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事例研究「現場の看護を見つめる」

 山梨県立大学看護実践開発研究センター事業の本研修は、自己の看護実践を記述し、分析から、実践の意味を見出すとともに、看護実践へのモチベーションの向上を図ることを目的に、臨床経験3年以上で、考察したい看護実践事例をもつ看護職者を対象に全5回の研修会を実施しました。
 受講者自身が見つめ直したい看護実践事例を持ち寄り、各回の研修目標に沿って、自己の実践の事例の意味を記述するため、講義、グループワークや個人ワークに熱心に取り組み分析を行いました。実践事例の分析について、成人教育論、省察的学習論をご専門とされる三輪建二先生(昭和大学認定看護師教育センター 客員教授)による講義を受講し学びを深めました。
 最終回では、実践事例とその意味について一人ずつ発表しました。

1. 研修目標
 1)自己の看護実践の状況を記述できる。
 2)実践の事例から、なぜその事例が気になったのか記述できる。
 3)自己の看護の疑問について看護研究はどこまで明確になっているのか 
   検索できる。
 4)実践事例の分析方法について理解できる。
 5)実践事例を分析できる。
 6)実践事例の意味を記述できる。
 7)実践事例について考察し、発表できる。 

2.研修プログラム概要          
9月5日(木) 
 講義「ナラティブと看護実践」 
 演習「自己の実践を記述してみる」

9月30日(月) 
 講義・演習「蔵書検索及びデータベース検索の方法」 
 演習「自己の実践と文献の照らし合わせ」

10月22日(火) 
 講義「対人関係専門職の省察的実践」

11月26日(火)
 演習「実践事例のグループでの共有と意見交換」

12月23日(月)
 演習「実践事例の発表準備」
 成果発表会「実践事例の発表」

<第3回 三輪健二先生の「対人関係専門職の省察的実践」の講義>
<第5回 成果発表会>