごかったですね!
指数はS&Pから中小小型のラッセル2000まで急騰しました。
個別銘柄を見ると、20%以上上昇する銘柄もちらほら出てくる1週間でした。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。

今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。

5日、火曜日は大統領選がありました。結果はご存知の通りで、その影響が一気に相場に広がりました。後でみていきましょう。

6日水曜日は、
ISMサービス業、購買担当者指数が発表されました
前回54.9、今回予測53.8のところ、結果56と、好調の基準である50を超えた数値で、前回、予測ともに超えた状況でした。

8日、金曜日には、FOMCで政策金利の利率が発表されました。
予測通りの25bpの利下げでした。

FOMCでの発表では「雇用とインフレの目標達成に対するリスクはほぼ均衡している」と、雇用を守るために利下げすることでインフレ再燃のリスクもあり、そのバランスをとっている状態を説明しました。
「経済見通しは不確かで、委員会は2つの責務の両サイドに対するリスクに注意を払っている」と、付け加え、
インフレが2%に向かいつつあることに関して「自信を深めている」から「進展した」に変更し、方向性は2%に下がっていることを前提に、下がり続けているという認識を示しました。
労働市場に関して「今年の早い時期以降、労働市場の状況はおおむね緩和してきた。失業率は上昇したが低いままだ」と記し、パウエル氏は労働市場について「堅調」と表現したことで、現状、失業率上昇に警戒しつつも歴史的にはまだ低い状況であるとの認識を示しました。

9日、土曜日は、
ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されました。
前回70.5、予測71のところ、結果73でした。

それでは為替ドル円を確認します。
先週152.9円台から大統領選がトランプ氏にほぼ確定したところで、一時的に155円に近づき、8日のFOMCの利下げ発表前には、152円台と153円台の間で推移し、現在152.5円台になっています。
先週末より低下していますね。

続けて株式市場の状況を見ていきます。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、
先週44のフィアを示していたインデックスは、
現在62のグリードとなり、欲が強まりました。

次にフィア&グリードインデックスの構成指標をいくつか確認します。

S&P500から見るマーケットモメンタムは、先週のフィアから、現在エクストリームグリードになりました。
125日移動平均線から急に離れていますね。

プットコールレシオは、先週0.71でニュートラルから、現在0.67でグリードとなりました。

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数は
先週22.24ポイントのニュートラルから、現在14.88ポイントでニュートラルが維持され、恐怖感は減少しました。

セーフ ヘブンデマンドは、先週1.54%でニュートラルから、現在3.64%でグリードへ恐怖が低下しました。

イールドカーブは、先週の0.12から、現在も0.04と、10年国債利回りが低下し、2年国債利回りが上昇しているため、スプレッドがほぼ0に近づいています。

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、米国経済は、トランプ氏の大統領選再選をみこし、一気に強気に向かっています。

フェドウォッチツールを確認します。年内最後の12月18日には、1段階の利下げが主な予測で金利は425-450bpとなっています。
先週と比較すると、現状維持の予測割合が増えました。
失業率は低いままの一方で、トランプ大統領再選の実現に向けて物価上昇リスクを感じとっているのかもしれませんね。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。

S&Pは先週の終値5728ドル台から、今週終値5995ドル台、
先週から
+267ドル
+4.7%
でした。

NASDAQは、先週終値20,033ドル台から、今週終値21,117ドル台で引けました。
先週から
+1,084ドル
+5.4%
でした。

中小小型株ETFのラッセル2000は、出来高を伴って上昇し、週の初めと終わりで9%以上の急上を記録しました。

日経225は、先週終値38,015円台から、今週終値39,500円台で引けました。

インド ニフティ50は、先週終値288ドル台から、今週終値285ドル台で引けました。

シンセン総合指数は、先週終値1,468ドル台から今週終値1,562ドル台で引けました。

ゴールドは、先週2,735ドル台から、現在2,684ドル台となっています。

ビットコインは先週、1,056万円台から、現在1,173万円台になっています。

長期米国債ETFのEDVは、先週71ドル台から、今週73ドル台で引けました。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。

9日 ブルームバーグ、
「ウォール街の25年利下げ予想後退
-トランプ氏勝利やFRB議長発言で」
という見出しによると、
ウォール街のエコノミストやストラテジストは、今月の米大統領選におけるトランプ氏の勝利とパウエル議長のコメントに基づき、来年の米利下げ予想を後退させており、バークレイズとトロント・ドミニオン銀行の両行のチームはトランプ政権下で移民規制が強化され、輸入関税が引き上げられる可能性を指摘。こうした政策はインフレを加速させ、米金融当局の政策の方向性を変える可能性があるとした。
少なくとも最初の数回は利下げ続くとしていた予想撤回。
とのこと、利下げによる経済の活性化への期待が低下しています。

9日 ブルームバーグ、
「マスク氏の純資産3000億ドル突破-トランプ氏勝利でテスラ株急伸」
という見出しによると、
テスラのイーロン・マスクCEOとトランプ米次期大統領との緊密な関係が同社の追い風になるとの期待から株価が急騰し、マスク氏の純資産が約3年ぶりに3000億ドル(約45兆7920億円)を突破した。
これは、5日終値から28%高で、マスク氏の資産は3137億ドルに
とのこと。
アークインベストメントのキャシーさんも喜んでいますね。

セクターと個別株チェック

今週のセクターと個別株チェックです

今週のS&P500のヒートマップは、ヘルステクノロジーと、非耐久消費財、公共事業が不調ですが、それらを埋めるほど、電子テクノロジー、テクノロジーサービス、金融、小売業が好調でした。

シェアの大きい銘柄では、エヌビディア、ブロードコムが9%超え、
オラクルは11%、テスラ27%超えの好調です。

パランティア、スーパーマイクロ、アーム、クアルコムの発表がありました。
動画ではパランティアの決算状況についても触れています。

新旧NISA口座公開

新NISA口座は、1週間で+207,626円でした。旧NISA口座は、1週間で+14,277円でした。
新旧NISA口座は、1週間の合計で+221,903円でした。

(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定

13日 水曜日にCPI消費者物価指数、コアCPIが発表されます。
コアCPI前年比は、前回3.3%、予測3.3%です。

14日 木曜日は、PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されます。
前回0%、予測は、0.2%です。

15日 金曜日はパウエル議長のスピーチがあります。今週FOMC後の状況や、来週発表のCPI、PPIなどの物価情報に関わる発言があるのでしょうか。注目です。
同日
小売売上高前月比が発表されます。
前回0.4%、予測は0.3%です。

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。月曜にマンデイドットコム、水曜日にシスコ、金曜日にアリババの決算発表があります。

終わりに

今週は幅広いセクターで、急騰があり、個別銘柄も選別していればかなりの利益を出すことができた週でした。雇用とインフレは引き続き注目していく必要がありますが、経済指標はトランプ効果の影響が見られる来月の指標が気になります。

来週は、
・月 マンデードットコム
・火 
・水 シスコ、CPI
・木 PPI
・金 アリババ、小売売上高
があります。

また、11月14日には、NVIDIA決算が控えています。

皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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