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自分から見える自分だけの世界をひそかに堪能する

こんな自分から見える、自分だけの世界を、
ひそかに堪能してやろうではないか。

このスタンスが、好き。
マイペースな毎日がとても心地いい。

今日も自分だけのタイミングで空腹感を感じ、
自分にしかわからない味つけを工夫して、
自分しか知らない失敗をしながら食事を準備し、
その味わいの楽しみは自分しか知らない。

自分が選んだお気に入りの椅子に座って、
自分だけしかわからない迷いや葛藤を感じ、
自分にしかわからない考え事をめぐらして、
自分の部屋から見て、聴いて、感じた風景と感じ方は、
世界に一つ、自分だけのものだ。

自分のちょっとした冒険があって、
遊びがあって、人知れず小さな工夫に満ちた毎日。

気が向けば、こうやって、
その経験を表現してみることもある。

自分の体験を自分のものとしてじっくり味わって楽しむ、
「ふーん族」という人種と、
自分の体験をねぇねぇ聴いてとシェアすることで楽しむ、
「めっちゃ族」という人種と、
人類は2つの人種に分かれていて、

表向きにはあまり気づかれないまま混在し、
日常生活を営んでいるらしい。

僕は基本的には、自分の体験は、
ひそかに自分だけで堪能するタイプ。

自分の中で、体験をこねこねして発酵させて、
感覚が言葉になりそうな所まで来たら、
シェアしてみてもいいかな、と思える。

その途中でシェアしようとすると、
言葉になっていない自分の感覚が、
パッと風に飛ばされて、
消えてしまうような感じがするから。

そうやって自分にこもって、自分の感じ方を大事にできるようになると、
逆に自分以外の感じ方にも耳を傾けようという気になるから不思議。
人と繋がるために、自分にこもる必要がある。

大きい声で話をしたり、TVやSNSで発信している人が、
目立つけど、目立っているだけで、
本当は、誰にもシェアされていない、
小さな個人的冒険の毎日のほうが主役。

あなたはあなたの視野から世界を見て、
あなたの聴覚で、あなたの部屋の音を聴いて、
自分にしかわからない手触りや匂いを感じて、
世界に一つだけの自分独自の世界を持っている。

そんな一人ひとりが作る個人的体験世界が、
パラレルワールドになって重なって、
パズルピースみたいに世界を作っていると思ったら、みんな、すごい。
比較できるような代物ではない。

今日は、どんな一日でしたでしょうか。
小さな小さな、でも、自分だけの大切な一日。


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