週明け備えて!米物価は維持、来週末はついに米〇〇発表!中国株式指数が復活!ゴールドが伸び続ける!
動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)
https://www.youtube.com/watch?v=GzgqlCnPZZQ
あるころうのNISA投資チャンネルです。
今週もいろんなことが起きすぎて疲れましたね。
日本人として一番の懸念は、昨日の自民党総裁選でしたが、高市さんになると思いきや、石破さんが選ばれましたね。
また、週の初めには中国の大規模な景気刺激策の発表、
米経済では物価指標で注目されているコアPCEの発表、
銘柄ではマイクロンの決算がありました。
振り返りつつ、来週の超重要指標の発表に備えましょう!
このチャンネルでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株、政策中心のデータや話題を取り上げ、動画を見れば大体わかるというのを目指しています。
また、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。
経済指標とセンチメントチェック
まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。
今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。
26日 木曜日に「耐久財受注高の前月比」が発表されました。
前回9.8%、予測-2.6%のところ、結果0%でした。
耐久財には、自動車、家電、航空機、工業機械などがあり、この指標は、企業の設備投資や消費者の大きな購買の動向を把握するために重要です。
同日、GDP成長率4半期の発表がありました。
前回1.6%、予測3%のところ、結果3%でした。
そして27日 金曜日は、重要なインフレ指標の「コアPCE前月比」が発表されました。
前月比は、前回0.2%、予測0.2%のところ、結果0.1%で成長が鈍化しました。
これは、金利を上げてインフレを低下させる政策の効果です。
コアPCE前年比もチェックします。
FRBはこの指標を2%目標と設定しています。
前回2.6%、予測2.7%のところ、結果2.7%となりました。
前年比だと、目標値まではインフレは抑え込められていませんが、
現在、懸念されている労働市場の冷え込みが加速する前に、利下げが始まっています。
同日、個人所得前月比が発表されました
前回0.3%、予測0.4%のところ、結果0.2%でした
インフレは抑えつつも、景気は維持したいところなので、この指標は今は下がらないほうがいいですね。
個人所得は、個人がさまざまな源泉から得る収入の合計を表します。
この指標は、家計の経済力や消費者の購買力を測定する上で重要な役割を果たします。
為替ドル円を確認します。
先週143.8円台から、総裁選で決選投票が決定した後に急騰し、石破氏が新総裁に決定した後に急落しました。
現在、142.1円台です。
続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、
先週63でグリードを示していたインデックスは、現在68のグリードが維持されています。
次にフィア&グリードインデックスの構成指標をいくつか確認します。
S&P500から見るマーケットモメンタムは、先週のグリードから、現在も125日移動平均線の上でグリードを示しています。
プットコールレシオは先週0.74でニュートラルから、現在0.66でエクストラグリードへ、先々週から恐れの弱まりから急激に強欲方向に変化しています。
VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数は
先週16.15ポイントのニュートラルから、
現在16.96ポイントでニュートラルが維持されています。
セーフ ヘブンデマンドは、先週0.70%でニュートラルから、現在-0.33%でフィアになりました。
債券需要の比率が高まっています。
2022年7月以来2年以上の期間逆イールドを示していたイールドカーブは、現在0.2とプラス圏を維持しています。
今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、
・経済指標は、物価は維持で、インフレも抑えられている雰囲気ですが、個人の消費行動は低下しています。
・投資家心理は、強欲へ
・ただ、リスク回避行動は一部にある様子です。
・イールドカーブはプラス圏維持で、大きく変化は見られませんでした。
若干個人の消費行動に懸念があるものの、総じて強気となっています。
来週の失業率がどの程度か注目されます。
フェドウォッチツールを確認します。
先週9月18日のFOMCで、利下げ幅、50ベーシスポイントの利下げで、現在の政策金利の目標は、475-500bpとなっています。
次のFOMCでは、50ベーシスポイントの利下げ幅が主な予測となっており、先週よりも50bp予測が上昇しました。
また、年内の利下げ予測は今から75bpが主な予測ですが、一部ではさらに25bp下げる予測も先週より増加しています。
週間主要チャートチェック
それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。
S&Pは、先週の終値5,702ドル台から今週終値、5,738ドル台
先週から
+36ドル
+0.6%
でした
NASDAQは、先週終値19,791ドル台から、今週終値20,008ドル台で引けました。
先週から
+217ドル
+1.1%
でした。
日経225は、先週終値37,731円台から、今週終値39,741円台で引けました。
しかし、日経先物でこの前後の状況を確認してみると、
水曜日から木曜日の初めまでは横ばいで、木曜の夜にかけて徐々に上がり始め、総裁選の正午に一時下落へ進んだものの、決選投票が決定後に急激に上昇し、ほぼ4万円。決選投票が決定後に急激に下落し、2,500超えの急落となっています。日本株を持ってい方は、月曜日が結構怖いと思います。
石破さんの今後のコメントで動きがあるかもしれません。
インド ニフティ50は、先週終値308ドル台から、今週終値312ドル台で引けました。上昇が続いていますね。
シンセン総合指数は、先週終値1,142ドル台から、今週終値1,356ドル台で引けました。
新政策の発表で期待が高まっています。
年初来で確認すると、今年の下げは取り返していますね。すごいです。
ゴールドは、先週2,621ドル台から、現在2,657ドル台となっています。
不確実性の中で、まだ上昇を続けています。
5年チャートで見ると、2020年のコロナ禍のピークが、2023年の後半まで抵抗線になっていましたが、突き抜け上昇中です。
ビットコインは先週898万円台から、現在956万円台になっています。
長期米国債ETFのEDVは、先週80ドル台から今週も80ドル台で横ばいでした。
ニュースチェック
続いてニュースチェックです。
27日 ブルームバーグの見出し、
【日本株週間展望】反落へ、石破新総裁で円高警戒-米景気指標も注視
では、自民党総裁選で石破茂元幹事長が選出されたことを受け、為替の円高進行や金融所得課税の強化を警戒した売り
来週の日本株は反落の見込み。
を伝えています。
総裁選直前までの動きでは、9月4週の東証株価指数(TOPIX)は週間で3.7%高と続伸(ぞくしん)し、終値ベースで8月の暴落前の水準を回復しました。
為替市場で円安が進み、輸出セクターを中心に買い安心感が広がりました。総裁選を前に高市早苗氏が勝利することを織り込んだ動きもありました。
28日ロイターより、
米国のインフレデータを受けて利回り、ドル安、ダウ平均株価が過去最高値を更新
の見出し記事では、
見出し通りコアPCE発表後に、ダウ平均が過去最高値を記録したことを取り上げています。
また、中国の景気刺激策が追い風になって世界の株価指数が過去最高値に達し、欧州株も史上最高値で終えたことを報じています。
24日ブルームバーグより、
中国人民銀、広範な景気刺激策発表 -不動産・株式市場をてこ入れへ
の見出し記事では、
デフレスパイラルに陥っている中国経済に、中国人民銀行は、広範な景気刺激策を打ち出しました。
中国株式市場に少なくとも8000億元(日本円で16.2兆円)の流動性支援、最大5兆3000億ドル(日本円で約762兆円)相当に上る既存の住宅ローンの借り入れコスト引き下げなど、複数の景気刺激策を発表しました。
これを受けて先ほどの、中国株価指数の上昇が見られました。
セクターと個別株チェック
今週のセクターと個別株チェックです
今週のS&Pのヒートマップは、先週ほど好調ではないものの、電子テクノロジーセクターは、アップルのわずかな下落を除けば全面緑というところですし、製造加工セクターは好調で非耐久消費財、公共事業、通信セクターは悪くない結果でした。
ヘルスケアテクノロジーが不調で気になるところですね。
今週は水曜日にマイクロンの決算発表があり、決算発表後の時間外取引で窓を開けて急上昇して、若干戻しています。
決算前に仕込めたかどうかと言われるとリスクが高すぎて難しかったですね。
ファンダメンタルをチェックすると、右側の赤枠EPSは、0.7ドル
左側の赤枠PERは162倍とかなり割高です。
今回は、前回赤字から利益を出せたことが評価された様子です。テクニカルも、アナリスト評価も買いシグナルが転倒しています。
同じく決算発表のあったアクセンチュアは、年初来チャートで、今月の高値からの下落を戻せそうでしたが難しそうですね。
新旧NISA口座公開
新NISA口座は、1週間で+88,812円でした。旧NISA口座は、1週間で+278,505円でした。新旧NISA口座は、1週間の合計で+367,317円でした。
(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)
来週の予定
来週は1日火曜日に、パウエル議長のスピーチがあります。
同日日本時間の夜には、ISM製造業購買担当者指数が発表されます。
前回47.2、予測47.2です。
ISM製造業購買担当者指数は、毎月、米製造業の購買担当者に調査を行い、新規受注、生産、在庫、雇用などの状況を集計します。指数が50を上回ると拡大、50を下回ると縮小していることを示し景気の先行指標として、注目されています。
また、現在懸念されている労働市場の指標の一つ、
ジョルツ ジョブオープニングスの発表があります。
前回7.673ミリオンに対し、予測7.65ミリオンです。
ジョルツジョブオープニングスは、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示します。
この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。
3日、木曜日は、ISMサービス業、購買担当者指数が発表されます。
前回51.5、予測51.5です。
ISMサービス業購買担当者指数(PMI)は、米サービス業の経済活動を測る指標です。
サービス業の購買担当者に毎月調査を行い、新規受注、事業活動、在庫、雇用などの状況を集計します。指数が50を上回ると拡大、50を下回ると縮小していることを示します。経済全体の動向を把握するため、製造業PMIとともに注目されています。
4日、金曜日は、非農業部門雇用者数が発表されます。
前回142,000人、予測145,000人です。
非農業部門雇用者数は、通常毎月第 1 金曜日に発表される雇用レポートで、米ドル、債券市場、株式市場に大きな影響を与えます。
同日、現在大きく注目されている失業率が発表されます。
前回4.2%、予測4.2%です。
来週は、PMIと労働市場の経済指標が盛り沢山なので、11月のFOMCの利下げ予測にも影響を与え、株式市場も上下があるかもしれないですね。
続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
今回決算を、The Story of MoneyのXアカウントを参考にすると
カーニバルは、19.25ドルにレジスタンスがあり、出来高を伴えばターゲットは20.96から25.18ドル
人事関連のアウトソーシングサービスのペイチェックスは、強気
スパイスメーカーのマコーミックは、 88.55ドルがターゲット
オーガニック食品のユナイテッドナチュラルフーズは、強気
とのことでした。
終わりに
今週はイベントが多かったですね。
自民党総裁戦は、逆転劇で日経株価時間外取引で急落、為替も円高へ動き、日米投資家はそれぞれががっかりな金曜日でした。
中国市場は急進し、インド指数、ゴールド、ビットコインも全て上昇、米国株式指数も好調となっており、為替の行方を注視しながらも、総じて好調な状況ではないでしょうか。
皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!
それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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