めっちゃ族とふーん族についての考察
心屋仁之助さんが、
人には、「めっちゃ族」と「ふーん族」、
という別々の人種が混在してて、
同じ人種と思い込んでることが、
人間関係の不理解や、
トラブルの原因になっていると、
発見しました。
感情豊かに気持ちで繋がる、めっちゃタイプと、
じっくり自分の気持ちを味わう、ふーんタイプです。
めっちゃ族は、ふーんという薄いリアクションに、
寂しくなって、悪意すら感じてしまうが、違うのだと。
これ、
精神医学では、古くから、類型論や気質論といって、
クレッチマーとかユングとかの精神病理学者が、
循環気質、
外向型
(≒めっちゃ族)
分裂気質、
内向型
(≒ふーん族)
とかに、タイプに分けることができるとした学説があって、
それにほぼ一致するかと、僕は思ってます。
要は、人には生まれつき、性質の違いがあるのだと。
猫と犬で、本能的に行動習性が異なり、
混じり合うことがないように。
正確な歴史や学術的なことは、
学者さんに任せるとして、
実際の話をしましょう。
患者さんのお話しを聴いていて、
人と人のすれ違いって、
気質の違いだなぁ、
と、気づいた場面があったのです。
相互ストレス刺激に対する反応性で、
タイプが顕著に現れてくる。
循環気質(めっちゃ族)の人の話。
「嫌なら嫌って言ってよ!」
「ちゃんと伝えない方が、悪いのよ!」
って言います。
感情表現、響き合い、分かち合い。
歩み寄りの精神です。
一方、分裂気質(ふーん族)の人は、
「嫌なら、近くに来なければいいでしょ!」
「こっちに見に来る方が、悪いのよ!」
って言います。
ソーシャルディスタンス、自閉の利用、
個人主義の精神です。
お互いの言い分はわかるけど、
どっちにしても、
相手の性質の違いを、
「そっちが悪い」
「そっちがおかしい」
とジャッジしてしまって、
(# ゚Д゚) \ どーん /
><なんでわかってくれないの!!!><
/ ばーん \ (#・∀・)
と、なってしまう(笑)
あなたは、どちらのタイプでしょうか。
ちなみに、
僕は完全に、ふーん族です(笑)
また不思議なのが、立場や状況、人によって、
この役割は、入れ替わることもあって、
面白いのですが。
そんな視点を持つだけで、
ちょっと落ち着きを取り戻すことができるかも知れませんね。