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移住したい、と思ったことがなかった。2

家が人生で一番高額な買い物、とはよく言う。
いまでこそ持ち家率は低下しているが、それでも、一番高額な買い物だった人・になる人は多いだろう。

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※出展:『40代50代の持ち家比率が減少し続ける理由は何か?』(土地活用ラボ for Owner)


移住において、どの地域に住むか、を重視するのは言わずもがな、
どんな家に住みたいか、も多くの人にとっては重要だ。
古民家が良いのか、仕事場と一体化させた家が良いのか、とにかく安く済ませたいのか、
海の近く、山の近く、スーパーの近く……

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出展:『「若者の移住」調査【 結果レポート 】』(一般社団法人 移住・交流推進機)


人生で一度きりかもしれない移住に、
人生で一度きり且つ一番高額な買い物もしないといけないとなると、
移住者は大変だ。
 さぞかし大変だ。
  とっても大変だ。
   まったく、選択というのは難しい。
(どこか他人事な言い方なのは、自分でまだ家を買おうと考えたことすらないから…へへ)

そんな大変な彼らをサポートしようと、
(というか、その裏側にはもっと色々な文脈があるのだろうけど、)
自治体側も家に関していろいろな取組を実施している。

例えば、
移住というと多くの人がサツキとメイの家のような古民家に住むことを連想するかもしれないが、
それっぽい家もあればそれっぽくない家もある。

そんな空き家(=古民家)を上手に見せているのが、鹿児島県伊佐市だ。

一つ一つの物件に、なんとも魅力的なキャッチコピーがついている。
この趣は時間でしか表現できない。悠久の時を経て平成、そしてその先へ。」とか、上手。


ただ、実際には、空き家は老朽化が進んでいることが多く、
そのまま住める空き家は多くないため、改修が必要となる。
だから、長野県辰野町では、リノベーションをイベントとして実施している。


また、高知県室戸市では、空き家の改修費を240万円も(!)補助してくれる。


お得な取組つながりでいうと、
宮城県七ヶ宿町では、新築の一戸建てに20年間住むとその土地と家を無償で(!)もらえる。


お得じゃん!!!
だけで移住することは危険な行為で、
家以外にも多々ひっくるめて決断すべきことだが、支援があるなら使わない手はないとも思う。


移住者インタビューを読んでいると、
その地域に移住を決めた理由は「たまたまこんなことがあって…」という、運命に身を任せたような流れも多い。
同じく、家探しも「ちょうどビビッとくる家が…」というタイミングとフィーリングだ。
移住者は、理想の住まい像を固めつつ、自分で探しつつ、周りからの紹介を受けつつ、大変を乗り越えるのだろう。

今後、移住するかわからないし、
人生で一番高額な買い物が家になるかもわからないけれど、
良い土地の良い家に住みたいものですね。

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