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「先生のおかげで」と「先生のせいで」の関係

アマゾンプライム会員だと、
映画とかドラマシリーズが無料で観れるのがあるので、
僕の日々の楽しみの一つです。

「風に立つライオン」が、プライムになっていたので、
昨日はこれを観ていました。

大沢たかおさんの医師役で思い出すのは、
JIN-仁- これもハマりましたね、
これも、プライムで全話観れるので。

図2

仁先生のキメ台詞、
「神は乗り越えられる試練しか与えない!」
これをネタに、講演会をしたこともあります。

米倉涼子さん演じるフリーランスの天才外科医、
ドクターXもプライムで、一時期ハマりましたよ。
キメ台詞は、「私、失敗しないので!」
言ってみたいもんですねぇ(笑)

お医者さんが、医師のドラマを観たら、
どんな感じかですか?

いや、お医者さんって、こういうものかぁって、
参考になりますよ(笑)
人の病や命に向き合う医師という立ち位置は人間ドラマの宝庫です。
このモチーフの物語は、医師が人生をかけて患者に尽くし、「先生のおかげで」という感じが出てきます。その無償の愛のあり方に感動します。

しかし、必ずドラマの主人公たちが次に突き当たるのが、医師の無力、人間の無力だと思います。
そこにどう向き合っているのか、
それでもどうあるか、
そこから臨床のリアルが始まって、専門職の人は共感するのではないでしょうか。

「風に立つライオン」、では、「先生のおかげ」感がたっぷりなのですが、
「先生のせいで…!」と恨まれるシーンがあります。
「先生のおかげ」と「先生のせいで」は、裏表の関係にあると思います。
医療というものにすがりたい気持ち、何かに希望を持ちたい気持ち、でも本当はお互いに、自分の命を生きることを見つけていくプロセスなんですね。
何かのせいにしている生き方から、自分の生き方へ。

僕は、医師じゃない人が医師のドラマを観たら、
どんな感じがするのかを体験できないので、
逆に興味がありますけどね。





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