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つらい気持ちを担ってくれた自分の中の小さな自分たち
内在性解離、という概念は、
正式な精神医学用語ではないのですが、
治療的に有用な概念だと思った、
今日一日でした。
例えば、今日の患者さん、
Aさん
以前とはだいぶ違います。
仕事はしんどいけど、流せるようになって。
でも、やっぱり、こんなことではダメだ、
この選択をして後悔する自分と、
これは成長のための苦労だからという天使の自分と、
両方あるんです。
(今はどちらも大事にしているんですね)
Bさん
最近、調子が悪いんです。
気分も落ち込んでいます。
怒りや衝動が出てきて、人にぶつけてしまいました。
どうしたのでしょうか。
(以前からの「現実感がない」という一番の悩みは?)
あ、そういえば減りました。
(生きてる証拠やねぇ(笑)
Cさん
わかっているけど行動できない。
行動しようとしても、あれこれマイナスの予測が膨らんで、
何かしようと意図しただけで、こんなこと言われるんじゃないか、
あんなことになるんじゃないか、
と、妄想が浮かんできて結局何もできない。
(それは何歳から?)・・・5歳?
(担ってくれた小さな自分の融合)
Dさん
やっぱり、できない自分はダメ!と思う、
できなかった自分を責めてしまう・・・
(その声はいつからするの?)・・・7歳、
(その声の主と影響を受けた考えを、光の柱へ分離)
・・・などなど、
今日だけでも、6、7件は、このような
内在性解離、パーツワークで扱う場面がありました。
生きてる以上、辛い出来事は避けては通れないけれど、
その感情は時間経過とともに、必ず自然に消化吸収され、
辛かった過去の記憶、人生の糧になっていくものです。
それが、いつまで経っても、過去の出来事が今起こっているかのように、
リアルに感情が噴出して、そんな気持ちを何度も何度も反復する場合は、
凍結処理されて、分離された自分があるかもしれませんよ。
そんな自分を見つけたら、決して責めずに、
優しくヨシヨシしてあげてくださいね。
よーし よーし ( T_T)\(^-^ ) がんばったね。